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自分のことを覚えてもらっているというのはそれだけでありがたい気持ちになる。自分も一つ一つの出会いを大切にしたい。
自分に欠けていること
今日はある稽古会の初稽古に参加。その稽古会には以前参加していたのですが,去年の2月に椎間板ヘルニアのため離脱。現在も戻っていない稽古会です。参加していた期間も1ヶ月と短期間でした。
会場に行って,まず代表の先生に挨拶。覚えておられないだろう思い,名乗ると覚えておられる。え!覚えていてくださったんですか? しかも,いつ椎間板ヘルニアになって,会を退会したのかも記憶されている。すごい!
代表の先生は八段の先生で,いろいろと会うひとも多く,週1回の1ヶ月程度の稽古をお願いした自分のことなど,覚えておられないだろうと思っていたけれども,すごいなー,覚えておられるんだ。
よく,一期一会とか,交剣知愛とかいって,ひとつひとの出会いを大切にするっていうけど,とてもそれは難しいこと。ひとつの稽古でも,かかった先生のお名前,その先生とどんなめあてをもって,実際にどんな稽古になったのか,稽古後,すべて思い出すことはできていない。
今日の稽古会でもそう。見覚えがあるひとに出会うのだが,どこの稽古でお世話になったのか思い出せない。今日,稽古をしていただいたのに,同姓の先生がいると,どちらの先生に稽古をしていただいたのかも,心許ない。だめだなー。自分に欠けているのは,ひとつひとつの出会いを大切にしていないとこだなー。
なぜ,ひとつひとつの出会いを大切にしていないのか。それは,自分,自分,自分のことばかりだからでしょう。もっとうまくなりたい。もっと強くなりたい。自分のことばかりに囚われて,それを後押ししてくれるひとしか記憶に残らない。
そういう人生は生きるに値するのかな?
今年の目標
ということで,今年の目標はこれです。
自分の人生から,何を求められているのか,それを具体的にとらえる
自分は,自分,自分,自分ばかりで,ひとに与えず,自分の責任を果たしていない。自分はどんなふうに生きるべきか,どんな役割を人生から求められているのか,それを具体的にとらえる。
まずは,自分,自分,自分,自分をはなれてみたい。
その練習には,坐禅も剣道もちょうどいいかもしれない。