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【活動レポート】初めての演奏発表会 本番編

どーも、Yossi-です。

去る10/22(日)、所属している音楽スクールの演奏発表会に出演させて頂いて来ました。

強烈な印象を残したリハーサルから1週間が経ち、待ちに待った本番。いよいよその時が来ました。

それでは本番編に移ります!


デジタル時計が指す「12:45」

僕は混乱に陥った。もう集合時間だから。嘘だろ…?


と思った瞬間目が覚めた。本番に遅刻する夢で目覚めた時刻は朝5時。早過ぎるやろ…

ただ二度寝をしたら調子を崩す可能性がある。そう思いしばらくベッドに横になり身体が目覚めるのを待つ。それから朝ウォーキングをして朝マックを買いに行きました。

そして朝9時、最終確認の為1時間だけスタジオに入りました。これだけやれば大丈夫。そして支度をして会場に向かいました。

今日の曲目は3曲。このくらいはライブ1本に出れば普通にこなす曲数だけど、やっぱり今日の意味を考えると緊張感は全然違う。過去のライブと比べてとかではなく、今回がとても貴重でいつもと違う場だからこその緊張感。余裕は全然なかったように思います。

発表会のリストから抜粋。私の参加曲は
4、9、23でした。

リハーサルで凄く緊張して本番大丈夫か?とも思っていましたが、1曲目の絢香「I believe」を演奏したあたりでようやく緊張もほぐれて来て、後の2曲Oasis「Don't look back in anger」、Maroon5 「Sunday Morning」はかなりやり込んで来ましたし、せっかくなら今後いつあるか分からない講師さんとの演奏を思いっきり楽しんでやると気持ちをシフトする事が出来ました。

気持ちを変えた事は正解だったと思う。ステージを降りて他の生徒さんに「凄い楽しそうでした」って言って貰えた時は本当に嬉しかったです。

そして楽しみにしていた発表会はタイムテーブルも巻き巻きで、あっという間に終了時刻となりました。客席から他の生徒さんの演奏も多数観ましたが、本当にみんな凄く頑張ってきたのが伝わって来ました。
生徒さんの年齢層は非常に幅広く、上はご年配の方、下はお子様。子どもさんの演奏は観たかったのですがタイムテーブルの関係で観る事が出来ませんでした。だけど小さな身体で楽器を初めて間もなくステージに上がる姿や、ご年配になっても学びを忘れずに挑戦する姿は僕にとっても凄い刺激になりました。

またこの発表会はベストプレイヤーの投票があり、一位だけ発表されるのですがそれはギターで参加されたお子様が入賞されました。

僕もそれを本気で狙っていましたが、さすがにお子様が相手では勝てません(笑)だけどこの後の打ち上げで「俺は君に入れたよ」って言葉を貰えたり、ドラムの子が沢山話に来てくれた事は本当に嬉しかったです。その打ち上げで美味しいお酒を飲み帰宅。本当にあっという間の1日でした。


そして、今回の本当の目的も果たす事が出来たと思っています。

ここから回想に入るんで少し長くなります。

2年前、僕はオリジナル曲を扱うバンドに所属しながら、ある機会でそれとは別の新しい音楽環境(現在の環境)に脚を踏み入れました。そこが長く続けていた自分のバンドよりも楽しくて、自分がこれからどう音楽に携わっていけばいいのかと葛藤していた時期がありました。

そんな気持ちでいた自分ですが、同時期に前のバンドからは「実力不足」を突きつけられました。
正直、新しい事云々は関係なく、本当は心の何処かでバンドに対して複雑な気持ちを抱えていました。だけど自分も実力不足で貢献出来ていない事を自覚しているし、正規メンバーである責任を考えたら言い出せない。そんな立ち位置だったからバンドの事は「楽しい」「楽しくない」って物差しでは測っていなかったし、貢献出来ていない事実から逃げてはいけないと思っていました。

そんな時に自分の事を必要として貰える環境に出会えて、本当はここが楽しいと思っているけれど答えを出す事が出来ない時間を過ごしていました。

色々思う事はある…だけど自分に実力が足りないのは紛れもない事実。少し師事を受けた期間もありましたが、我流で過ごした時間が9割。
数々の演奏機会に恵まれて楽しい時間も沢山過ごしたけれど、我流の学びではもうドラムの実力を伸ばせない事にも勘付いていました。

この時点でドラム歴18年。このまま楽しい趣味として音楽に携わり、続けていれば上手くなった気になって楽しみ続ける事も出来るだろう。

だけど、それじゃ納得出来ない自分がいる。
現状を変えるために決めた事が「我流を捨てる」でした。

それだけの年数を続けて、これからまた師事を受ける事に抵抗がなかったといえば嘘だ。けれど僕が上手くなるために必要だったのはこれまで自分で頑張って来たっていう見栄とプライドを捨てて、もう一度最初からやり直すつもりで向き合う事でした。

そして僕は今のスクールに入りました。最初の体験レッスンの時にアンケート調査があるのですが僕は迷わず「基礎をやり直したい」と書きました。それから今の師匠に基礎を叩き込んで貰って、現在に至ります。

今回、僕はその師匠の前で初めてライブ形式という形でドラムを演奏しました。
僕が希望した曲はOasisのDon't look
back in anger。この曲は現在の環境下では凄く頻繁に演奏しています。正直覚える手間を減らしたいという気持ちもありましたが、本当の理由は

「僕は基礎がこれだけ出来るようになった」

という事を、師匠に見せたかった。

手数の多いプレイや、テンポの速い曲を選ばなかった理由はそういう理由で、カッコよく言えば「凡事徹底」が自分のテーマでした。

基礎からやり直すって決めて、地道に続けて来て、毎回ステージに上がる度に動画を撮って、半年強が経った時の映像を観て「これだ!」って感覚を掴んだ時の嬉しさは今も覚えています。  

もっと早くやってたら…って言われた事もあるし、自分にもそんな気持ちがないと言えば嘘です。
だけどその経験のおかげで知ってる事があるから、それはこれからの将来、良い形でアウトプット出来たらと思います。

そして今回、巡り合わせで全ての曲を講師の方と一緒に演奏させて頂けて本当に嬉しく思っています。 
リハーサルの緊張はヤバかったですが、あの緊張を突破した後は「楽しい」以外の言葉が出ませんでした。

僕も将来、ドラムを教えられるようになりたいって夢がある。ただ上手けりゃ教えられるってものじゃないし、今回一緒に演奏した講師さん達のレベルに「追い付く」事は出来ないと思っています。


だけど「肩を並べたい」とは強く思いました。


それまでどれだけの時間がはかかるかはわからない。けれど、この経験は今年目標を立てて進んで来た自分へのプレゼントだと思っています。

絶対に前進してるのも間違いない。

辞める事なんかいつでも出来るけど、続けられる時間には限りがある。

だから、やれるところまでやる。

可能性を持っている自分に失礼な事はしたくない。

っていう脳筋スタイルでこれからもやらせて貰います!

最後まで読んで頂き、ありがとうございます。

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