心は孤独な狩人 感想
カーソン・マッカラーズ「心は孤独な狩人」を読み終えました。この作品を知るきっかけはたまたまXでどなたが薦めていた本で、村上春樹さんは翻訳されていたのも気になり、手を取ってみました。
600ページ近くある小説なんて読むのはほんとに久しぶりでしたので、読み終えるか不安でしたがノロノロを3ヶ月近くかけて読み終えることができました。
感想
当時20代だった著者が、処女作で複数の登場人物の事をこんなに細かく掘り下げて、それぞれの人物の心の内を丁寧に描写しているのは普通に凄いことだなと思いました。
当時は天才を呼ばれていたのも頷けると思いました。
物語の後半の黒人医師コープランドと流れ者ジェイクの、互いの思想について感情を剥き出しになって語り合う場面がとても印象に残っています。
https://www.shinchosha.co.jp/book/204203/
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