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入試問題出典分析:2022年度早稲田大学文化構想学部

▼2022年度早稲田大学文化構想学部長文読解問題の出典は以下の通りです。

2022年度早稲田大学文化構想学部[2月12日実施]

I-(A)

Christof Koch, Is Consciousness Everywhere?

I-(B)

Geoffrey Sampson, The Linguistics Delusion, Equinox Publishing Limited, 2017

II-(A)

Robert J. Shiller, Narrative Economics: How Stories Go Viral and Drive Major Economic Events, Princeton University Press, 2020, pp.33-35

II-(B)

Zadie Smith, Feel Free: Essays, Penguin UK, 2018/02/08, Part II, Chapter VI

II-(C)

Iris Gottlieb, Seeing Gender: An Illustrated Guide to Identity and Expression, Chronicle Books, 2019/10/22, p.160

III

Russell Kirk, Enemies of the Permanent Things: Observations of Abnormality in Literature and Politics, Arlington House, 1969

▼比較的新しい年度に出されたものが多い中,IIIでは,アメリカの政治理論家であるラッセル・アモス・カーク(Russell Amos Kirk [1918-1994])が1969年に出版した書籍からの出題でした。ここ数年,難関大では「古典回帰」の傾向が続いており,新しい英文だけでなく古い英文(今のところ,私の知る限りで最古は1868年のもの)も出題することが増えています。そうした英文はやや格調高い文語体で書かれていることが多く,語彙の難度が高く,文構造も複雑になりがちなので,文法的に正しく読み,素早く文構造を処理する必要があります。

#入試問題出典分析
#2022年度大学入試


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