技術書典6 サークル参加体験記(準備編)
仕事ではなく趣味として「野良ハックチーム」という名前で主にIoT系の勉強会などでLT登壇、動画配信、運営サポートなどしているのですが、そのチームで4月14日に行われる技術書典6にサークル参加することになりました。
スペース番号は「い26」で「はじめての野良ハック」という本を頒布するので、ぜひ遊びに来てください!
※11時-13時は一般入場も有料なので要注意!13時以降は無料入場できます。
同人誌即売会は、20年くらい前のコミケに一人サークル参加した事や、知人サークルの売り子手伝いなどの経験はありますが、チームでオフセット印刷の本を作るのは初めてなので、その経過を記録しておきたいと思います。
私は自分の担当原稿と年表を作っただけなので他の作業を対応してくれたチームメンバーに感謝です。
今回は準備編として原稿を入稿するまでの状況です。イベント終了後に当日編としてサークル参加の様子などをアップしたいと思います。
これまでの時系列
まずは、参加の経緯と制作スケジュールを時系列で書いてみます。
1月16日 技術書典に参加することがなんとなく決まる
野良ハックメンバーのむらまさから技術書典に参加したいなー的な話が。チャットの雑談の中でざっきー、まつした(私)も含めてなんとなく盛り上がってとりあえず応募することに。
1月31日 申し込み完了
締切日の1月31日に申し込みが完了。
2月5日 当選通知が届く
運営から当選通知が!
野良ハックメンバー内で参加希望者を募り、ざっきー、むらまさ、だーいー、ちーきく、松崎部長、とまつした(私)の6名が参加することに決まりました。
2月14日 第一回企画会議 @ 新橋の居酒屋
企画会議を開催し、各自1本づつ記事を書く、年表と座談会を入れる、本のサイズとページ数、グッズ、スケジュールなどの大まかな基本方針が決まりました。
なお企画会議(という名の飲み会)はYoutubeの野良ハックチャンネルで中継し、アーカイブ公開もしています。
2月23日 技術書典6 技術書の作り方勉強会 @ メルカリ
サークル参加初心者向けに技術書典主催の勉強会がありました。このようなサポートがあるのが素晴らしいところです。チームから2名が参加し内容はメンバー内で情報共有しました。
スケジュール、本の作り方、役割分担、値段、販売部数、技術書特有のノウハウ、などとても参考になりました。参加レポートを書いている方もいますね。
3月19日 第二回企画会議&座談会収録 @ 某社社員食堂&会議室
第二回企画会議を開催し、進捗状況、タスク確認、未決定事項の確定をしました。そのあと、コンテンツの一つである座談会を収録。
飲みながらでは何も決まらない(当たり前)という前回の反省を生かし、シラフでやるべきことをきっちり決めます。(結局その後飲み会)
3月24日 だいたい原稿が集まる
各自で原稿書きの作業を進めて、情報共有はオンラインで行います。
終わった原稿はほかのメンバがレビューをしてコメントをつけ、必要な修正作業を行います。
3月28日 ノベルティのしおり見本品完成
ちーきく担当の本のおまけとして配布予定のしおりの見本品が到着。
素晴らしい出来栄え。
4月3日 入稿完了
最終チェック段階でページ数が予定を大幅超過して印刷屋さんを変えたり、レイアウトやフォントの見え方が個人環境によって違うのを調整したり直前までバタバタ。
しかし何とか全ての原稿のマスターファイルを作って無事に入稿完了。
現物は当日の会場搬入なので見るのが楽しみです!
全体方針
全体方針としては以下のような点を決めました。
本の内容
本全体で構成やコンセプトを誰かが決めるというやり方が一般的かと思いますが、もともと野良ハックチーム自体が好きなことを勝手にやっている集団なので、各自が好きなことを書いてお互いの原稿には口出ししないという方針にしました。
全体の体裁の統一や、誤字脱字のチェックなどはもちろんしています。
本の仕様
ページ数:72ページ
当初40~50ページ想定が、最終的には72ページに。技術書特有の問題としてソースコードが想定より長くなりがちですね。
頒布価格: 1,000円
原価割れせず、かつ、おつりが不要な価格に。自分たちの作ったものに価値を付ける作業ってなかなか難しい。
費用負担や配分
趣味でやっているもので動く金額も大きくはありませんが、納得がいかないと地味にモヤモヤする部分なので、最初にきっちり方針を合意しておきます。
制作ツール
いつも使っているツールが中心で、新しいものは使いませんでした。
コミュニケーション:Facebook Messenger
普段から主な連絡手段として使っています。執筆メンバでグループを作って情報共有や進捗状況確認などしました。
紙の色決めなど多数決が必要な事項には投票機能を使ったり。
ファイル共有: Google Drive
色々とサービスあると思いますが、メンバー全員が良く使っているので。
記事作成: Google Document
技術系っぽくMarkdownな何かで書くことなども考えましたが、簡単に扱えるGoogleドキュメントを使うことに。テンプレートを最初に決めてフォントやサイズの統一感は出るようにしました。
ただ、最終調整での細かいフォントやレイアウトチェックで環境によって見え方が違うのが分かって苦労しました。専用のソフトを使った方がいいかもです。
プロジェクト管理: Google Spreadsheet
本の仕様設計、役割分担表、進捗確認表、アクションアイテム表などを作成しました。普段の仕事でも作っているので違和感ないですが、お仕事感は出てきますね…
宣伝
こんな感じで宣伝しました。
・TwitterやFacebookなど各個人のSNS上で宣伝
・LT登壇時の自己紹介で宣伝(この時期は他の登壇者も宣伝増えますね)
・Vtuberに関するQiita記事も書いたことがあるだーいーさんが告知動画作成
ここまでが準備編となります。
あとは当日編に続きます。お楽しみに。