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グアテマラ一人旅 #13 ヌワラ村

早朝パッキングを済ませ、昨日と同じパン屋でで朝食を済ませた。昨日のうちにフロントのお姉さんに車を手配してもらっていたので、フロントで待つ。

誰かのブログで見た小さい小さいヌワラという村に向かう。ヌワラに直接行くシャトルもコレクティーボ(乗合タクシー)もないので、ヌワラを通る違う行先のコレクティーボに乗り、途中で下ろしてもらう事になっている。ヌワラから最終目的地のアティトラン湖はヌワラの近くにいるドライバーのおじさんのお友達(?)が車で迎えに来てくれるとのこと。

コレクティーボ 185Q
チャータータクシー 300Q

かなり面倒だったし、コレクティーボも途中で降りるからといってディスカウントされるわけでもなく、タクシーもチャーターなので結構割高だったが、ヌワラはインディゴブルーの衣装がきれいだと聞いたのでどうしても行ってみたかった。

車に乗り込むと既に数人乗っていた。この人たちはアティトラン湖に行くはず。ヌワラまでは1時間ちょっとくらい。ドライバーにチャータータクシーの詳細を聞いていると、同乗者のスペイン人男性がスペイン語を話せない私を心配してくれ、何かあった時の為にとWhatsAppを交換してくれた。

旅人って本当に優しい。

ヌワラに着き、ドライバーのアドバイス通り道にたむろしていたトゥクトゥクに乗り込んだ。運転手の10代とも見える若いお兄ちゃんは東京卍と感じで書かれたパーカーを着ていたので、”これ私の国やデー”と言ったがハニカムのみだった。

初代 東京卍 グアテマラってぼったくりがない!

街の中心地には町役場の様な建物と公園があり、すぐメルカドがあった。
全てこじんまりとしていてとても長閑。大阪の下町を思い出す朝の酔っ払いおっちゃんも数人。女性は噂通り皆ネイビーブルーのスカートをはいている。

まずメルカドに行くがとてもこじんまりとしていてすぐに見終わる。周辺にあった刺繍糸を売るお店や民族衣装をずらりと並べたお店を見て回った。

メインストリートには電気屋さん、フライドチキン屋さんなどもあるが、明らかに衣装屋さんが多かった気がする。
一軒一軒見て回ったが、本当に小さい村なのですぐに見終わった。バックパックを担いでいるので流石に疲れた。

ご飯でも食べようかと思ったが、田舎過ぎてフライドチキンとピザしかない。村の端まで戻ると一件場違いな感じの(失礼)コーヒー屋さんがあり、アイスラテを注文し、休憩。なんだかアメリカナイズしているなぁと思ったら、なんとオーナーの青年は英語がペラペラだった。

アイスラテ

衣装や布が買いたくてこの村に来たと伝えると、色々説明してくれた。自分の父親が自宅でお土産や古着を売ってるよというので見させてもらうことにした。

コーヒーショップの裏にある自宅の庭・駐車場でお父さんに紹介してもらい色々見せてもらったが、衣装はカビが生えていて残念ながら購入できる物はなかった。洗えば大丈夫だよー!と言われたけど、バックパックに入れなきゃだしーと言うと、それ以上のしつこい売り込みなはなかった。

パパが見せてくれた衣装

この後アティトランに行くと伝えるとお兄さんが車を出してくれるか聞いてあげようか?というのでお願いしたが、事前に頼んでいた車より少し高かったので丁重にお断りした。

青年は最後までとっても親切でお買い物ができなくても嫌な顔一つせず対応してくれた。ありがとう青年!

他にも何件かまわり、あかちゃんを背負った可愛いい女性からブランケットを2枚と優しいママのいる古着屋さんでヌワラ村のインディゴブルーのスカートを購入した。優しいママが全身コーディネートして写真を撮ってくれた。買ったものは今でも大切に使っている。

ままコーディネート
ヌワラ村のインディゴブルー
1着40ドルくらいだったかな?

タクシーを待つ間にセントロ前のチャイニーズ・フライドチキン屋に入る。本当にそれしか選択肢がなかった。
フライドチキンとTacos Chino(中華風タコス)を注文。半分に割ったアボカドの上にタコスの材料がのっている感じの写真がメニューに載っていたが、実際に来たのは何処からどう見ても春巻きだった。

写真詐欺もここまでくると清々しくよろしい

ちなみにチャイニーズレストランでよく見る”福”と書いた壁用ワッペンも横向きだったり上下反対の突っ込みどころ満載。

福!

面白くて春巻きの写真をとっているとウエイトレスの少女が笑っていた。福の字反対やでーと言うと、わざわざキッチンまで伝えに言っていた。可愛い。
出るとき一緒に写真撮ってくれと言われ、一緒に記念写真を撮った。
韓国ブームがここにまできているのだろうか。

タクシー運転手と連絡が途絶えがちなので、ビールでも飲みながら待とうと、薄暗いバーの様なところに入る。全く照明がなく、床には藁、木のバーカウンターときったない(失礼)テーブルのみ。

怖くて写真も撮れなかった。後悔!

中には歯の抜けたおっちゃんがニヤニヤ私を見る。
ビールを注文したが、とてもじゃないけど中で飲める感じでもなかったので、公園で飲んでいたら、またもやフラフラの歯のないおっちゃんがきてなにやら話しかけてきた。何とかジェスチャーで理解したのは、外で飲んだら違法やでーという感じ。

教えてくれてありがとう。
まだまだ絡んでくるのでお礼を言って一旦避難。

行くところもなく中華フライドチキン屋に戻る。
さっき写真を撮ってお別れを言ったばかりなのでキマズイ。

かれこれ1時間ほど待ち、やっときた車に乗り込む。なぜか助手席に座らされる。
グーグル翻訳を駆使し、メッセージ上でスペイン語でやり取りしていたので、スペイン語が話せないと知り、スペイン語と英語を教え合った。

2時間ほどでアティトラン湖の入り口でもあるパナハッチェについた。天気も良く、美しいドライブロードだった。わざわざアティトラン湖が見える展望台に留まってくれて、写真撮りなよーって言ってくれたので、2-3枚撮って車にもどると、リクライニングを倒しまくってリラックスしようとしていたお兄ちゃん。え!もういいの?という感じだった。なんだかごめん。

展望台からの写真

ホテルまだ決まってないし、別の村に行こうと思っていると言うと、街の人にわざわざ場所を聞いてくれて、フェリー乗り場まで送ってくれた。

最後、ありがとう!とハグすると照れていた。かわいいやつめ。

すでに絶景 パナハチェのボート乗り場

この旅の最終目的地、アティトラン湖!


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