見出し画像

レンタカーで行く一週間アメリカ横断の旅!その11:Day8-① ついに来た!ニューヨーク!! 編


Hooray! We are here!

ロサンゼルス空港に到着したのは現地時間の2024年4月26日午後。今回の冒険仲間、Tさん、Mさんと合流し、翌27日からいよいよ横断の旅がスタート。初日はハリウッドを経由し、バグダットカフェを訪れた後、グランドキャニオンで壮大な景色を堪能。そして、28日はモニュメントバレーの大自然に心を打たれつつ、アラモゴードまで移動しました。29日にはホワイトサンズで幻想的な風景に感動し、その後ロズウェルを経由してキャデラックランチへ。30日はスプリングフィールドやタルサを通り抜け、セントルイスまでひたすら爆走。5月1日には本場シカゴでシカゴピザを堪能し、マイケル・ジャクソンの生家を横目にコロンバスへ。2日にはピッツバーグでボリューム満点カロリーたっぷりサンドイッチを味わい、アーミッシュの村を訪れた後、フィラデルフィアで映画『ロッキー』の象徴である階段を駆け上がり、ロッキー像と記念撮影。そして迎えた5月3日、出発してから7日目。我々はついに約束の地、ニューヨークへと到着するのです!

空港横のホテルは朝から航空機の離発着による騒音がすごいことになってます

ニューアーク空港横のホテルを出発したのは早朝。渋滞に揉まれながら走る中、遠くに高層ビル群が見えてきます。「ついに来たぞ、ニューヨーク!」車内はもちろん盛り上がりまくりです。長かった横断の道、ここまでの走行距離はなんと6,000kmを優に超えています。寄り道や回り道をしたせいで、想定よりもだいぶ余分に距離を稼いでしまったけれど、それもまた良い思い出です。

あれにみえるは摩天楼!

ニューヨークが近づくにつれ、車の量は増え続け、気のせいか高級車やきれいな車が目立つように感じます。「さすがニューヨーク、街全体が一段と格上だな」と、勝手に妙な緊張感が高まります。

ニューヨークだ!

ハドソン川を越え、ついにニューヨーク州に突入!そして、まるで映画のセットから抜け出したかのようなブルックリン橋を渡ります。雄大な橋のアーチをくぐり抜けるたび、旅の終着点がどんどん現実味を帯びてきます。

その後、マンハッタン島を横切ります。目の前に広がる摩天楼の壮大な眺め――でも、見惚れている余裕はありません。次々と現れる行き先を示す看板、複雑に入り組む車線、街の勢いに押されながら、ブルックリン区へと進みます。

ハイウェイを下りると、ついにニューヨークの街中へ足を踏み入れました。旅の疲れもどこかへ消え、この街のエネルギーに心が躍ります。「ここまで来たんだ、自分たちの力で」。ニューヨークの風が、達成感とともに私たちを迎え入れてくれました。

摩天楼が目前に!


ブルックリン橋を渡る

ブルックリンの街並みは、マンハッタンの喧騒とは対照的にどこか人情味あふれる下町の雰囲気。そんな眺めが、ロサンゼルスから長旅を経てやってきた我々の心をそっと癒してくれるのでした。「これぞニューヨーク」と胸を高鳴らせつつも、どこかホッとするブルックリンの景色に、自然と顔がほころびます。

ブルックリンの街並み

ブルックリンでの街ブラ中、私の「海外恒例行事」に挑戦します。そう、現地の床屋さんで散髪してもらうのです。今回は憧れのニューヨークで散髪デビューを果たしたい!というわけで、街角を歩きながら目ぼしいお店を探します。実はここに来るまで、散髪チャレンジはことごとく失敗。コロナ以降、予約制の店が増えたせいか、立ち寄るたびに「予約してない?ごめんなさいね」と断られる始末。正直、今回も期待半分・諦め半分で飛び込んだわけですが、扉を開けると「Come Inn!」という天使の声。願いが叶った瞬間でした。椅子に座ると、登場したのはイタリア系マスター。ミラノ生まれと聞いただけで、おしゃれ感が急上昇します。そしてこのマスター、なんともノリノリ!軽快なトークとともに鋏を振るい、あっという間に見違えるような仕上がりに。「ニューヨークの風」を感じる新しいヘアスタイルに、心まで軽くなったのでした。

「世界の床屋から」in New York!
予約なしでも髪切ってくれました

ブルックリンからマンハッタン島に渡り、次に目指すはニューヨークの、いやアメリカの象徴、自由の女神へ!まずは乗り場近くの駐車場に車を停めようとすると、ふと目に入った料金表に度肝を抜かれます。一時間27.88ドル、ざっと日本円で4,500円!「高すぎだろっ!」とツッコミつつも、ここはニューヨーク。仕方ありません。もう金額を気にするのもやめます。

いやー、さすがNew York

気を取り直して、お高い駐車場からバッテリー・パーク(The Battery)へ向かいます。そしてフェリー乗り場に着いた瞬間、またもや驚愕。何人いるのかわからないほどの大行列!係員に聞くと「2時間は並ぶよ」との冷たい現実。自由の女神との対面は断念し、「遠目で拝むからいいもんね」と自分を慰めながら次の目的地へ。

チケット売り場はここから数百メートル向こうなのにここから行列です

次に向かったのはグランドゼロ。あの悲劇的なテロ事件で崩れ去ったツインタワーの跡地です。メモリアルパークには多くの人が集まり、神妙な表情でその場に立っています。静かで厳粛な空気に包まれ、私たちも自然と胸が熱くなりました。

ツインタワーの跡地です

隣には新しく建てられたワンワールドトレードセンター。米国で最も高いこのビル、高さ541.3メートル、なんと104階建て!その展望台に登り、ニューヨークの街を一望します。下を見ると、さっき断念した自由の女神が小さく佇む姿が見えます。遠かったけれど、確かにそこにいました。

高ーーーーい!
絶景が広がります
自由の女神!

展望台からの眺めに思わず口にするのは、「ニューヨーク、ついに来たんだ」。感動と達成感が入り混じり、この街にいることを改めて実感したのでした。
つづく


いいなと思ったら応援しよう!