Labo日記:4
後輩の強みとB4時期にすべき事とか
集中力が切れた。
リトルボスが他研究所に出張していない+M2の先輩方が卒業してしまった+同期が就活解禁
ということで,ここ1週間程研究室に俺とB4二人くらいしかいないんだよね。一気にガランとしてとてもさみしい。そして空気が緩すぎて全然気合が入らない。ずっとララランドのサントラを聞いてる(ララランドの素晴らしさについては別の記事で長々と語ろ。もう2回観た)。来週は後輩の学会発表だというのに。
その後輩についてだけど,前までは全然研究室来ないしすぐ帰るし(今ももう帰ってる)イラ立ちしかなかったけど,ここ最近彼の強みが分かってきた気がする。
まず頭の回転が早い。学術的な事に関してもそうだけど,日常生活の中でそれを発揮してる。場の会話を支配して流れを持っていく術に長けてる。ユーモアがあるというか,ウィットに富んだ笑いを生むことができるんだよなぁ。んで,あんま話に乗れていない人への気配りもちゃんとできるし。それがあるから,こんだけ遅くきても,あんまり嫌いになれない。話すと自然と笑っちゃう。すげえな。俺にはできない芸当だ。コンサルとかに向いてそう。
あと自分が何をしたいかに忠実。他人に流されないというか,だからこそ研究が波に乗ってない時は中々進捗が生まれないんだけど。でも知識欲はあって,常に何かの本(経済学とか心理学)を読んでるし,俺が指導してるテーマの論文については実はオレよりも読んでたりしている(特に指示してないのに)。今日なんか,「これ読みました?」なんて,俺がまだ読んでない論文見せられてコピーもらってしまった。あれは悔しかったなぁ。B4の時期にすべき事をきちんと分かってるんだよなぁ。B4の研究はじめた時期は専門書とかテーマの関連論文とかを一杯読み漁るべきで,じゃないと自分が何のために研究をやっているかのテーマ設定があやふやになってしまう。たとえ教授から与えられたテーマでも,そこは自分で再認識するべき。研究の方向性を見失って,効率性がおちてしまう。自分はそれをあんまりやらなくて,でも偶然良い結果出して研究の表面的な楽しさを知る事ができたんだけど(本当はもっと自分でテーマを見つけて解決する事に真の楽しさがあると思う。)今基礎知識が抜け落ちてて本当に苦しんでる。それを分かってるんだよなあ後輩君は。多分電車の中とか家とかで読んでるんだろうな。俺よりよっぽど研究者に向いてる気がする。俺はホントにやってけるんだろうか。
まぁ,なんて毎日ネガティブになりつつ孤独に頑張ってる。このネガティブさが弱みでもあり強みでもあると思うんだよね,俺の。
もう8時かー。今日はあんまり進捗が生まれなかった。またボスへの報告が遅れる。気が重い。
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