QRコードから海へ(番外編①)
僕らは海の近くに家を建てようとしています。津波や塩害を考慮しオーシャンビューではないものの、歩いて海までいけるような立地。同時に緑も感じられる、自然との距離が近いエリアです。はじめて訪れたとき、期待通りの気の良さに胸が躍ったことを覚えています。
これから、僕らがこの土地に巡り合うまでの話を書いていきたいと思います。思うのですが、その前に。そもそも、どうして自然に近い、海に近いエリアを望むようになったのか。今日は、その1きっかけになったひと。「豪傑」あるいは「漢」、ここでは「親分」とでも呼びましょう。彼との出会い、そしてこれまでについて書いてみたいと思います。本題から少し離れますが、最後には家づくりの話しにちゃんと再着陸するつもりですので、少しばかりの番外編をお許しください。
QRコードから海へ
社会人になって間も無く、不慣れなスーツに包まれ、朝から晩までの研修に疲れはじめていたころ。親分は研修講師として僕の前に現れます。
確か営業職の説明回でしたが、記憶に残っているのは、研修を仕切っている人事の手綱が全く効いていなさそうな危うい雰囲気と、全てを跳ね返さんばかりのデカい笑い声。あとはQRコード。
彼は講義の最後に「サーフィンに行きたい人はここに連絡を」とLINE宛QRコードをデカデカと載せたスライドを映しました。
これまで1ミリも接点がなかった「サーフィン」への好奇心。そしてこちとら新社会人、まるで人事の言うことを聞かなそうな、デカい先輩とのつながりなんて美味しいに決まっている。そんな下心も携えて、僕は、まだ冷たい5月の千葉の海へ繰り出すことになったのでした。
番外編②へつづく
西村
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