Sunoの課金ユーザーが感じる「Udio羨ましいぞ!」と思うポイント(聴き比べあり)
先日UdioがV1.5になり、さらなる進化を遂げたみたいですね。
私自身はSunoに課金して使っている身ということもあり、Udioを横目に見つつ密かにSunoを応援し続けていました。
しかしやはりUdioも気になるよな〜と思い、この機会に曲を生成しながら自分の中のSuno vs UdioでUdioが良いなと思った部分をサクッとまとめてみました。
記事の前半ではポイントをまとめ、後半では実際にいくつかのジャンルで曲を作成したものを聴き比べていきます。基本的にSuno、Udioとも同じプロンプトを使い、歌詞があるものについては同じ歌詞を入れています。
Udioが羨ましいな〜と思うポイント
1. 音質が良い
これは双方使ったことがある方なら100%同意するところだと思いますが、Udioの方が圧倒的に音質が良いです。しかもV1.5になって更に音質が向上したとの事で、現時点では完全にUdioに軍配が上がるかなと。
2. 楽器や声にエモーションがある
1の「音質が良い」にも通じるところなのですが、Udioの方が生音感があります。SunoはMIDIデータですって感じに対して、Udioは生で弾いてます?って錯覚してしまうほどの情感があります。歌声も息遣いまで入っていてかなりリアルに感じます。
3. 生成AIっぽさが無い
聴き慣れてくると、Sunoで生成したものは「あ、生成AIで作ったな」っていうのがなんとなくわかってきます。同じジャンルで生成すると、曲調も若干似通う事が多いし、歌声もちょっとコーラスがかった特徴的なものになることが多いです。対してUdioはなんというか歌い上げてる感じがして、曲として成立したものを聴く限りは生成AIだとほとんど気づかないほどです。
4. ハモってくれる(率が高い)
歌ものだとやっぱりハモリって大事だと思うんです。盛り上がるところでは良い感じにハモって欲しい。でもSunoだとハモリじゃなくて、ユニゾン的になる事が多いのです。対してUdioはちゃんとハモリパートも生成してくれるのです。
Suno vs Udio聴き比べ
さて、ここからは実際にSunoとUdioで生成したものを聴き比べていきます。Suno→Udioの順で貼っていきます。(Udioの方は無料ユーザーなので、生成しきれてなかったり短かったりしますがご了承ください。)
バラード系
歌モノでわかりやすいかなと思いバラード系。まずはSuno。
典型的なSuno歌謡曲という感じです。全然悪くは無いと思います。次にUdio。
粗削りながら、なんか一生懸命感が伝わってきますね。
Djent
次にインスト系でDjentです。Sunoから。
これはこれでエモいですね。次にUdio。
これぞ私が思い描いているDjentサウンドです。
メロデス
Djentに続きメタル系の歌モノでメロデス。まずはSuno。
これも悪くないですね。シンフォニックな感じです。次にUdio。
なんだか懐かしささえ感じる往年のメロデスという感じです。
シティポップ
シティポップは普段からよく好んでSunoで生成しているので、是非Udioを打ち負かしてほしいものです。ということでまずはSunoから。
これは良いですね。たまにこういう曲を一発で生成してくれるのでSunoから離れられない…。次にUdioも聴いてみます。
あ、80年代のシティポップね?という感じです。Sunoの後だと曲調の違いにびっくりしますが、確かにこれがシティポップだ。
Kawaii Future Base
最後に検証するのはこちら。音圧があるものはそもそも音質で劣るSunoがあまり得意としていない分野に感じているのですが、さてどうでしょうか。Sunoから。
まぁ悪くもなく良くもなく…という感じでしょうか。ちょっと単調かな?次にUdio。
短いのでなんとも言えない部分もあるのですが、Djentと同じく私が思うKawaii Future Baseって感じですね。
まとめ
さて、いかがだったでしょうか。やはり総じてUdioの音質の良さが際立ちますね。今回Udioを触ってて思ったのですが、曲が生成されるまでのワクワク度はUdioの方が高いかもしれません。Sunoは良い意味でも悪い意味でも平均的なんですよね。優等生すぎるというか。その点、Udioにはまだ粗削りながらも生成AIとしての面白みを感じます。
ただしUdioにも生成に時間がかかったり、日本語がおかしくなるとか(ここは致命的とも言えるかも…)欠点があります。メロディへの日本語のはめ方はSunoが圧倒的に強いです。成立した1曲を作るのもSunoの方が簡単です。
ということで、やはりSuno、Udioそれぞれにメリットがあり、適材適所で使い分けが必要ですね。
でもやっぱりUdio、面白いな〜と思いました。