射出成形機を使わずに3Dプリンタの廃材をキーキャップにする
先週末、こんなモデルをリリースしました!
こんなマーブル模様のキーキャップを
・自宅で
・3Dプリンタ以外の特別な機械を使わずに
作る事が出来ます。
仕組みはこの前記事にした圧縮成形の方法と同じです。
使うのはPETGの型。
PETGはPLAとくっつかなくて、PLAよりも軟化温度が高いというのがキモです。
前にチャレンジした時はステムの成形に問題がありました。
これを解決するために、ステムだけ3Dプリントしてインサート成形する手法を採用しました。
加熱は半田付けのホットプレートを使ってます。
フィラメント乾燥機としておなじみのテスコム コンベクションオーブンでもOK。
シリコーンカップやヘラはダイソーで揃います。
プリント品のステムのインサート成形って上手くいくかな?と思っていましたが、意外と外れないし折れなさそうです。
以前作ったコマとかメダルとかだと、そんな数要らないので「ふーん」で終わりそうですが、キーキャップはあればあるほど良いので…。
今まで捨ててたパージ材やサポート材、出力失敗したやつなんかが全部材料に生まれ変わるという…!
型から外すまでどんな模様になってるか分からないというのも楽しいです。
MakerWorldで型の3Dモデルと詳しい作り方を公開しています。
チケットある人はBOOSTして貰えると小躍りします。
課題,やりたいこと
プロファイルは気が向いたら増やしたいかも。
(勝手にプロファイル借りて良いのかよく分かってないけど)
天面が曲面だと積層痕の段が出来てしまうので、天面部分だけ分割して積層方向を変えてみたいですね。
あと今回はPLAだけの話ですけど、PCの型でABSやPETGは成形出来ないのかとかやってみたいと思ってます。