正誤判別問題攻略法【Mission 08】
▼早速,今回のMissionに挑戦しましょう!
=Mission【08】=
▼次の英文の[ ]内から誤りのある箇所を1ヶ所指摘しなさい。
[001] [Since] Susan [looks] awfully pale, I suggest that she [go] to see a doctor [immediate].(立命館大学)
[002] We [had to] make sure that we spoke [quiet] so that people [sitting] in the bank [couldn't] hear us talking.(立命館大学)
[003] It is [typically] John [to waste] time [when] he knows we are [already] late. (学習院大学)
[004] [Rare], if ever, [do] revolutionary new inventions [result] from the [isolated] efforts of one individual.(立教大学)
▼解答・解説は下にあります。
↓↓↓
↓↓↓
↓↓↓
↓↓↓
=Answer【08】=
▼今回の共通テーマは〈形容詞と副詞の区別〉です。
▼英語には,修飾語は「形容詞」と「副詞」の2種類しかありません。それぞれが何を修飾しているのかをきちんと理解しましょう。
[1] 形容詞…名詞を修飾する/補語になる
[2] 副詞…名詞以外を修飾する
→例外的に名詞を修飾する副詞もありますが,原則として,名詞を修飾するのは形容詞が担当し,それ以外の品詞はすべて副詞が担当します。
▼なお,〈形容詞 + -ly〉は原則として「副詞」になります。
[001] [immediate]⇒[immediately]
[002] [quiet]⇒[quietly]
[003] [typically]⇒[typical of]
[004] [Rare]⇒[Rarely]
[001] immediateは形容詞です。ところが,このimmediateは名詞を修飾しているわけでも,補語になっているわけでもないので,副詞に直さねばなりません。
訳:スーザンは顔色がひどく青白く見えるので,私は彼女が直ちに医者にかかることを提案している。
[002] quietは形容詞ですが,名詞を修飾しているわけでも,補語になっているわけでもないので,副詞に直さねばなりません。
訳:私たちは,銀行で座っている人々が私たちのしゃべっているのを聞こえないようにするために,静かにしゃべるようにしなければならなかった。
[003] typicallyは副詞なので,Johnという名詞にかかることはできません。typicalという形容詞に直しますが,それだとtypicalがJohnという固有名詞にかかってしまいます。基本的に固有名詞に形容詞がかかることはないので,typicalの後に前置詞ofを入れて,〈typical of~=~に特有の〉とします。
訳:既に遅れているとわかっているのに時間を無駄遣いするのはいかにもジョンらしい。
[004] rareは「まれな,めったにない」という意味の形容詞です。ここでは名詞を修飾しているわけでも,補語になっているわけでもないので,副詞のrarelyを使う必要があります。
訳:革命的な新たな発明が一人の人間の他から孤立した努力から生じることは,たとえあるとしても,めったにない。
=Lesson【08】=
▼形容詞と副詞のそれぞれの役割を理解した上で,その違いに気をつけよう!