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ものづくり

お久しぶりです!Yocchanです!!

さて、書いたかもわかりませんが私は現在大学4年生。この言葉を聞くと、普段この時期であれば就職活動はほとんど終わって遊び放題、最後のモラトリアムを謳歌する大学生たちの姿が浮かぶ方も多いのではないでしょうか。僕も就職活動は3月の内に終えていたため、例外でなく国内外へ行ったりきたり...
というわけにはいきませんね。色んな意味で少し物寂しい、しかし暑さだけは猛威を振るうという一見最悪な大学4年生の夏になりました。僕だけではないですよね。

ただ、家にいる時間が長くなったからこそエンタメを楽しんだり、今まで以上に自己研鑽に励んだり有意義な生活を送っている方々がいるのも事実でしょう!個人的にもここまでエンターテインメントに触れた期間もないし、ありがたいことに内定をいただいた企業様の方で内定者に向けて研修プログラムを組んでくれたりと密度の濃い夏休みでした😆 とにかく自分の将来や周りの様々なことに目を向ける時間になったなとも感じます。

前置きはここまでにして、本日のテーマは、

「僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46」

を観てきて感じたことです。僕は坂道グループのファンで、特に最初に好きになったのが欅坂46でした。大学受験の時に通っていたカフェで「二人セゾン」という曲が流れていて、グループ自体を知らなかったのですが「なんだ切ない歌は...?」となり調べて観てハマる、という流れでどっぷりに。欅坂46に関してはメンバーの卒業、脱退など暗いニュースが多く、冠番組だけを見る、というスタンスでした。ちょうど日向坂46のドキュメンタリー映画を見て感動し(この話は後日に。)この欅坂46の映画がとんでもなく話題になっていたので観ることを決意しました。Twitterなどでこの映画についての感想を見た時に「これからどういう感情で歌を聞けばいいんだろう」「終わってから友達と映画については何も話せなかった」という意見が多くあり。かなり迷いました。しかし他のアイドルとは一線を画す、僕が見ていた欅坂46の裏側では何が起きてい他のか知りたい気持ちの方が大きかった。

結論としては、「本当に観てよかった」と心から思いました。少し自分の話と合わせながらネタバレの無いように語りたいと思います。

①自分の就職について
②映画を見て感じたこと
③アクションプラン

①僕の就職について

 僕は2020年の3月に、IT関連企業から内定をいただき21卒としての就職活動を終えました。新型コロナウイルスの影響を周りの友人も受ける中、ありがたいことです。ディレクションをする役割になるそうです。ここで疑問。

「ディレクターってなんぞや?」

ディレクター
 1. 演出、監督、製作責任者。
 2. 支配人

印象としてはTV業界ですね。プロデューサーとディレクターの違いすらも知りませんでしたが、世間の多くの人が同様に知らないことを祈ります。現在内定先の企業様から研修を受けさせていただいており、その中で感じた重要な役割としては、

・各種制作をスムーズに進めるため、クライアントの要望を言語化する
・商品や企業の魅力をしっかりと伝え、消費者の行動を誘引する作品を作る
・制作チームを指揮監督する

だいたいこんな感じですね。素人なので薄い認識かもしれませんが、ご容赦ください😅 

②映画を見て感じたこと

 ここまでディレクターとか全然関係ないことを話しておきながら、どうやって映画の感想と結びつけるんじゃ...?答えは以下の通り。

欅坂46の活動は、ディレクション に通じるところがある

これに尽きますね。映画の中で描かれていたのは、2016年4月6日の超鮮烈なデビューを飾ってから現在、そして2020年10月の改名までの彼女たちの歩んできた轍。当時の女性アーティストのデビューシングル初週売り上げの歴代記録を更新。その後も笑顔のないクールなパフォーマンス、若い世代を中心に悩む人々全てに届く歌詞など様々な魅力を遺憾無く発揮してアイドル界の新たなステージを歩み始めました。デビューシングルの「サイレントマジョリティー」、僕が彼女たちを知るきっかけとなった「二人セゾン」、耳に残るんですよね〜〜。MVを見たりするとどんどんその世界観に引き込まれていく。僕は大学2年生の時に留学をしていたんですが、慣れない生活の中でも彼女たちの音楽は不思議と力になりました。

 キャプテンの菅井さん、不動のセンターであった平手さんの活躍はもちろん、普段の番組では見られない各個人の想いなどここでしかしれないことが多くあり。
 その過程は、まさに今自分が勉強しているディレクションの現場なのではないかという風に思いました。以下は僕が考えてみた欅坂に対する固定概念的な物です。

・メンバーの抱いているアイドル像がそれぞれ違う
・世間の求める欅坂46のイメージの固定
・歌で描かれるダークな世界観(全てではない)
・デビューシングルでのロケットスタート

「サイレントマジョリティー」で打ち出した新しいアイドル像、独立性、歌に込められた反抗心やメッセージ。「キラキラしたアイドルになりたい!」と思って入ってきたが、笑顔のないパフォーマンスを求められることも。しかし僕も含めて期待する。「次はどのぐらいかっこいいんだろう?」「センターの子とんでもない才能だな!」色んな声があったはずです。こうした拘束がある中で彼女らを動かしたのは「1つの作品を作り上げたい」という想いだったのではないでしょうか。

・メンバー本人たち
・マネージャー
・振付師
・各MVの撮影監督
・秋元康さん
・先輩アイドル
・番組MCの方々  etc

挙げきるのが不可能なほど多くの人々が欅坂46の作品作りに関わっています。しかしいくつもの作品や活動を通してそれを表現するメンバーの中にはモチベーションや表現力に大きな差が生まれていく。グループに2期生のメンバーが新しく入って選抜制という大きなシステムの変化も現れ、それによって本人たちの意思決定はより複雑なものになっていく。メンバーの卒業や脱退を乗り越え、さらにはグループ名の変更、リスタートにまで至る。

とんでもないストーリーですよね。自分と年齢の変わらない女の子たちがこれほどまでの環境の変化を経験しているのは正直想像がつきません。しかし彼女たちは前を向いているのです。自分たちの感情、グループ全体の士気、自分たちをみる人々の目、エースの脱退による衝撃、このままではダメだという危機感、再出発への不安。これら全てを自分ごととして捉え、自分たちが前に進むために個人がどのような行動をとるべきか、未来を作るためにどうすればいいのかを全員でディレクションしているように見えますね。

③アクションプラン

1.自分たちのあるべき姿、ファンの人に届けるメッセージの把握
2.モチベーションの管理
3.グループ全体に自分たちが何をできるか検討
4.個々人の仕事でもベストを尽くす
5.新グループになることの告知、認知獲得

上記は僕の現在想像できる範囲でのメンバーが取り組んでいることです。
アイドルだけではなく一般企業、すべての団体に置き換えてみることも可能ではないでしょうか?これから企業に所属して仕事をしていく上で、欅坂46から学んだ

・相手に伝えたいことや取り組みの方向性をクリアにする
・トラブルに個人個人で向き合う時間を作る
・環境変化に対応、ポジティブに転換できる思考を身につける
・悩んだことや感情変化を蔑ろにしない
・人を大切にする

ということを大切にしていきたいと思います。

櫻坂46へと改名が発表されてしばらく経ちますが、今後の活動に期待しています!他のアイドルグループでは経験できないような厚く光と影が表裏一体で存在することを楽曲や取り組みで表現し続けた、人間味のある深いグループだと思うので、今後の活動が楽しみですね。

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