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10月20日の田んぼ

そもそも谷津田は水が溜まりやすい。ここのところ大きな台風が二つも到来して大雨が降ったので、稲刈り後の田んぼだというのに薄っすらと水が張ったような状態。二番穂がだいぶ伸びて刈らなきゃと思ったものの、水浸しでは刈払機が使い辛い。

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というわけでまずは水をなるべく抜くために水路を掘ることに。

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こうやって鍬(くわ)で土泥をすくっては畦(あぜ)へ積み上げます。なかなか重労働。独りだと気が遠くなるような作業ですが何人かでやれば割と捗ります。

そう! 田んぼは古来、人間が助け合って営んできたのだ。

近頃は生産性を高めるために大型の機械使って何でもやれちゃうから人が孤立してしまって機械がないと米が作れなくなってしまった。我々は“農業”やってるわけじゃないので、仲間と和気藹々できる範囲でやればいい。身体はキツくても心はユルい。そんな“農”で在りたい。

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こんな畦際でしたが、

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こんな感じで水路に。

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田んぼの中の細い水の通り道も、

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溝を掘って水路に。

溜まってた水が川のように流れ出します。

どこまで水が抜けてくれるかはお楽しみ。

今回は午前中4人、午後は2人加わって6人と人手余裕があったので、並行して畦の草刈りをする。こちらは機械を使います。今回、刈払機を1台買い足して2台を使ってほぼ全ての畦の草を刈ってしまいました。機械の力は絶大なのだ。

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午後から応援に来てくれた仲間が珈琲を入れてくれました。

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美しい田んぼを眺めながらの珈琲タイムは至福の時。

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1日の仕事が終わり身体や農具に付いた泥を落とします。この田んぼは井戸水が湧くので水はふんだんに使えます。

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いつでもいくらでも水を使えるって田んぼの世界では当たり前じゃないのでほんと有難い。

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夕暮れ時の陽を浴びて谷津田が一段と美しく輝いてました。 

この谷津田がいつまでも美しく在りますように。

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今日、手伝ってくれた仲間たちに感謝!



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