#40 世界遺産訪問記(百舌鳥古市古墳群・2023/11/5)(2)
前回からの続きです
百舌鳥・古市古墳群、構成資産めちゃくちゃ多いんですよね
10.茶山古墳(ちゃやま)
仁徳天皇陵古墳の中堤と一帯に作られている円墳です
外濠越しにしか見られないのでこの写真ではほぼ何か分からないですね
こちらとこれの東隣の大安寺山古墳は濠に挟まれた堤の上に作られており,仁徳天皇陵古墳とは相当に強い結びつきを持っているのでしょうが、詳細は分かっていないようです
11.大安寺山古墳(だいあんじやま)
茶山古墳同様に中堤と一体となった円墳です
古墳の規模としては大安寺山古墳の方が若干大きいようです(大安寺山古墳:直径62m、茶山古墳:直径56m)が、写真では分かりませんよね
12.源右衛門山古墳(げんえもんやま)
仁徳天皇陵古墳の北東に築かれた円墳で、陪冢の一つと考えられています
墳丘は2段に築かれていて、周囲には幅5mの濠が巡らされていたのですが、現在は埋められています
濠の位置は舗装の色を変えて示しています
13.塚廻古墳(つかまわり)
仁徳天皇陵古墳の東側に築かれた円墳で、外濠と接するほど近くに築かれており陪冢の一つと考えられています
2段の墳丘の周りに幅10mほどの濠が巡らされていたそうです
周囲は駐車場と民家に囲まれています
14.長塚古墳(ながつか)
5世紀中頃から後期に築かれた前方後円墳で、墳丘長106.4mと比較的規模も大きく、仁徳天皇陵古墳からも少しだけ離れているので、陪冢ではないと考えられますが諸説あるようです
周辺には幅14mの濠が巡っていたそうですが現在は埋められ住宅地となっています
15.花茶碗
仁徳天皇陵古墳の周りをぐるりと一回りしたところで、長塚古墳そばの「花茶碗」にて古墳カレーをいただきました
スプーンもシャベル型です
古墳観光と合わせてこちらのお店を訪れた皆さんのノートもたくさんあり、気さくな店主の居心地の良いお店でした
16.旗塚古墳(はたづか)
こちらも大仙公園の中にある古墳です
5世紀中頃の帆立貝型古墳で、現在の周囲の濠は公園増資時に復元されたものだそうです
こちらも仁徳天皇陵古墳からは少し離れていますので陪冢ではなく独立した古墳と考えられます
17.七観音古墳(しちかんのん)
こちらも大仙公園の中にあります
履中天皇陵古墳の外濠沿いに位置することから履中天皇陵古墳の陪冢と考えられています
18.寺山南山古墳(てらやまみなみやま)
履中天皇陵古墳の外濠に接して築かれた方墳で、履中天皇陵古墳の陪冢の一つと考えられています
もともとは墳丘の周りには濠が巡らされていました
19.履中天皇陵古墳(りちゅうてんのうりょう)
ミサンザイ古墳とも呼ばれる、仁徳天皇陵、応神天皇陵に次ぐ日本で3番目の規模を誇る前方後円墳です
現在も残る外濠の外には更にもう一回りの外濠が巡らされていたそうです
台地の端に当時の海岸線と平行するように築かれており、海から古墳の姿がよく見えるように築かれたと考えられています
海から訪れる外交使節などに対してヤマト王権の強大さを誇っていたのですね
写真だと変わり映えのしないこんもりした森が写っているだけなのですが、まだまだ続きます