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料理が好きになった原点

▼私が幼い頃,日曜日の朝のテレビ番組で好きだったものと言えば「マチャアキ海を行く」と「世界の料理ショー」でした。どちらもテレビ東京だったと思います。前者は堺正章さんがナレーションを務める番組で,堺さんが実際に海に潜るわけではありませんでしたが,堺さんの軽妙な語り口で海の生き物の生態を紹介する番組でした。そのおかげで多少は海の生き物に興味が出て,親に油壷マリンパークに連れて行ってもらった覚えがあります。

▼「世界の料理ショ」ーは,「マチャアキ海を行く」のすぐ後の時間帯で放映されていたような気がします。2012年に再放送されたようで,テレビ東京のホームページにレシピ集がありました。

▼この番組,もともとはカナダのCBCが制作したもので,原題は The Galloping Gourmet です。登場するのは料理研究家のグラハム・カー氏。

▼吹き替えの語り口が実に軽妙洒脱で,ショー的な要素を取り入れた料理番組の草分け的存在だと言えます。毎回,次のような流れで番組が進んでいきました。

 ① ジョークを交えたトークと料理の紹介
 ② 調理
 ③ 実食
 ④ 観客席から1人選んで一緒に実食

▼全部面白いのですが,この③の「実食」で観客がうっとりと美味しそうな料理の実食風景を眺めているのが実に滑稽で,また「どんな味がするんだろう」と幼心に思ったものでした。

▼こちらはオリジナル版(内容は上のものとは異なりますが)。やはり,グラハム・カー氏の軽妙なトークで場内を沸かせています。

▼DVDボックスも売られていますね。以前から買おう買おうと思いつつまだ買っていないのですが(笑)。

▼グラハム・カー氏が実に楽しそうに料理をするのを見て,ああ,料理って面白そうだなぁ,と思ったのが,私の覚えている限り最も古い料理への関心だったと思います。

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