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ただいま家出中#003 横川から自転車で移動してみて、初めて長野への道がつながった。

前回の小田原&熱海行きで見つかった課題は、荷物の軽量化だった。あまり深く考えずに仕事道具のパソコンやスマホや、着替えなどをリュックに詰めていくと10kg近い重さになっていた。最初はあまり苦痛を感じなかったのだけど、ロードバイクも輪行バッグに入れて担いでいるので、電車の乗り換えの時が結構大変だ。自転車が邪魔にならないように一番前か一番後ろの車両に乗るようにしていたのでホームの端まで歩くことになる。

そこで、どこまで荷物を軽量化できるか。その荷物で自転車の移動がどれだけできるものかを試してみることにした。今回の目的地は長野。横川までは電車で移動、そこからロードバイクに乗り、碓氷峠を越え軽井沢、小諸、上田を通って長野に向かうことにした。距離にして約90km。

今回はパソコンの代わりにiPad。どれだけ仕事ができるものなのか怪しいけど試してみないことには始まらない。着替えも極力少なくしてなんとか6kg以下に抑えられた。この重さで碓氷峠を越えられるのか?まぁ軽井沢にさえ辿りつければあとは再び輪行で長野まで電車に乗るという手もあるし。

横川からの道は、最初の碓氷峠へのアプローチは単調な上り道で面白みがなかったが、峠道に入ると気持ちがいい。勾配もそれほどキツくないし、交通量が少ないので走りやすい。途中のめがね橋は旅情をくすぐられる。一気に軽井沢まで1時間ほどで到着できた。荷物はもっと軽くしたいところだけど心が折れることはなかった。

軽井沢から小諸まではひたすらまっすぐの下り。苦労なく距離が稼げるのは嬉しいけど、この道を帰るのきついぞ。直登は心が折れそう。この時点で帰りは輪行が決定した。

上田城を横目で見ながらほとんど道を間違えることなく一気に進む。こうやって自分の足で移動すると、それぞれの街の位置関係がよくわかる。軽井沢も上田も長野も、車や新幹線で行ったことがあるのでどこも街並みは覚えているんだけど、この道はここにつながっていたのかという発見があって面白い。休憩をしようと思っていたコンビニがなくなっていたり。

途中から向かい風が強くなり長野までの最後の20kmがキツかったが6kgの荷物を背負って走り切ることができた。できれば半分の3kg程度に抑えたいところだけど仕事もするとなるとそれはなかなか難しそうだな。

長野では仕事の空間に小布施に行ったり、飯綱の友人を尋ねたり楽しい日々を過ごせた。帰路は篠ノ井から軽井沢まで輪行。軽井沢からは下り基調の碓氷峠を越え、再び横川から輪行で家路に着いた。

長野で宿泊したのは、ADDressの長野A邸。シェアハウスの一室がADDress会員の部屋として割り当てられている。3階に部屋があるので、ロードバイクを担いで階段を上がるのがちょっと大変だったが慣れだね。

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