2024年総括3

実はどれかが入選できたけど、表彰式に行けず辞退していたり、ちゃんと落選したり、締切間に合わずで闇に葬られたり。どれも「へへへ」と乾いた笑いが込み上げるものたちになりました。

これは1年を通して書いたものをここに一気に集約したので、この中で1年を書き綴りたいと思う。

話は戻って、兎に角、もう、その時に近い締め切りのものに照準を合わせる!くらいの気持ちで常に書き続けました。

この1年で、書くことに慣れ、文章と向き合う自分に似合うものを探すくらいの気持ちだったのもあって、それはそれは必死に書いては送る生活を。

その中で、完全に世に出ないものとなった(した)のは

・桜の調べ
・雨の日は憂鬱になる
・流れ、咲き。流れ、散る。
・明日は我が身

「桜の調べ」は、初めてエッセイコンテストに出すつもりで書き始めたが、すっごい小説みたいな作品。今、読み返したら、やっぱり最高に良いので、ネタバレすらも書かないことにした。今。ショートショートで出しても良い気持ちになった。ので、一回置いとく。

そして、初めての短編小説として書いたのが以下2つ。

「雨の日は憂鬱になる」は、自己中心的な男性目線で書いた恋愛もの。

天気によって変わるのが女心だけだと思っているの?古いわよ。と言わんばかりの作品で、個人的に、移り変わりって誰にでもあるけど、相対比率で考えると、現代だと男性の方が多くない?そういうの?と。

「決めたからには一生もん!」は流行らなくなってしまった今に、ちょっとの悲しさをエッセンスに少し時代に抗ったものを書きました。

誰かの手では永遠に世に出なくなってしまったので、どっかのタイミングでこのnoteに載せたい気もしますが、断定できません。ごめんね。

個人的には「らしくない」をモットーに。

「流れ、咲き。流れ、散る。」は、時代を交差しながら、帰ってこないあの日を慈しむ夫婦を描いたもの。

これともう一本、コンテストバレするので詳細は置いておきますが、年末に指定されたテーマで書いた「明日は我が身」で、会話劇で有耶無耶にすることで余白を作るスタイルでお届けしましたが・・・。

これは、良くなかった。

良くないというか、どちらもそうだったが、この手法で行くならば、キャラクターの深堀をしなければならない。そうなると2000とか4000だと足りない。これは自分の技術面もそうだが、想像を掻き立たせないといけない。

「流れ、咲き。流れ、散る。」は、情景至上主義!のような気持ちだったので、キャラクターをイメージさせると言うより、会話の中で空間を作り過ぎた。

私は知っているからできることが多い印象でもある。恐らく、全く知らないで見ると訳が分からないよぉなのだ。

今、読み返すと、やっぱり悪くないし、とは言え、評価して頂いたものなので、少し添削してみちゃったりするかもしれない。

未発表には変わらないが、規定は守らなければならないので、難しいかな・・・。色々と悔やまれる作品だ。

打って変わって、それに味を占めたが、やっぱりそうじゃなかったと思い知らされたのが「明日は我が身」である。

これに関しては、マジ本当に勢いで書いた。

出てくるキャラクターとしても内容としても、身近な人との最近を記したもので、良く書けたと思っていた。

というか、私は大体、書き終わると「結構、良いじゃん」と自己肯定感が高過ぎる傾向にある。ちゃんと読み返すと、それなりに評価できるが、終わった時は全然「ヒュー」くらい言っちゃう。

でだ、「明日は我が身」は今、読み返すと「?」が並ぶ。テーマと合っているのかすらも怪しい。

前半と後半で空気感も全然違う。一貫性が無い。これを誰か、出す前に言ってくれよと思う。

気分が悪いので、次にコマを進めよう。

「雨の日は憂鬱になる」
「流れ、咲き。流れ、散る」

で勢いに乗っていた時に書いていたのが「ハッピーライフに背中を向けて」である。

この前に「唇から花束を。」があるので、相当、ノリに乗っていた。

しかし、これは、間に合わなかった。初の長編小説。

「唇に花束を。」がカットバックだったのもあって、これもカットバックに。と思って書き始めたら、グランドホテル形式と呼ばれるものになっていた。

もう、何がなんだか分からないよう。

カットバックとグランドホテル形式に関しては、お調べよの気持ちです。

*カットバック


*グランドホテル

その結果、いつの間にか時間が過ぎていったのが「ハッピーライフに背中を向けて」。

これは、まだまだ世に出した過ぎるので、ネタバレは控えたい。今年こそは!の気持ちである。入賞したい気持ちよりも、書き終わらせてみたいの方がデカい。

で、結局、今年書いたのは

・唇から花束を。1(18,452字)
・桜の調べ(789字)
・雨の日は憂鬱になる(1,013字)
・流れ、咲き。流れ、散る。(1,005字)
・ハッピーライフに背中を向けて(16,890字 未完)
・唇から花束を。2(40,285字)
・明日は我が身(1,931字)

の合計7作品である。なんか、少し、見栄を張りたいので文字数を出しておいた。

こう考えてみると、2023年まで1年程やらせてもらっていた「Smokes in the cafe」のコラムやエッセイ(2024年現在抹消)とは全然違い過ぎていて、改めて、「自由」のありがたみと、恩恵を受けていたなぁと。SITCは1記事1600ー1800字としていたのもあった気もする。

全然、今でもコラムやエッセイは書きたいし、書きた過ぎるが、2025年も「小説」や「手記」などには見聞を深めていきたい次第である。

ただ、みんなの目に止まるまでになるには少し時間が必要かも知れない。

それでも、今年こそ決めてやるぅ!!!!と私の心が叫んでいる。

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