【決算書の新時代】これからはROEよりも着目すべき資本コスト!
はじめに
本日もご覧いただきありがとうございます。
私は、30歳までに総資産1,000万円を目指す22歳大学生です。
現在は、お金持ちになるための学びを得ています。
私は現在、「テキストには書いていない 決算書の新常識」という長谷川正人さんの著書を読ませていただいております。
初心者でも読みやすく流行りの指標などの初心者が疑問に持ちやすい論点について優しくまとめてある著書なので非常におすすめです。
ぜひ読んでみてください。
今日はその中で私も投資の際に参考にしたいROICとWACCなどの資本コストについてまとめていきたいと思います。
私自身もROICについてはあまり着目してこなかった指標の一つですのでこれを機会にこれからの株式選定の参考にしたいなと思いました。
ROICとは?
ROICとは利益指標の一つです。資本コスト、特にWACC(加重平均資本コスト)が「企業が超えるべき利益率のハードル」として広く認識されるようになり「WACCに対応するリターンの指標としてのROIC」が注目されるようになっています。
また、ROICは管理会計上、事業部門ごとに算出して業績管理に用いやすいこともあり広まっている現状があります。
例えば、税率を30%と仮定して暫定的に計算し、事業ごとの指標とすることが可能です。
また例えばオムロンでは、「ROIC逆ツリー」というものを作成し、ROICをKPIまで落とし込み現場レベルの取り組みまで意識を高めることでROICの向上に一定の成果を上げています。
これらの管理のしやすさが企業価値の向上に向けてとても有効的に働くと考えられます。
https://www.omron.com/jp/ja/ir/irlib/pdfs/ar18j/ar18_10.pdf
ROEであれば、「伊藤レポート」を基に8%以上というのが日本企業の投資ないし、経営の目安となります。
対して、ROICというのは有利子負債を含めた資本コストに対するリターンですので、WACCとの比較が大切になります。
ROEはひと目で投資した際のリターンが荒っぽく計算できるのに対し、ROICはより精度を上げて計算できるというイメージです。
WACCは、有利子負債コストと株主資本コストの加重平均の値になります。
有利子負債コストというのは、有利子負債の金利の値、株主資本コストというのは株主が期待するリターンということになります。
日本企業で考えるなら、「伊藤レポート」を軸に8%と考えてもよいですが、業種や財務状況によって変化する株価の変動度合いを考慮したリターンを株主資本コストとするほうが適切だと思います。
この数式を使うと、ある株式がマーケットの変動と比較してどの程度リスクが有るのかを見ることができます。β値は以下のようなサイトで確認することができます。
β値が高いほうがハイリスク・ハイリターンということを示しています。
これらの数値を比較し、その企業の株価がお買い得なのかを見極める材料としてください。
個人的には、スクリーニングにまず用いるのが良いと思います。
安定して高いROICやROEを確保しているかどうかを証券会社のアプリなどでぜひスクリーニングしてみてください。
その中から投資したら面白そうだなと言う企業を見つけてみるのが良いと思います。
おわりに
先ほどさとうさおりさんのYouTubeを拝見して国民民主党の103万円の壁の撤廃に向けての動きを日本税理士会連合会は反対していると聞きました。
なんでそんなに国民の手取りを増やす動きに反発する組織が多いのかなと疑問に思っていましたが、国税庁の天下り先が税理士ですから財務省と同じ方向性を向くのは当然と言えば当然だなと思いました。
政治というのはポジショントークですから、本音が見えずイライラする部分も多いですよね。でも腹割って話している人を見ると面白いなって思います。朝生とかもそういう部分がウケてたのではないかなって思います。