儲けたいなら絶対に学べ!財務諸表の読み方!!
はじめに
本日もお読みいただきありがとうございます。
私は、30歳までに資産1,000万円を目指す22歳です。
株式投資や不動産などの投資をする際、どれほどのリターンが見込まれるのか、どれほど事業の将来性があるのかを見極める力がお金持ちになるためには必要になります。
そのために必要になるのが貸借対照表や損益計算書などの財務諸表を読む力です。
現在、「金持ち父さんの投資ガイド 上級編」という本を読んでいるのでそこにまとめられている重要語句について本日は解説し、個別株などの投資をする際や不動産などの投資をする際のための学びとしてください。
重要な財務比率
・売上総利益率
これは、売上高から売上原価を引いた金額が、売上高に対してどれほどの割合かを示したものです。すなわち、粗利の売上に対する割合です。
こちらは、勿論投資をするには高い方が良いです。
例えば、ワークマンでは直近の2024年3月期の決算では、売上総利益率が35.6%という結果になっていました。売上に対する原価が64.4%ということですね。
対して、ルイヴィトンなどを展開するLVMHの2023年12月の決算では、68.8%が売上総利益率ということになっています。売上に対する原価が31.2%ということで流石ですね。いい商売してます。
株主目線で見れば、LVMHの方が投資する価値が高いということになります。
・営業利益率(税引前利益率)
こちらは、売上高に対してEBIT(税引前金利控除前利益)の占める割合になります。
日本の会計基準によるところの経常利益に特別損失などを含めたものになります。背景として日本の特別損失に当たる部分などは会社ごとの主観性の強い部分になるため比較しやすく可読性の高いEBIT利益率が国際的には採用されています。
金持ち父さんの投資ガイドでは、こちらのEBIT利益率が営業利益率として紹介されていますが厳密には異なります。
EBITは、税引前利益から資本に伴う利息などを足し引きするだけなので,
基本的に税引き前利益率として考えていただければよいと思います。
こちらは、KDDIだと、17.25%、テスラは16.84%ということで税引前の利益率を比較するとKDDIとテスラは殆ど変わらないようです。
無印良品を展開する良品計画は、9.05%ということで前2つと比較すると少し魅力にかけるようです。
正直、個人的には税引き後の純利益率を比較するほうが楽だと思うので純利益での比較も出していきたいと思います。
KDDIは、11.1%、テスラは15.5%、良品計画は6.3%ということになります。
現状、日本の法人税はアメリカに比べると高いようです。
・営業レバレッジ
こちらは、売上総利益から変動費を引いた額が固定費に占める割合を指す。
この売上総利益から変動費を引いた額のことを貢献利益といいます。
これが1だと固定費を支払うのにギリギリの収入しか稼いでいないことになってしまいます。
営業レバレッジは高いほうがよい、経営者なら高める努力をすべきです。
多くの利益が出ている場合でも営業レバレッジが低い場合は、売上が下がるとすぐに赤字へと転落する恐れがあるので注意です。
・財務レバレッジ
総使用資本を株主資本で割った数値です。
総使用資本には株主資本の他に有利子資本が含まれます。
一般的には総資産を自己資本で割ることでも求められます。
理由としては、自己資本と他人資本の合計の額が資産の合計と一緒になるためです。
注意すべき点として非支配株主持分や新株予約権は自己資本には入りません。
財務レバレッジが高い場合、赤字へ転落した場合有利子負債の返済に追われることになるので急速に資金繰りが悪化することになります。
最近は、ROE(純資産に占める利益額の総額)が投資の指標として大きく評価されるようになりましたが、これを大きく見せるために有利子負債の割合が大きくすると財務レバレッジ急速に悪化してしまいます。
例えば、現状火の車であろう楽天グループの財務レバレッジは27.0、NTTの財務レバレッジが3.0ということで楽天グループのリスクがかなり高いということが財務レバレッジからも読み取れます。
・総レバレッジ
これは、営業レバレッジと財務レバレッジの積で表される。
この値の大きさが事業のリスクを表している。
一般的には5以下を維持することが妥当とされている。
おわりに
私が読んでいるのは「金持ち父さんの投資ガイド 上級編」の初版なので2002年に書かれたものです。私が生まれた年ですね。
そのため、書かれていることが皆さんに混乱をきたしてしまいますが、そこはぜひ新しい版のこの本を読んでいただき私めにご享受いただけると幸いです。
まだ途中なので、もう別の記事に分けて投稿いたします。良ければご覧ください。