まちを博物館に
▼福山駅構内で,このような展示を見かけました。
▼「福山駅の歴史展」と題したパネル展示で,開業時からの福山駅の写真と説明が展示されています。
▼明治時代にできた駅の多くは通例,城から少し離れたところに作られたものが多いのですが,ここ福山駅は城の中に駅が作られた,きわめて珍しい事例だと思います。その貴重な歴史の資料が見られることはとてもありがたいことです。
▼また,駅の西側についてはかつて鞆鉄道が走っていたのですが(昭和29年廃止),その歴史についても少し展示してありました。こちらのページに詳しい資料があります。
▼まちは,生きた歴史博物館です。新しい建物はいくらでも建てることができますが,古い街並みが消えてしまえば個性のないつまらない街になるおそれがあります。福山のまちの歴史にこうして少しでも注目できる機会ができるのはとても素晴らしいことであり,今後もぜひ続けて欲しいと思います。
▼ちなみに,福山駅北口には「ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館)」があります。
▼幻と言われていた中世の商業地区・草戸千軒遺跡の発掘史料や,草戸千軒の街並みを等身大で再現した展示があり,見応えのある博物館です。
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