インプットとアウトプット
よく言われることだが、インプットとアウトプットの能力は違うとされている。
ある友人はアウトプットの能力に長けている。
本は読まない、音楽も聞かない、歴史も地理も知らない。
教養というものが欠片もない、と言っては言い過ぎだが、人生においてインプットは全く行ってきていない(これは本人も言っている)。
しかし驚くことに、彼の作詞はかなり良く、スピードも早い。
「天性のもの」という便利な言葉を使って終わりにしようというのではない。
彼は中学生の頃から文を書いたり、詞を作ったりというのを繰り返してきたのだ。
アウトプットはやっぱり積み重ねなのだと痛感した次第である。
それに対して、私を含めて多くの人は、アウトプットがうまくいかないときはインプットが足りたないせいだと考える。
もちろんそれもあるかもしれない。ただ、インプットが出来たからと言って、アウトプットにすぐに反映されるわけじゃないのだ。
スポーツでも絵画なんでも、頭でわかったらすぐに実行できるということはなかったはずだ。
なんで言葉に関してだけ、こんなに横暴な考え方をしてしまうのだろうか。
アウトプットが苦手なら、アウトプットの練習をするべきだ。
最初は恥ずかしい。ただ、それを乗り越えないと形にはできないのだ。
あまり好きな言葉ではないが、自戒を込めて。
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