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レンタカーで行く一週間アメリカ横断の旅!その2:Day1 サンタモニカ出発編

・Los Angeles International Airport

全日空NH126便、約10時間のフライト、機材はB787、選んだ席はエコノミーの窓際、しかも最後尾。トイレに最も近いのが唯一の利点でしょうか。ほとんど眠れないまま、時差ボケの香りをわずかに感じながら、気がつけばロサンゼルス国際空港に到着。時刻は出発と同じ4月26日の午後3時過ぎです――時空を超えたような気分を抱きつつ、ここからが本番なのです。

さあ、いざアメリカ横断の旅路へ

今回のルートはロサンゼルスからニューヨークへ、およそ5,000kmの大陸横断です。帰国予定日だけが決まっており、ニューヨークのジョンF.ケネディ空港には5月4日までに着けばいい。行く先々に何が待っているのか。期待と少しの不安を抱えたまま、冒険の始まりです。

出発の地に到着

拍子抜けするほどスムーズに入国できました。ESTAではなく観光ビザでの入国だったので多少の不安はありましたが、心配無用でした。気負いすぎて損をした気分で、荷物を受け取り、いよいよターミナルビルへ。

今回の旅仲間は三人。数年前にキューバで知り合ったMさん、そして〝旅のプロフェッショナル”、地球上全ての国と地域を巡った経験を持つ人生の先輩Tさん。そして還暦まであと二年を切った自分。この異色の「中年トリオ」で、アメリカ横断の幕が上がります。MさんとTさんは一足先にアメリカ入りしており、空港到着ゲートで合流する予定です。


Welcome to The United States !! 来ました!

自動ドアを通り抜け、人ごみの中を歩いていると、いました!二人とも満面の笑みで手を振っています。ようやくメンバーが揃い、空港近くのレンタカー会社へのシャトルバス乗り場に移動。そして旅の相棒となる車とのご対面です。当初は日産のRVを予約していたのですが、「せっかくだから」と広々快適なボルボのハイブリッド車にアップグレード。長距離移動にはピッタリの相棒です。

さあ、エンジンをかけ、アメリカ大陸を横断する壮大な旅がいよいよスタート!

新車に近い状態でした

Santa Monica Pier

“ルート66”をご存じの方も多いでしょう。1926年に正式開通し、20世紀初頭には多くの移住者や観光客が西へ向かってこの道を走りました。こうしてルート66は“アメリカの母なる道”として愛され、アメリカの成長を象徴する存在となりました。現在は国道の指定を外れていますが、観光地として多くの愛好者や歴史ファンが訪れる人気のルートです。

シカゴを起点にサンタモニカに至るルート66ですが、私たちは今回、サンタモニカビーチにある「Route 66 End of the Trail」の標識をスタート地点に定めました。夕暮れのサンタモニカ、頭の中では往年のアイドル、桜田淳子さんの『サンタモニカの風』のサビ部分“♪来て~来て~来て~来て~サンタモニカ~”がリフレインする世代の三人です。

駐車場にクルマを停める際、円安影響の初めての“洗礼”を受けました。駐車料金は日本円で約3,000円!いきなりアッパーカットを食らった気分で、三人で苦笑いです。映画やテレビでおなじみの木造の埠頭を歩き、ちょうど日が傾いてきたところで、目の前に「ROUTE 66」の標識が見えました。早速、記念撮影をしました。

記念撮影をする方の多いこと
サンセットは人を呼びます

スタート地点に立ち、いよいよニューヨークへのロングドライブが幕を開けます!とはいえ、今日はまずロサンゼルスで一泊。明日の朝、満を持しての出発です。
夜は決起大会と称して、地元で評判のメキシコ料理店へ。熱々のタコスにスパイシーなサルサを楽しみながら、乾杯!


エル・コヨーテ El Coyote
メキシコ料理で乾杯!

ニューヨークまで無事にたどり着けるのか?ルートはどこを通る?予算は足りるのか?不安も疑問も山積みですが、こういうのが旅の醍醐味というもの。明日から始まる冒険に思いを馳せつつ、まずはこの瞬間を楽しむことにしました。
◇続く


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