妻との『 死別 』前最後の夏の家族旅行の思い出(キャンプ編)
2017年8月の出来事
1 前段
2 旅行の日程
3 キャンプについて(前のキャンプの苦い思い出)
4 今回のキャンプはBBQ用に秘密兵器を使うぞ
5 タープの購入と設置
6 可搬式BBQ装置の登場
7 BBQ開始
8 にいにの様子がヘンだ…
9 あいにくの雨そして翌朝
10 キャンプを終え富士急ハイランドへ
1 前段
「夏の思い出」の話である。どうして夏の思い出の話を始めるのかというと、楽しかった家族の思い出であり、記録に残しておきたいと思ったのと、にいにの骨折入院に至る経緯に触れ、そこからママが倒れた日に繋がっていく流れを記しておきたいと思ったからである。
2017年夏~秋そして運命の日まである程度繋がっているのでその流れの順で書いていく。
夏、子供達は7月の下旬から8月の終わりまでの長期の休み。親としてはそこに合わせて休みを取らなくては家族で旅行が出来ない。
毎年、パパとママが入籍をした日、8月20日。パパは「結婚記念日」と呼び、そこに休みを取って旅行に出かけていた。
2016年は軽井沢に
2015年は日光に
だが2017年は、仕事の部署異動と重なり、当日を含めて夏休みの休暇、旅行が入れられなかった。
これは当然皆で入れ替わりに夏休みを取る上で希望の日取りでは休めないこともあるし仕方ないと当時は思った。
ママは、記念日はあまり気にしてない様子で子供達を連れて旅行に行ければいいとのことだった。
結婚記念日の1週間前にずらす‥‥‥‥いわゆるお盆のど真ん中になった。今年はキャンプと富士急ハイランドと決めたところだったが実際に日程を決めて予約を入れたのはわずか2週間前。
富士急ハイランドはネット上では全滅だったが、古典的な電話予約により、キャンプ場も富士急ハイランドホテルも奇跡的に予約を取ることが出来た。
2 旅行の日程
8月11日山梨県の河口湖のほとりのキャンプ場へ行く。そこで一泊キャンプをして、8月12日早めに引き払いすぐ近くの富士急ハイランドへ入場し、1日楽しんだ後富士急ハイランドホテルに一泊、翌日は白州のシャトレーゼの工場に行って見学し帰宅。
と計画した。
ちなみに移動手段についてはカーシェアリングのレンタカーで4ナンバー車しか空いていなかったが、テント等キャンプ用品を積めるのに御誂え向きの車が借りられた。
3 キャンプについて(前のキャンプの苦い思い出)
キャンプはまだまだ初心者である。
2016年テントを購入し9月頭の土日に、ママとにいにの希望でキャンプに初めて挑戦した。思えば子供のころ父に連れられキャンプに行ったことはあったが、大人になってからは初挑戦だった。
そのときは茨城県の城里町というところでキャンプをした。キャンプ場の「BBQコンロ」をレンタルし、木炭で火を起こしたのだが初心者ゆえかなかなか上手くいかず、満足に燃焼するまで相当時間がかかった。テントの設営とBBQの火起こしで3時間くらいかかった‥‥タイヘンだったがそのときのことはまた別の機会に触れることがあるかもしれない。
4 今回のキャンプはBBQ用に秘密兵器を使うぞ
さて今回は、富士山そばの山梨県の河口湖でキャンプをすることになった。今回はこちらを購入し使った。今年8月自宅庭でBBQした時の写真
可搬式BBQ装置とそれに繋ぐガスボンベだ。この2つでBBQはバッチリとなった。
火力はまずまず、大きく分けて二口の炎が満遍なく出て、セットした鉄板を熱してくれる。また、別売りで専用のゴトクを買ってセットすれば湯沸かし等に使える。実際に朝食用に使用した。
夜はBBQだ❗️と意気込んだが、食料は現地調達、つまり河口湖町のショッピングセンターで全て買出し(^_^;)。パパの夜のお供、缶ビール・缶ハイボールも買った。
5 タープの購入と設置
ここで重要な物を現地調達=ショッピングセンターで購入する。その日は夜から朝にかけて雨の予報だった‥‥‥‥キャンプ行くたびに雨降られてる。_| ̄|○
キャンプのときの雨避け必需品=タープ
を現地調達する。アウトドア知識豊富な方には常識だろうと思いますが、キャンプ初心者の私にはあまり頭になかった。
どうしてそうなったか。
私はキャンプと言えば晴天に恵まれ青空の下、日が暮れれば満天の星空の下でキャンプ・BBQを行うものだと思っていた。そもそも雨天であれば中止?などと他人事のように思っていた。
でもいざ自分がキャンプを挙行するとなると話は違ってくる。少々の降雨が予想されるからといって日程をそう簡単に変更出来るものではないし、宿泊場所も急に他に探すというのもナンセンスだ。多少の降雨であれば雨天決行するだろう。
ここで、タープの出番だ。要は私は雨でも降らなければタープ自体そんなに要らないだろうと思っていた。だから当日まで用意していなかった。要は「バカ」だった。
そんなわけで河口湖地方夜はまとまった雨が予想されていた。私の計画通りBBQを行うにはタープが必須となる。
私が食料を調達した河口湖町のショッピングセンターにはいわゆるホームセンターが併設されており、キャンプ用品も並んでいた。
もちろん今までタープの設営はしたことはない。出来るだけ設営が簡単そうで、雨避けが出来そうなものにした。価格は約17000円といったところ。
設営はそんなに手間取らなかった。ただし、未完成のまま打ち切ったのだが。風防等のためにはしっかり固定が必要であり、その付属品もあったようだが、結び方や固定の仕方がどうにも分からなかったので諦めた。
どういう状態になったかというと、物自体は完成おり地面に固定はしたが、ロープを四方に伸ばして貼り付けをしていない仮止め状態だった。
まあ強風の予想はなかったので大丈夫だろうと思ったし大丈夫だったが、やはり私はインドア派の人間。こういったアウトドア作業は苦手だ。
6 可搬式BBQ装置の登場
商品名はコールマンのロードトップグリル。
上で紹介したがこれを購入したのも、木炭での火起こし、燃焼させるのにだいぶ時間がかかったトラウマからだ。極端に言えば「屋外で鉄板焼きが出来る道具」であり、設営して点火するだけだ。
私が出来たアウトドア行動と言えば、手持ちのテントの設営が何とかクリア出来た程度だ。
7 BBQ開始
にいにねえねに水汲みや洗い物を手伝ってもらいながら恒例のBBQが始まった。
あとでまもなく本降りという中、日が暮れ暗くなったところ美味しそうに肉を口にくわえたねえね
8 にいにの様子がヘンだ…
楽しくBBQをしていたが、にいにの様子がおかしかった。にいにはいつもこういうときはテンションが上がって楽しくはしゃいで過ごしてくれるところ今日は物静かに、少量だけ食べた後疲れた様子で居眠りを始めたりしていた。
キャンプしている場所は湖畔で、低地であるところ、水道やトイレ・キャンプ場事務所は急な砂利道の坂を上がったところにあり、水汲みやトイレなどで何度か往復を繰り返したが、そんなに疲れていたか?はたまた前日寝不足だったか?買い出し等で疲れたか?そのときはどうしてそんな様子なのか全く分からなかった。
そして、なぜか左手だけ袖を通さずにTシャツを着ている。なぜそんなことをしているのか尋ねてもまともに答えず、にいにもだいぶ難しい年頃なのでそんなものかと思った。
9 あいにくの雨そして翌朝
そして雨が降り出した。予想より大雨となり、焼き物は直前で全て終了しており、ホッとしつつ焼き上がった肉・魚貝類を頬張りつつ、ビールやハイボールを頂いた。雨の中では片付けもままならず翌朝行うことにした。
そして翌朝、河口湖はこんな感じ
どんより曇り空と湖面があいまって幻想的な風景を醸し出している。
朝方ようやく雨は止んでくれた。
10 キャンプを終え富士急ハイランドへ
旅行2日目は富士急ハイランドへ行く。ホテルも予約済み。宿泊だ。
ところで、富士急ハイランドに行くことにした理由の1つは、子供達に「トーマスランド」や「ジェットコースター」に乗せたいというのと、もう一つ大きな理由が私(パパ)のなかではあった。
パパとママが交際当初の初々しい頃、まだ手も繋げなかった頃、初めて訪れた「遊園地」がここだった。ジェットコースターに乗って一気に距離が縮まり、やっと手を繋ぐことが出来たのを今でも覚えている。
パパとママの大事な思い出の場所だった。なので、夫婦の絆を改めて強くするためにもいい場所だと思ったのだ。
さて、雨も上がり、日が出てきた。今日は少し暑くなるようだ。ここ河口湖地方は少々高地のため幾分涼しい気候だが、日差しがキツい。日除けを忘れずにしよう。そう言いながらキャンプ場を後にし、富士急ハイランドへ向かった。
以上でキャンプ編は終了。
富士急ハイランド編へ続く
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?