Tableauで市区町村地図を作成してみた

2024年1月15日 00:05

はじめに

DATA Saber挑戦中のApprenticeです。
DATA Saberで取り扱う、サンプルスーパーストアのデータでは、都道府県へのマッピングを行いますが、細かな市区町村単位で表現できないのかな？と思って調べてみました。
2つ方法を試してみましたのでまとめます。

Tableauでサポートされているマップデータを調べると、市区町村単位で領域をサポートしているようです。
Tableauの地理的役割では”群”となっているようで、これは初見ではわからない…笑

群の地理的役割を割り当てて、

シートにドラッグ＆ドロップすると、

あれ？点になった？
と思ったのですが、”群”をドラッグすると「記号マップ」を推奨してくれているみたいなので、表示形式より「マップ」を手動で選択しました。
無事、23区の地図表現ができそうです。

実は先にこちらを試したのですが、Tableauでは、空間ファイルとしていくつかの形式をサポートしています。
これらのファイルを読み込むことで、カスタマイズした地図表現が可能になるようです。

今回は、国土交通省が公開している「東京」のJIOJASONファイルを使ってみました。
全国版、関東などの地方版、各都道府県版が用意されているようです。
全国版だと　688MB　と、とっても重いファイルです。

読み込むのは簡単で、Tableau Desktop の「接続」から、「空間ファイル」を選択し、先ほどDLした、jiojasonファイルを読み込みます。
すると、ジオメトリというカラムが表示されています。

これをシートにドラッグすると、無事市区町村の地図となりました。

"群"の地理的役割で表示させた地図と比較してみると、今回作成した国土交通省のJIOJASONファイルで作成した地図の方が、区域の境目が詳細に表現されています。
より拡大した地図で表現する場合や、正確に境を表現したい場合は、こちらの方が向いていそうです。

Tableauでマップを使ったVizを作る際に、住所→座標に変換したい（ジオコーディング）場合があると思います。
今回JIOJASONを取得した国土交通省のWebページでは、”番地”の代表地点までをジオコーディングできるデータも取得できるようです！

今回は市区町村地図の作成について調べてみました。
本件を調べながら、他の地図表現のページを目にすることがあったのですが、デフォルメマップや、HEXBINマップなど面白い表現も見つけることができました。
次回マッピングVizを作成する際に、挑戦してみようと思います。