3Dプリンタで3D山岳地図を作る
たまーーーに、気まぐれで山へ単独行しに行くことがあって、当然山岳地図を持って行くのですが、地図を読み慣れていないと山の形が直感的には分かりづらいです。
基本的に単独行なので遭難のリスクが高く、現在地の把握と周りの地形情報はとても重要です。
なんか噂によると国土地理院地図で簡単に地形の3Dデータを作れるらしく、それを3Dプリンタで出力すれば立体の山岳地図みたいになって、直感的な地図が作れるのでは?と思ってやってみました。
地形の3Dデータを取得する
まずは国土地理院地図にアクセスします
右上の「ツール」をクリックします。
出てきたメニューから「3D」→「カスタム」を選びます。
出て来た枠の四隅をドラッグして必要な範囲を囲って「OK」をクリック
3Dデータが生成されます。
画面下部のスライダを弄ると高さ方向の倍率を変えられるので、凹凸を強調する事も出来ます。至れり尽くせりだな…。
あとはSTLデータのダウンロードリンクをクリックするだけ。
そのままスライサーに放り込んでも良いですが、私はカラビナをつけてザックにぶら下げたかったのでFusion360に取り込んで少し加工しました。
で、3Dプリンタで出力したのがこちら。
プリントはいつものEnder-3 V2です。
真っ白で分かりにくいので、最終的にマジックで登山道を描きました。笑
使ってみた感想
実際登山に持って行って使ってみましたが、うーん…。
あれば楽しいのは間違いないですが、現在位置を確認する場合、周りの地形から判断するわけで物理的に地図が途切れてしまっているとちょっと…。
やはり現在位置を把握したければ通常の地図が良いですね。
ただ、模型を見ながら「今この斜面をトラバースしてるぞ!」とか「こっから急な登りになってるな~」とか感じられるのは面白いですね。
まぁ、普通の山岳地図を見ても当然同じ事が分かるんですけど。
実用性は置いておいて、色んな山に行くたびに作ってコレクションとして部屋に飾るとかしても面白いかもしれません。
あとはエアブラシで塗装とかするともうちょっと印象が変わる気がするなぁ。
ま、楽しかったからいいんです。
なお乗鞍岳は頂上の手前数百m地点で雨に降られて撤退しましたとさ。
リベンジするぞ!!!