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You can make it!! 時事英語【#023 throw O under the bus】

【throw O under the bus】

▼文字通り訳せば「Oをバスの下に投げ入れる」。そこから「(仲間や友人などを、悪意で、または自分の利益のために)犠牲にする」という意味となった。
▼ 『CNN ENGLISH EXPRESS』12月号によれば〈2004年頃からアメリカのスポーツジャーナリズムで使われだした新しい表現。その後、スキャンダルに見舞われた政治家を仲間の政治家が擁護せず見捨てるようなケースでしばしば使われるようになり、2008年の大統領選の報道でジャーナリストが頻繁に用い、定着した〉という。

◆この回もCNN ENGLISH EXPRESS』とのタイアップ企画で,『CNN ENGLISH EXPRESS』2014年12月号で紹介された表現の中から選んで解説しました。また,underを用いた慣用句として【under fire】という表現についてもお話ししました。

【例文】
[023-1] ... is it fair for the president to essentially be throwing James Clapper under the bus here?
(オバマ大統領がこのように、要するにジェームズ・クラッパー長官をスケープゴートにするのはおかしくありませんか。)
出典 『CNN ENGLISH EXPRESS』12月号、p.128
□□ president 大統領

【under fire】

▼ 「砲火(非難)を浴びて」

◆前置詞 under は,「…の下に・下で」という意味で,そこから,「何かの影響や支配を受けている」という表現でよく用いられています。

◆ちなみに,ブログなどのSNSが一斉に非難を浴びることを「炎上する」と言いますね。英語ではflaming「燃えている」という表現が有名ですが,このunder fireも同様の意味で用いられています。
ex) His blog is under fire.
(彼のブログは炎上中だ[彼のブログは非難を浴びている]。)

【例文】
[023-2] Jimmy John's under fire for worker contracts. (...) It's one thing for a high paid exec to be prohibited from working at a competitor. But Jimmy John’s actually imposes non compete clauses on its low-wage workers.
(ジミー・ジョンズは労働者の契約のことで非難を浴びている。高給取りの重役が競合他社で働くのを禁止されるのはわかる。しかし、ジミー・ジョンズは実は競合他社での労働禁止条項を低賃金の労
働者にも課しているのだ。)
[出典]http://money.cnn.com/2014/10/22/news/jimmy-johns-non-compete/index.html
□□ Jimmy John’s ジミー・ジョーンズ(アメリカの人気サンドイッチチェーン店)
□□ contracts 契約
□□ high paid exec 高給取りの重役
□□ prohibit A from B AにBするのを禁止する
□□ competitor 競争相手,競合他社
□□ actually 実は
□□ impose A on B AをBに課す,AをBに押しつける
□□ non compete clauses 労働禁止条項
□□ low-wage 低賃金の

▼023の解説は以上です。

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