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英語を「なんとかしたい」と思い続けている方へ

明けましておめでとうございます、BetaMindの吉田です。
唐突ですが、直近で相談される機会が何度かあったので、noteを書いてみます。年始の目標で、「今年こそ英語頑張るぞ!」と決めた方とかに読んでいただけると嬉しいです。

英語が話せるようになりたい、英語を使って仕事をしたい、外資系企業に転職したい、キャリアアップしたい。
理由は人それぞれかもしれませんが、「英語なんとかしたいな….」と思っている方は多いかもしれません。私も長らくその1人でしたし、自分の英語スキルもまだまだの状態でこうした発信をするのは少し気後れする面もあるのですが、恥を捨てて書きます。

弊社では創業期からプロダクトチームをグローバルで作る方針をとっており、日本語を話せないメンバーも既に一定数いるため、社内の全体MTGは全て英語。そういった中で感じた、「英語をなんとかしたい」と思っている方のためのnoteです。

TL;DR


  • 英語をなんとかしたい、という意志だけではなんともならない。

  • 「英語をなんとかしないとヤバい」状況に身を置くのがベスト。

  • そういった状況に身を置けば、努力が苦じゃなくなる。

元も子もないかもしれませんが…。「英語をなんとかしないとダメな状況・環境に身を置く」、私の経験ではこれが一番でした。このnoteでは私や弊社メンバーの実体験をもとにこうした内容について書いていきたいと思います。



私の原体験

このnoteは、昔の自分に向けて書いている面もあります。何より私自身が、「英語なんとかしたい」と何年も思い続けていた1人でした。

英語コンプレックスと続かない努力

元々、私は強烈な英語コンプレックスがありました。受験英語だけはなんとか試験対応力で乗り切りましたが、いざ実際に英語を使う必要があるシーンになると全然言葉が出てこない、喋れないという不安から英語が必要なシーンから逃げ続ける、そんな典型的なタイプでした。就活や留学チャンスでも逃げ続け、外資で活躍する友達を横目に「英語ができない」ことにコンプレックスを感じながらも、「なんとかしたい」と思っているだけ。
社会人になってからもTOEFLのスコアを目標にオンライン英会話に通ったり、通勤時間にBBC Newsを聴いたりと試行錯誤していましたが、ついに「なんとかなった」と思える日はきませんでした。

周りの方の話を聞いていると、なんらか努力を初めてみたのの、ゴールがわからずに挫折された経験のある方は多かったです。

転機となったプロジェクト

私にとって転機となったのは、起業前の2020年にとある会社でフリーランスとして関わらせていただいたプロジェクトでした。このプロジェクトは、日本企業のソフトウェア開発を海外の凄腕エンジニアと一緒に進めるものでしたが、チームはPMが私1名、インドとベトナムのエンジニアがそれぞれ1名というチームでした。プロジェクトが始まってみてから気づいたのですが、当時の自分の英語力だと全くコミュニケーションが取れない。それでも開発プロジェクトの納期はあるし、日々MTGはあるし….。「あ、終わった…」と感じたことを覚えてます。

そこからは怒涛でした。伝える必要がある内容は事前にDeepLやいろんなツールを使って準備する、Zoomの文字起こしをOnにしてなんとかMTGを乗りきる、MTGはZoom録画しておいて聞き取れなかった箇所は夜中に何度も聞いて調べる、解決する。聞き取れなかったら「ごめん、もう1回お願い!」と頼む。藁をも掴む思いとはこのこと、自分がコミュニケーションを取れないことには仕様通りのソフトウェアを納品することもできない、そのプレッシャーだけが自分を動かしていた気がします。
もちろん、大変な日々ではありましたが、日々の仕事の中で少しずつ自分の成長も実感することができて、ワクワクしたことをとてもよく覚えています。

そして、同じチームだったメンバーには大変な迷惑をかけつつも、3ヶ月後にはなんとかシステム納品を完了。その頃にはメンバーとのコミュニケーションも随分スムーズになっていました。当時、僕を見捨てず一緒にプロジェクトを頑張ってくれたSieu、Atul、本当にありがとう。

栗野さんのケース

私の他にもう1人、「英語をなんとかしたい」状況を大きく変えたケースをご紹介します。それは、弊社のテックリードの栗野さんです。

めちゃくちゃなスタート

栗野さんも、「英語をなんとかしたい」と思い続けていた1人でした。ただし、最初は壊滅的。どれくらい壊滅的だったかというと、海外メンバーの採用面談の途中で、あまりにも英語が出てこず、「XXXの経験があるか聞いてもらえますか?」と私に日本語でお願いするレベルでした。そんな状況で、海外メンバーのいるプロダクトチームに飛び込んだ形なので、それはもうめちゃくちゃなスタートだったと思います。

怒涛の努力とキャッチアップ

しかし、話せないままでは仕事が進みません。当時はすでにインド・パキスタンからメンバーが参画しており、英語でのコミュニケーションができなければチームの中でバリューが発揮できない状況でした。
そこからの栗野さんの努力と成長は、目を見張るものがありました。毎日始業前・終業後に英会話レッスンを行い、ひたすらキャッチアップ。土日もシャドーイングや英作文のトレーニングにずっと費やしていたそうです。(当時は知らなかったけど、最近聞かされた。見せない努力はカッコいい。)

結果的に、半年後には日々の仕事においては英語で問題なく意思疎通できるようになり、海外メンバーとのMTGやチームの振り返り等も問題なくこなせるレベルになりました。(タフに仕事をしながらの英語キャッチアップは本当に尊敬しかないです。)今では採用や社内のMTG等、様々な場面でチームを率いてくれています。

環境を作り出す

私にとっての転機となったプロジェクトと、栗野さんのお話でした。結果的には、「なんとかしないとヤバい」状況に身を置いたことが、一番の特効薬になりました。(漫然と英会話をやっていた当時の自分に早く教えてあげたい。)

今思えば、日常の仕事に忙殺される中で、アウトプットの場や自分の成長を実感する機会がない努力を何ヶ月も何年も続けられるほど、人の意思は強くないというのが一番大きい理由だったかと思います。(少なくとも自分はそうでした。鋼の意志で切り拓ける方は本当に尊敬です…。)

ですので、英語をなんとかしたいと思っている方にオススメなのは、「なんとかしないとヤバい環境を自ら作り出す」ことだと思っています。私だけでなく、栗野さんも実際にそういったプロセスを経てチームでコミュニケーションをとれるまでに成長したので、一定は再現性がありそうです。
とはいえ、すぐに英語で仕事をするプロジェクトや職場に転職!というのはハードルが高いかもしれません。そんな場合でも、以下のようなアプローチなら、今週・今月から取り組めるかもしれません。

・英語力を測る試験の目標と時期を決めて周りに公表する(時限を定め、Peer Pressureを活用する)
・英語コミュニケーションがマストとなるサイドプロジェクト、副業を始めてみる(無理やり仕事・タスクにする)
・英語ネイティブのパートナーを作る(昔からよく言われるやつ)

特に、最近ではグローバルに開発チームを組成するスタートアップは徐々に増えています。「英語をなんとかしたい」と思っている方は、まずそうしたチームでの副業を探してみる、のはとても良いきっかけになるのではないでしょうか。
このnoteが「なんとかしたい」と思い続けている方のうちの1人にでも何かのきっかけになっていたら嬉しいです。


※ 余談ですが、国内のエンジニア人材不足の状況に鑑みると、ITスタートアップにおけるチームの多国籍化は不可逆な流れだと思っています。3-5年後には多くのIT系企業で多国籍チームでのプロダクト開発は当たり前になっているのではないでしょうか。

最後に

はい、お決まりのやつです。先ほど、誰もがすぐに英語が必要な環境が見つかるわけではないと書きましたが、弊社はその環境を提供できます。
現在、職種を問わず採用に注力しています、特にセールス・事業開発・デザイナーの方とぜひお話しさせていただきたいです。
グローバルなチームでのゼロイチの事業開発・プロダクト作りに興味を持ってくださる方いらっしゃれば、ぜひカジュアルにお話しさせていただけると嬉しいです。Meety置いておきますので、気軽に雑談ご応募ください。

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株式会社BetaMind 吉田

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