【はじめてのIT勉強会】コロナの影響で欲しかった世界が向こうからやってきた
この記事ははじめてのIT勉強会アドベントカレンダー9日目の記事です。
自己紹介
簡単に自己紹介します。
情報系大学を卒業後、仙台のシステム会社に就職。その後、仙台の他のシステム会社に転職。退職後、フリーランスとして独立しました。
1社目は5年、2社目は7年在籍していて、フリーランスは5年目になります。
フリーランスになった経緯
フリーランスになった経緯ですが、学生さんとかが聞くとがっかりされそうなのですが、あまり前向きな理由ではなくて、一言でいうと「やりたくないことをやらないようにするため」でした。
会社員であるとどうしても会社の意向に従わなければなりません。それは勤務地であったり、参画するプロジェクトであったり、自分自身のキャリアパスですら勝手には決められません。Webをメインでやっていくんだ!と思っていても会社がウンと言わなければ、できません。どこに住んでどういう生き方をするのか、たとえ給料が少なくてものんびり過ごしたい、などの選択は(あまり)できません。
自分の場合、1社目は東京が本社だったため、長期出張が多く1年の半分くらいしか仙台の自宅にいないという時期があり、最終的には転勤かという話になりました。それが嫌で次に仙台本社の会社を選んだのですが、会社の意向で東京支社を作ることになりそこに転勤か・・・という話が出て、またしても退職を決意。
都心部の満員電車やよく人身事故で止まる電車がとてつもないストレスだったんですよね。実際に満員電車に(気分が悪くなって)乗れなくて途中下車しながら出社したら遅刻するということがありました。平たく言うと都心部に住みたくなかったんですね。人混みニガテですし。。
話を戻しまして、じゃあまた転職するのかどうするか悩み、仕事をする場所・種類・量などを自分で調整できるフリーランスという生き方を選択しました。
フリーランスになった理由
フリーランスになった理由がもう一つありまして、仕事する場所を限定(固定)されるのはリスクだと思ったことです。東日本大震災を経験したこともあり、仕事をしている場所(=生活圏内)に居られなくなる可能性が今後もあるということ。また、いつか地元に戻る可能性もあること。さすがに地元で一から会社を探して就職・・・とかは考えられないです。
フルリモートで仕事をしたい
そんな経緯や理由を満たす方法として、フルリモートでできる案件を受注できれば解決できるのではと考えました。しかしフリーランスになった2016年、仙台ではリモートワークはまだまだ浸透しておらず、大手SIer系の案件や、電力系などは持ち出し厳禁で常駐系の仕事がほとんど。リモートOKなのは正社員で特別な事情がある場合といった例外的な扱いのみでした。
じゃあリモートでも許可が通りそうな会社を見つけて、まずは常駐などで信頼を勝ち取り、リモート作業を提案していって、徐々にリモートに移行していく様な計画で行こうかと考えていました。
欲しかった世界が向こうからやってきた
とそこにコロナがやってきました。在宅勤務・リモートワークが推奨され、出社禁止で原則リモートワークとなった方も多いのではないでしょうか。そしてリモートワークでも成果は上げられるし、会社に集まる必要も、出社する必要がないということに気づいた人も多いと思います。
自分も原則リモートワークとなり、奇しくもコロナの影響でクライアントへ提案することなくリモートワークできるようになったわけです。
その後そのクライアント先は契約満期となりましたが、次の案件では最初からフルリモートOKの案件を受注することができてしまい、既に世界はリモートワークが標準になっていることに気づかされました。
自分が「欲しかった世界が向こうからやってきていた」わけです。
ですが、その状況に甘えてしまってはダメで、リモートワークだと成果出せないと判断されたらリモートワークは打ち切りになる可能性もあるわけで、もしかすると今まで以上に信頼を勝ち取っていく必要があるのかもしれません。なにせリモートなら地場で人を選ぶ必要がありませんから。
最後に
最後に自分が思うリモートワークを進めるコツですが、
・わかりやすい資料作成スキル
・メール、チャットなどでのわかりやすい文章作成スキル
・簡潔に話すスキル
・コミュニケーションは密に
ではないかと思います。本来はどんな仕事でも必要なスキルではありますが、オフラインだとなんとなくできていればどうにかなっていたように思います。
もちろん、ビデオ通話で相手の声を聞き取りやすくするハード的な準備やツールを使いこなすソフト的なスキルも必要ですけどね。
ブログを書き始めたら意外とあれもこれもと書きたいことが出てきたので、またの機会に載せたいと思います。