【ボイス🆓】美人記者とボディガード大ピンチ
美人記者とボディガード大ピンチ
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元ネタはこちら
編集部の応接室で、由理と丘宮編集長は2人きりで話した。
「そうか。そんなことがあったのかあ」
まるでサスペンスかアクション映画のような非日常の出来事に、丘宮は考え込んでしまった。
「で、由理はどうする?」
「脅しには屈したくありません。脅迫は卑怯です。犯すなんて脅されたら、女はその場では言うこと聞いちゃいますよ」
相当怖い目に遭ったようだ。男の丘宮でもその恐怖は想像できる。
読みながら聞いてもらうと
聞きやすいです
とにかくレイプされなくて良かった。
「屈しないということは由理。まだ書くつもりか?」
「書きますよ。あたしがされた一部始終を全部」
「危険だろう。次はないと脅されたんだろ」
「もちろん丸腰でそんな記事を書いたら、次は命まで取られるかもしれません。勇気と蛮勇は違います」
由理は、丘宮の目を真っすぐ見た。
「そこで編集長。あたしのために、ボディガードを雇ってください」
「ボディガード?」
「はい」
「わかった。ボディガードを雇おう」
「相談して良かったです。ありがとうございます」
夕方。由理と丘宮は、待ち合わせ場所の喫茶店に行った。
窓際の席に着くと、すぐに長身の男性が若い女性を連れてテーブルに来る。
「丘宮編集長ですか?」
「はい」
「みなです。よろしくお願いします」
由理は163センチだが、見たところ美那の身長はもう少し低い。
美那は、黒い半袖シャツにジーパン。やや染めた髪は肩にかかり、何といっても美人で可愛い。
この華奢な体の女性が、巨悪から自分を守ってくれるとは、由理にはどうしても思えなかった。
由理と丘宮の表情を見て、岡部は笑顔で言った。
「心配御無用。美那は格闘技の達人です。男が10人束になってかかって来ても負けません。アンドレザジャイアントみたいな用心棒が出て来ない限り大丈夫です」
由理は正直に言った。
「あの、ボディガードはてっきり屈強な男性かと思っていました」
「二舟由理さん」
岡部が冷静に話す。
「敵はトイレや更衣室など男性が入れない場所を狙ってさらいに来るんです」
「なるほど」丘宮は納得した。
由理はかしこまって美那を見つめた。
「では、よろしくお願いします」
週刊誌の記事に目を通した美那は、首を左右に振る。
「命がいくつあっても足らない」
「美那さん。記者は体を張った仕事なんです。危ない橋を渡らないと驚くようなスクープは書けませんよ」
勝ち誇ったような笑顔の由理に、美那は言った。
「あたしも命懸けの仕事だから、その気持ちはわかります」