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【英語スピーキング】思い出しながら英語を話している状態とは?
はい、どうも、やまちゃんです。
今回も、英語スピーキングのお話です。
というか、前回のお話の続きでもあります。
前回、英語のスピーキングを上達させるために、英語の例文暗記の一工夫をお伝えしました。
→ 【英語スピーキング】例文暗記をスピーキングにつなげる一工夫。英文暗記の効果を高めるポイント。
例文暗記で英語スピーキングの効果を高めるためには、思い出しながら言うのではなく、毎回、英文を組み立てるつもりで言うことがポイントでした。
そこで、今回は、思い出しながら言っている状態は、どのような状態か見てみたいと思います。
かつて教えていた生徒が、TEDでスピーチをしたことがありました。
スピーチですから、当然、原稿を作ります。
そして、その原稿を話す練習をします。
身振りも交えながら、観客をしっかりと見て、壇上をゆっくりと上手に行ったり、下手に移動したりと、全体として、素晴らしいスピーチでした。
その中で、思い出しながら話している場面も見て取れました。
どうして、英文を思い出しながら話していると感じられるのでしょうか。
それは、そこで言い淀むのは不自然だ、という点があるからです。
言いたい内容があって、それを伝えようとしたら、そこでつっかえたりはしないだろう、という点です。
日本語を話す時を考えてみましょう。
話そうとする時には、話す内容は、決まっています。
思い出しながら話すのは、内容や状況であって、文章ではないはずなんですね。
だから、文章を思い出しながら話すと、不自然なところで途切れます。
言いたい内容が浮かんでいれば、そこは一息で英語を話しているはずのところなんです。
英語を思い出しながら話すというのは、伝えたい内容を言おうとするのではなく、文章そのものを頭の中から引っ張り出そうとする状態なんですね。
やまちゃん(山下和宏)