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CL愛知2022 使用デッキ解説
こんにちは、YSMRです!
先日開催されたcl愛知2022エクストラレギュオープンリーグに出場してきました!!
結果は2-3で予選ドロップと、全然誇れるような結果ではありませんでしたが、初のcl出場記念に使用したデッキ構築記事を書きたいと思います。
また、自分が使ったデッキはエクストラレギュでは昔からあるデッキタイプなのですが、最近の解説記事がないので、これから組んでみたいと思っている方の参考にしてもらえたら幸いです。
・使用デッキ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75228804/picture_pc_6bd228cb77961bd11222ce320334daff.png?width=1200)
早速使用したデッキのリストです。
エクストラの凶悪なロックデッキとして有名(?)なショックロックです。
まずは軸となるカードを紹介。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75229953/picture_pc_02c956343b17c0bb22f943d8a9c8e2cd.jpg?width=1200)
基本的な動きとしては、バトル場にムーランド、ベンチにピカチュウを準備します。
↓
ピカチュウをライチュウに進化し特性[エボルショック]で相手をマヒにします。
↓
回収ネットでライチュウを手札に戻し、ピカチュウをまたベンチに出します。
↓
メモリーエネルギーがついたムーランドでヨーテリーの技「ものひろい」でトラッシュの回収ネットを回収します。
毎ターンこの動きを繰り返して、相手のポケモンを半永久的に動けなくして、その間にジュジュベ&ハチクマンでデッキを削り、LOでの勝利を目指すデッキとなります。
マヒ状態だと逃げることも出来ず、技も使えません。
また、ムーランドの特性[ばんけん]により、相手はサポートが使えません。
エクストラレギュでの入れ替え手段は基本グズマか軽石なので、先程の盤面が出来上がると、相手のポケモンの入れ替え手段をほぼ全て封じられます。
ポケモン入れ替えが殆ど採用されないエクストラレギュだからこそ決まりやすいロックデッキですね。
それでは、各カードの採用理由などについて解説していこうと思います。
・採用カード解説
・ムーランドライン 3-2-4
メインポケモンその1。
当初は2-1-3での採用も考えていたが、安定感を出すためにヨーテリーはやっぱり4枚欲しい。
スタートして困らないし、盤面整うまで壁にするならヨーテリーが1番都合がいいです。
また、対こくば対面だと「アストラルビット」でヨーテリーが2体気絶するので、3体並べておく必要があります。
ハーデリアの特性[おたからサーチ]もとても便利なので2枚あって困ることはないです。
レベルボールでサーチ出来るし、進化して特性でサーチのために使ったレベルボールや進化のおこうを拾えば、実質ノーコストサーチとして使えます。
ムーランドは2枚でも足りなくはないですが、序盤に引いた場合はハイパーボールのコストにしたりプラターヌ博士で巻き込んだりと、トラッシュに行く可能性が高いので、2枚採用だと後でレスキュータンカを使うタイミングがシビアになります。
万が一ロック突破されたときに後続のムーランドが立ってないと厳しいですし、ゆっくりでいいので2体目を立てるためにも、ムーランドは3枚が無難かと思います。
・ライチュウライン 2-2
メインポケモンその2。
ライチュウは1枚しか使いませんが、サイド落ち考慮で2枚。
ピカチュウは2体並べておけば、ライチュウに進化したターンに回収ネットが引けてなくても、次のターンに引ければライチュウ回収してもう片方のピカチュウが進化という風にループが組めます。
最悪メタモン◆で代用は出来ますが、欲を言うとピカチュウは3枚欲しいです。
ピカチュウに関しては、XYで何度か収録されているピカチュウなら、HPが60になるかわりにメモリーエネルギーで50%マヒが仕掛けられますので要検討。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75231801/picture_pc_d905635ce02e685dc13c9fc9abde8842.jpg?width=1200)
・アローラベトベトン
居るだけでたねポケモンの特性を止められます。
今回はゲノセクトv、ギラティナ、ケルディオexなどの駆けつける系の特性、コバルオンgxやキュワワーなどの状態異常メタ特性を封じるために採用。ベトベトンの枠は環境によって何を採用するか変わる枠なので、後ほど差し替え候補のカードの項で詳しく解説します。
・メタモン◆
今回の構築だとピカチュウとアローラベトベターの代わりになります。
ベトベトンと一緒で環境によって採用するか変わりますが、採用しないならピカチュウは必ず1枚増やしましょう。
・ジラーチex
サポートサーチ札。
レベルボールと回収ネットに対応していてとても便利です。
・カプ・テテフgx
基本的にはジラーチexのほうがデッキにあっていますが、相手に先行1ターン目にバトル場ソーナンスでエンドされた時のために渋々採用。
ソーナンスを恐れないならジラーチex2枚のほうが強いと思います。
・バトルサーチャー 1
1枚あれば十分です。
サポートはルザミーネで拾えるし。
ハーデリアで拾って好きなサポートに繋げます。
一応回収ネットが2枚ともサイド落ちした時に、AZでライチュウ回収、「ものひろい」でサーチャー回収すれば、毎ターンサポ権使いますがループは組めます。
・ハイパーボール 3
・レベルボール 4
・進化のおこう 1
ポケモンサーチ札。
意外と手札コストがキツイときもあるので、ハイボを1枚おこうに変えました。
おこうならハーデリアサーチでノーコスト連打出来るのが強いです。
・トレーナーズポスト 2
個人的にはあまり好きなカードではないのですが、あるのとないのとではデッキの回りが全然違うので、結局最後まで抜けませんでした……
・ふしぎなアメ 3
ムーランドの進化に使います。
特に言うことなし。
・回収ネット 2
・退化スプレーZ 1
回収ネットは基本的な動きの項で触れた通り。
ジラーチex回収してサポサーチに使うこともあります。
退化スプレーZは、相手のデッキより自分のデッキが先になくなるときに、山札0枚の状態でライチュウに使えば、山札は切れず、次のドローはライチュウなので進化してマヒをまた撒けます。「ものひろい」で回収すれば毎ターンループ出来ます。
・レスキュータンカ 2
プラターヌ博士で巻き込んだ進化ポケモンや、盤面整えるまで壁になってもらったヨーテリーやピカチュウをサルベージします。
・フィールドブロアー 2
ダストダスの道具剥がしたり、先行で貼られたサイレントラボや混沌のうねりを剥がしたりと万能なカード。
・カウンターキャッチャー 1
相手のベンチからマヒで縛りやすそうなポケモンを引っ張り出します。
進化先がいなくて回収ネット非対応のgxやvポケモンを狙いましょう。
センパイとコウハイでサーチすることが多いです。
・パソコン通信(ACESPEC)
序盤にパーツ揃えるのが大事なのでパソコン通信にしました。
・プラターヌ博士 2
1試合に1回はたいてい使います。
ロック完成すると相手の手札は溜まる一方なので、捲くる用のNはいりません。ドロサポはプラターヌ博士だけで十分です。
……そういえばこのデッキエクストラレギュなのにNもグズマも入ってねぇなぁ!?
・ルザミーネ 2
トラッシュからもう1枚のルザミーネとジュジュベ&ハチクマンを拾うことで、2ターンに1回ジュジュベ&ハチクマンを使えます。
エクストラでは有名なルザミーネループですね。
あとたま〜にビーチを拾います。
必ず2枚使うので、サイド落ち確認は必須。
・グラジオ 2
サイドに落ちたパーツを救出します。
2枚あれば安心。
・ザオボー 2
[エボルショック]を防いでくるフュージョンエネルギーをロストさせたり、ダストダスの特性ロックを解除させます。殺意を持って2枚採用。
対メロエッタゲノセクトや対アルセダストで重要なカードです。
ザオボーも環境によって採用するかどうか変わるカードですね。
・センパイとコウハイ 1
このカードのおかげで最速2ターン目にロック盤面整えられます。
めっちゃ強いけど1回しか使わないので1枚採用。
サイドに落ちたらちょっと泣きます。
・ジュジュベ&ハチクマン 1
デッキコンセプト上必須ですが、1枚あれば十分。
サイドに落ちたらグラジオでいつか拾いましょう。
・アズサ 1
テテフ(ジラーチ)&アズサ、エクストラではお馴染みのギミックですね。
スタートポケモンと合わせてヨーテリーとピカチュウは最低2枚ずつは盤面に出しておきたいです。
・AZ 1
回収ネットの代わりになるサポート。
テテフをどかせる唯一のカードです。
・トロピカルビーチ 3
エクストラ最強格&最高額のスタジアム。
初ターンはポケモン並べてビーチ使ってエンドが理想です。
このカードのせいでショックロック組みたくても組めない人もいるとは思いますが、やはりこれが最強のスタジアムですね……
・コトブキムラ 1
ビーチ3枚しか持ってなかったので、1枚だけ採用してみました。ビーチよりコトブキムラのほうが強い盤面もあるので、一概に下位互換だとは思ってませんが、コトブキムラだと終盤に相手に使われてLOを回避されるリスクがあります。
いつかは自分で割る必要がありますのでご注意を。
因みにcl当日はちゃんとビーチが引けたので1回も使いませんでした()
流石にビーチ3枚は高額すぎて再現出来ないと思うので、ビーチ→コトブキムラにしてもいいと思います。その場合は先述のように自分でスタジアム割る手段も考えておきましょう。
・メモリーエネルギー 4
技撃つために必要です。
最大枚数の採用。
・このデッキの弱点
かなり強固なロックを仕掛けることができるデッキですが、もちろん弱点はあります。
・グッズによる入れ替え
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75240349/picture_pc_1f07c3af61daa2c4cb4e43886611acdd.jpg?width=1200)
1番単純なロック解除札です。
特にあなぬけのヒモはこちらのムーランドまでどかせられるので、最も使われて嫌なカードです。
エクストラならそこまで採用率は高くないだろうと思ってましたが、こくばが多い=ソーナンスが多いための対策札なのか、clでは色んなデッキに1〜2枚採用されていた印象でした。
自分のcl3敗のうち、2回はあなぬけのヒモで解除されて負けましたね……
因みにスタンダードのデッキでそのままエクストラに乗り込んできた勇者にはこのデッキは逆に勝てません。
ポケモン入れ替えたくさん採用されているので。
・どくさいみん光線
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75240735/picture_pc_5434cb4285aaa15f4d4ab40d264b483c.jpg?width=1200)
攻撃せずにムーランドにダメージを与えてきます。
ねむりになると技も使えないので回収ネット拾えません。
AZか回収ネットをムーランドに使う必要があります。
・状態異常メタ特性
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75241094/picture_pc_13f6183e89712449a3eb7bd537a5b190.jpg?width=1200)
アローラベトベトンの項でも触れたカードです。
ギャロップだけは特性止める手段がありませんので諦めましょう。
・ダストダス(特性ロック)
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75241179/picture_pc_dcf475bfc74be310cb3d62bae126f118.jpg?width=1200)
特性でロックするのでもちろん刺さります。
他の特性ロックもちはプレイングでなんとかなりますが、ダストダスだけはキツイです。
ブロアーやザオボーをしっかり当てていくか、後述のヌメルゴンを採用しましょう。
・フュージョンエネルギー、隠密フード
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75241449/picture_pc_ba45e6b90532bec2cf7adac98291ddc7.jpg?width=1200)
特性の効果を受けないので、[エボルショック]でマヒに出来ません。
ザオボーで飛ばしましょう。
・差し替えカード候補
採用カード解説の項でも何箇所か触れましたが、環境によって差し替える自由枠があります。
今回のレシピだと
アローラベトベトン
メタモン◆
フィールドブロアーの2枚目
ザオボー×2
辺りが該当するかと思います。
基本的にはショックロックのメタになるカード、ロックを邪魔してくるカードをさらにメタるカード達です。
この項ではそんな枠として採用出来そうなカードを紹介します。
・ヌメルゴン、ヌメラ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75236297/picture_pc_c600eeca6227ba69da80a61e9305e72e.jpg?width=1200)
ダストダス絶対許さないマン。
ブロアー等で道具を剥がした後にヌメルゴンを立てれば、相手は一生特性ロック出来ません。
実はclの2日前ぐらいまでは入ってましたが、アルセダストがそこまで多くなさそうだと思ったことと、2進化をもう1体立てるのはやはり難しいので不採用にしました。
そのためにブロアーを2枚採用にしたという経緯があります。
ヌメラの特性も一部のデッキには強烈に刺さりますので、唯一無二のヌメルゴンの特性と合わせて、これからも採用候補になると思います。
・アローラベトベトン&アローラベトベター
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デッキに採用していない[いかものぐい]のアローラベトベトン。
ポケモン入れ替えなど、グッズによる入れ替え札をデッキから落とせる可能性があります。
アローラベトベターもエネなしドローが出来て優秀。
殴らないデッキが相手のときは、ライチュウでマヒループするより[いかものぐい]でループしたほうが速い場合もあります。
・ガラルギャロップ、輝くガウン
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どくさいみん光線など、殴られずとも状態異常でムーランドが突破されるという事態を防ぐカードです。
・隠密フード
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75237266/picture_pc_16bdd30856cd9b7a25bbe269f20189d9.jpg?width=1200)
攻撃以外でムーランドが倒されるケースだと、インテレオンなどの特性によるダメージですね。
隠密フード貼っておけば防げます。
他にもムーランドに貼れば、ダストダスで特性ロックされていてもサポートロックを継続できたりします。
・アーケン、プロトーガ、リリーラ
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clでの3敗のうち1つが、退化スプレーZで山札0枚の状態でループしてたときに、ポケモン回収サイクロンでロック解除→ゲンガー&ミミッキュgxの「ホラーハウスgx」で退化スプレーZによる山札の回復が出来ず、こちらが逆LO負けというものでした。
太古の呼び声を持つカードを入れればそんな状況は防げます。かなりピンポイントなメタですが……
余談ですが、3体とも復元ポケモンなので、サイレントラボやアローラベトベトンでは止まりません。
・ガラガラ、ポケモンレンジャー
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技による特殊エネルギーやグッズロックを解除します。
レンジャーならオルタージェネシスgxも帳消しにできます。
今回の環境だと3神カイリューがオルタージェネシスgx使ってくる可能性はありましたが、レンジャーに1ターン使うのが弱いのと、サイド取りきられる前に盤面完成させれば3神カイリューには基本こちらのロック解除札が採用されていないため勝てると思ったので不採用にしました。
・頂への雪道、虚ろの海、混沌のうねり
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ロック完成するとビーチは基本不要になるので、妨害用のスタジアムに貼り替えてもいいと思います。
・オムスター、謎の化石
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グッズも封じたい欲張りさん向け。
ただこちらもけっこうベンチ並べるので効果発動はしにくい。
ジュジュベ&ハチクマンの追加効果とAZを組み合わせれば出来なくはないです。
決まれば相手はスタジアムとエネ貼る以外やることがなくなります。
・フレア団のしたっぱ、プルメリ
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ルザミーネループに組み込めば、相手のエネルギーを枯らせます。
・ジバコイルライン
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特定のカードに対するメタというよりは、上記のメタカード達をいれる必要がなく枠が空いたときにいれると1番強いカードです。
ジバコイルの特性[ダブルブレイン]により、サポートが2枚使えるので、1ターン以内でルザミーネループをすることができ、デッキを削るスピードが2倍になります。
アメ進化で運用するならレアコイルは不要ですが、レアコイルは特性[しょうしゅうしんごう]でデッキからルザミーネ2枚とジュジュベ&ハチクマンを一気にサーチ出来るので便利です。
・最後に
長々と話してきましたが、ショックロックの概要と強さ、面白さなどが伝われば幸いです。
特にエクストラレギュでは様々なロックデッキがあり、スタンダードレギュでは出来ないような理不尽なロックも仕掛けられます。
環境的にLOはキツイとは言われてましたが、優勝もLOデッキだったそうなのでまだまだ強さは健在ですね!!
ここまで読んでいただきありがとうございました!