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イベント甲子園のオンライン説明会を終えて。

昨日、イベント甲子園のオンライン説明会を実施しました!

拡散にご協力頂きました皆さん…本当にありがとうございました!
説明会に参加できなかった方も、公式LINEで説明会動画を見てエントリーできるので、ぜひ引き続きご案内ください!

▼公式LINE

協力して下さった多くの方々に説明会の場を伝えるために、昨日感じたことを綴ります。

昨日は、あしたの寺子屋の1年10か月の軌跡を、感じる場でした。
そして、次の僕らの目指す世界の可能性の兆しが見える場でした。

1年10か月の軌跡を感じたのは、 参加者の顔ぶれを見た時です。

都会に暮らしながら様々なプログラムに参加している「甲子園の常連校」のような生徒が参加してくれました。
これは、様々な教育関係者の仲間たち、先輩たちがこの縁を繋いでくれました。

田舎に暮らしながらこういったプログラムに慣れずに緊張しながら参加している「新進気鋭の公立校」のような生徒が参加してくれました。
これは、寺子屋の運営者たちや、あしてらキャンプで繋がった現地の方々、大学生スタッフがこの縁を繋いでくれました。

この光景は、僕がオンラインでキャリア相談サービスを提供していたり、イベント運営をしていたときには見れなかった景色なんです。

「あー、またあそこの高校の生徒ね」とか「あぁ、あのプログラムの参加者ね」とか、分かっているけどそれでもそういう生徒たちから参加者を集めざるを得なかった。
小さな町の"名もなき"高校には、頑張っても届かなかった。
だけど、今回はそういう生徒たちと、こういったプログラムに初めて触れる生徒たちが、混ざる場になった。うれしかったなー。

これ、「小さな町の先生や生徒の傍にいる大人たち」と僕らや僕らの仲間たちが泥臭く繋がってきたから実現できたことだと思います。
選択肢を提示するだけでなく、その選択肢が自分のものだと思えるように、一緒に一歩踏み出す仲間/先輩がいたから、実現できました。

今回情報をシェアしてくれた皆さん、皆さんと僕らのつながりで、生徒たちは越境のはじめの一歩を踏み出しましたよ…。やりましたよ…。

そして。次の僕らの目指す世界の可能性の兆しが見えたのは、参加者の生徒たちとやり取りをした時のことです。

ある生徒が、こんな質問してくれました。「ワクワクと、持続可能性/実現可能性は、どちらが重視されますか?」と。
もしかしたらコンテストとかの経験者だったのかな。
そして当社のメンバーが、「正直分からない。答えが無いから、自分たちで沢山悩んでほしいい。」という旨の答えをしてくれました。

"社会"で生きる皆さんなら分かるはず。
世の中は、本当に答えが無いことばかりです。「そうはいっても」の答えも無い。
仕事のプレゼンだって、中身よりも、その日の空気感とか、審査員と仲が良いか?が決め手で決まったりすることもある。
誰かが決めた確かな合理的な軸だけで結果が決まることなんてない。これは、僕も独立してから知って驚いたことでした。

そんな理不尽で非合理で、だからこそ面白い"社会"の中で、どうやって自分のアイデアを魅力的と思ってもらおうか?を生徒達は考えてくれるはず。

こういう"社会"のおもしろさを、説明会という場の中で色んなバックグラウンドの生徒たちとの対話の中で共有できたことが嬉しかった。
質問してくれて、嬉しかったなぁ。良い答えを返してくれたきよとくん、すごいなぁ。

そして、"名もなき高校"の生徒から、事後アンケートでこんな感想が。

"お話のなかで「イベントの定義は自分たちで作る」という言葉を見たときなんだか閃いた感覚がしました。何かいいイベントをおもいついたというわけではありませんが、名前の知らない感情に出会ったような…。今日集まった誰かが優勝に選ばれるのかはたまた違うのか分かりませんが、誰もがチャレンジして良かったと思えるものに出来るよう、まず自分が精一杯頑張ろうと思います。やることをやるだけだ。頑張るぞ"

経験や、地域や、立場が、違うからこそ学び合える。そうやって玄人も素人も同じ場所に居て、お互いに気付きを持って帰れる。
そういうネットワークを、僕は作っていきたいです。小さな町に足を運びながら、大切に繋がりをつくりながら。

このネットワークの中で大人も楽しく一緒に学び合える世界がくれば、日本の小さな町の教育環境は大きく変わります。そう確信しました。

あー、あきれるほど地味で、時間もかかるけど、だけど、これをやりたいと昨日あらためて思いました。

これからも、頑張っていきます。寺子屋長の皆さん、やっていきましょう。力を貸して下さい。

イベント甲子園、いい場にしていきます。いい場にしていきましょう。
改めて、協力してくれた皆さん、ありがとうございました!

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