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ベルランゴの大口径ドリンクホルダーをリリースしました

久々の新商品です。
ベルランゴ用の大口径ドリンクホルダーです!

ベルランゴはシトロエンが出しているミニバンで、特徴的なフロントフェイスや散りばめられたおしゃれなワンポイント、商用バンチックな特大ラゲッジスペースなどが特徴で、ファミリー層に人気なクルマです。

で、オーナーあるあるなんですが、ベルランゴのドリンクホルダーは細く浅い作りになっていて、ペットボトルなんかはほとんど刺さらず使い物になりません。

コーラでこの有様

どうもフランスでは飲食を含めた運転に集中出来ない行為(地図を見る、化粧、大音量の音楽など)が法律で禁止されているようで、その流れでこんな作りになってるのではないかと思われます。

そこで「作るか…!デカいやつ…!」ってなったわけです。

太そうなやつを集めてみた図

直径を調べてみると、最大で75mmあれば大抵のペットボトルに対応出来そうです。なので、設計目標は胴部直径75mmにしました。

リングを作ってテストしてみた図

3Dプリンタで試作品を作ります。

1st試作品
初っ端でもフィッティングそこそこ
3Dスキャナは使っていません

ここからは調整地獄です。山ほど試作しました。

75mmの大口径を狙うと、運転席側と助手席側で車両側の設計が異なるため、左右別々に作る必要があるのが分かりました。
よって、実は助手席側はアシンメトリーな形をしています。

助手席側は底をすぼめて、更に左側にオフセット
断面はこんな感じ

左右別々になるのは管理の面でもあんまりやりたくないのですが、こればっかりは仕方ない。
こんな感じで大口径を実現させました。
「これドリンクホルダー入るかな?」という心配がなくなったので、ストレスフリーです。

最終製品は、工業用3Dプリンタで製造しました。
3Dプリンタとは思えない美しい仕上がりです。

シボが良い感じで気に入ってます

また、ちょっとワンポイント欲しいな…!という方向けにマルチカラー版もあります。

ブルー、オレンジ、ホワイトの三色

こちらは熱溶解積層の3Dプリンタを使用しているので積層痕があったり、
リングの部分を綺麗に見せるために手作業で研磨しています。
顧客(妻)からの強い要望を受けて作りました。

←研磨後 研磨前→

出力に時間や手間が沢山かかっているのでお値段ちょっと高めです…。

販売中です

BOOTH、ヤフオク、メルカリShopsにて販売中です。

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