世界のどこかで散髪する旅 インドネシア・ラブアンバジョ編
インドネシアには大小含めればそれこそ星の数ほどの島があり、その一つ一つが違う顔を持ち魅力的なモーションを投げかけてくる。数多くのエントリーの中から今回の旅の目的地に決めたのはコモド島。決め手はやはりあの凶暴な奴ら、コモドオオトカゲが生息するという島だ。
インドネシアのジャカルタからバリ島経由でフローレンス島へ。数年前にコモド空港と名称変更したからか、建物には大きなコモドドラゴンがウェルカムポーズ。
フローレス島の西端に位置するラブアンバジョ、そのメインストリートにはダイビングやコモド島ツアーを売りにした代理店が数多く並んでいる。ゲストハウスやカフェ、レストランもここに来れば問題無し、すべて解決。
そんな賑やかなメインストリートをずっと歩いていくと徐々にローカル色が濃くなってくる。観光客も少なくなってきた辺りにあったのがこの店だ。
我ながらよくぞ見つけたこの床屋。なかをのぞくと奥に腰掛けて暇そうにしていたマスターがニヤリとしながら右手でカモーンの仕草。
狭い店内はムッとする暑さだ。席に着くとマスターは扇風機のスイッチを入れてくれた。柔らかな風が汗まみれの顔と湿ったTシャツを心地よく通りぬける。
左手に櫛、右手に電動バリカン、多くの国で見て来た定番のスタイルは此処でも踏襲されていた。床屋さんの師匠を辿っていくと、サラブレッドの様に数人のマスターに行き着くのではと考えてしまう。
ラブアンバジョの伝承者はきっちりと仕事をこなしてくれた。
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コモド島では奴らとも対峙できました。
さらにフローレス島では蜘蛛の巣状に広がるヘンテコな田んぼも見てきましたー。