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人生で3度目の。

ぼくは今非常に夢中になっているものがある。

それは。スティッチだ。

良いオッサンが何を言っているんだ、とお思いになるだろう。
しかし、この歳にして、はまってしまっているのだ。

以前にも書いたが…スティッチに出会う前までの夢は
「白バイ警官になること」だった。
しかし、スティッチと出会ってからは…「スティッチになること」に夢が変わったのだ。

▼3人の好きなキャラクター

ぼくは生きてきた中で大好きになったキャラクターは3人目だ。
まず、20代の時に、「どこでもいいしょ」の井上トロが好きになった。
我が家には等身大トロがいるくらい、今でも大好きなキャラクターだ。
プレイステーション(ポケットステーション)の時から大好きで、今でも携帯ゲーム「トロとパズル」は一日に一回やらないと気持ち悪いくらいだ。

トロは最初のPSゲームの時は「名前」を付ける事ができた。自分の「トロ」に名前をつけていた。ゲームがエンディング=お別れになるのがとってもつらかったのを今でも覚えている。

ただ、お別れしてもトロは人間になる、という夢を追い求めていると感じるとぼくはどこかウキウキしていた。
だから、トロとパズルで久々に会った時には感涙した。

次に好きになったのは…10年弱前くらいだ。
のげやまくんにドはまりした。彼は神奈川県は横浜市にある野毛山動物園の近くに住んでいるキャラクターで地域の掲示板、Twitterなどなどで「のげ」のというおしゃべりとともに、ぼくを癒してくれている。
あくまでも非公式のキャラクターではあるが・・・ぼくの中ではのげやまくんほど、野毛山を愛している人はいないのではないか、と感じている。

この春、緊急事態宣言が発出されていた時に新和座の松井ともみの朗読でのげやまくんの絵本朗読動画を公開した。(この朗読はのげやまくんと発売元の星羊社さまのご快諾の下、公開しています。)

のげやまくんと初めて会った時、それはTwitter上だった。
「のげ」という言葉で語りかけてくる彼にどこか懐かしさとそして、茶目っ気を感じたのだ。

のげやまくんのぬいぐるみと共に色々な場所へ行くと…どこか視点を変えて風景を見る事ができる。
低い視点、普段登らないようなところから見る視点、広い視点・・・
ぼうけんを一緒にしていると色々なことに気づく。

そして3人目がスティッチだ。
これは、劇団員の松井が稽古中にスティッチの物まねをしていたことに始まる。やはり緊急事態宣言発出時に、稽古がままならない中、ある種楽しみにしていた「スティッチ」とのおしゃべりが出来なかったのだ。

そこで動画などでスティッチの映画やアニメ番組、スティッチエンカウンターというTDLのアトラクションの動画を見ているうちに、スティッチそのものにひかれてきたのだ。

ちょうど同じころ、松井から和田洋人先生の「殿さまとスティッチ」という漫画作品があることを教えてもらった。
このマンガを読んで更に”スティッチ”にハマったのだ。

財布も携帯ケースもキーホルダーもすべてスティッチにした。

そして・・・夢が変わったのだ。スティッチになりたい。

▼なりたい理由

この2,3日、冷静に「何故、スティッチになりたいのか」考えてみた。
それは・・・スティッチが万能ということへのあこがれなのかもしれないと思った。

ぼくは小さい頃、ヒーローに憧れていた。
かっこよく悪者を倒し、女の子にも人気がある、ヒーロー。
そのヒーロー像とスティッチはどこか一致するものを感じたのではないか。

スティッチは自分の体重の3000倍の重さを持ち上げる事ができる。
知能もスーパーコンピューター並みなど言う。

そうなのだ。
スティッチのように、万能になりたいのだ。
だから、夢が白バイ警官からスティッチに切り替わったのだ。

そして。もう一つ。

▼挑戦して、オハナとともに乗り越えてゆく

スティッチのアニメや映画を見ていると…
万能なスティッチでも、トラブルに巻き込まれる。
そんななか、オハナ(仲間や家族)と共に、挑戦し、それらに乗り越えていく姿が見て取れる。

こんな歳のぼくはその姿に非常に憧れるのだ。
スティッチとオハナが持てる知恵を出し合い、助け合い、いっしょに乗り越えていく姿にとても憧れるのだ。

だからこそ、ぼくの夢が「スティッチになりたい」となったのだ、と改めて感じた。

▼3人には・・・

井上トロ、のげやまくん、スティッチの3人には共通するがあると感じている。
それは、「いっしょ」というキーワードと「おしゃべり」だと感じている。

それはゲームだったり、ストーリーだったり、キャラクターの特性はもちろんあるが、3人は常にぼくらといっしょにいてくれて、学び、共に成長してくれるように感じている。

そして、ゲームの中やアニメの中ぬいぐるみであっても、どこか、ぼくらのおしゃべりに応えてくれているような気がしてならない。
でなければ、「夢を追っている」とも「視点が広がる」とも「こうなりたい」とも思わないはずだ。

人生で3度目にはまったキャラクター。スティッチ。
井上トロ、のげやまくん。
ぼくは、彼らと共にこれからもいっしょに生きていくだろうし、夢を追いかけ、視点を変えて、そして・・・スティッチのようにオハナと共に苦難を乗り越えて生きてく。一歩でも彼らに近づくために。

▼14日には・・・

最後になるが・・・10月14日には和田洋人先生の「殿さまとスティッチ」最新、第2巻が発売されるとのことです。
もちろん、スティッチになりたいぼくは買います♪


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武藤賀洋
舞台演出家の武藤と申します。お気に召しましたら、サポートのほど、よろしくお願いいたします!