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新しい出会い 再入院編

再入院編を書くことにしよう。

私の病気は手強い。踏んだり蹴ったりでなかなか良くなってはくれない。

時は流れ、6度目の入院の今回。

なぜかご飯が食べれなくなり、眠れなくなった。ニュージーランドから友達が来る前に休むために入院してもいいんじゃない?とお母さんに言われ、先生とも相談して入院になった。看護師さんもみんな顔見知りで慣れた場所への入院だから嫌だと言う感情はなくてむしろ入院できてラッキー。甘々な環境にどっぷり浸かってやろうと思っていた。しかし、猶予は1ヶ月。それを超すと転院ね。そう言われた。意地でも1ヶ月で退院してやる。そう誓った。

朝の10時に診察して、入院が決定。ベットに空きがあったため、当日の入院になった。よく考えたけどなんかあった時にすぐ対応できるから医療保護入院にしとくね。先生にそう言われた。おい。と思ったがまあそんな変わりはないだろうからいいやと。それから書類を書いたりして、検査へ。血液検査、レントゲン、心電図。一通りの検査が終わって外来に戻ると患者さんは誰もいなくなっていた。知ってると思いますが、と言われながら入院の説明を受ける。その後病棟へ。一年目の男の子が部屋まで案内してくれた。PCRの結果が出るまで1日は個室管理。前は3日だったから緩くなったね。1日目は部屋でぼーっとしてた。そんなこんなしてたら夕方になってた。大好きな看護師さんが部屋覗いてウィンクして去っていった。笑 あした夜勤だからまた来るね。と。

次の日には大部屋に移動した。そしてなんと、七夕レクの日だった。うちわにシール貼ったりしてみんなでワイワイ作った。ここの病院は七夕、ハロウィン、クリスマスにレクがあるんだけど、前の入院と合わせてレク全制覇したねなんて看護師さんにからかわれた。レクに合わせて来てんじゃないの?って笑われた。

その後だんだんみんなと仲良くなって朝から晩まで女子会。女子と言っても認知症のおばあちゃま、元気なおばさま方の中に混じらせてもらってたって感じだけど。本当はダメだけどみんなでお菓子広げてわけわけしながら食べてはしゃべっての繰り返し。楽しかったなー

看護師さんもたくさん構ってくれた。特に一年目の女の子。一緒に散歩してたわいもないこと話したり、しんどい時にお話聞いてくれたりした。ありがとう。前いた看護師さんたちは相変わらずで変わってなくて少し嬉しかった。気にかけてくれてたくさんお話ししてくれた。嬉しかった。

1ヶ月経つ目前で退院が決定。退院の日、これで入院は最後にしよう。もう戻ってこない。そう誓って病棟を後にした。みんなが最後手を振ってくれた。入院初日に部屋まで案内してくれた看護師さんはもう戻って来ちゃダメだよと言ってた。

優しい場所の優しい人たちがいるこの病棟にまだ居たいっていうのが本音だけどいつまでもいる場所じゃないって1番よくわかってるから前を向い進まなきゃ。大丈夫。ゆっくりでいいからねって言ってくれた言葉と共に歩いていけるはずだから。

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