落合陽一個展「 裸性と身体性 」に行ってみた件
落合陽一さんが2週連続で個展を開催しました.
一発目は岐阜・飛騨高山での日下部民藝館での「遍在する身体 交錯する時空間:円環に帰す炭素・デジタル・情念と物語の形」.
そして,本日4月16日(土)から.
二発目の身体性の個展は,東京・新宿での「裸性と身体性」である.
そもそも,風景やスナップをライカで撮影している落合さんが,身体性に寄った作品をはじめたことに私は違和感があった.でも,コロナの世界になり,不要不急の自粛と密を避ける時代に突入し,身体性と祝祭性が失われたことで自身の文脈の中に意義あることになったみたいだ.
落合さんは身体性と祝祭性の回帰について色々思考を続けていた.
ウィズコロナになり,身体接触や祝祭が失われた風景の中で,身体的な生々しさや人間性などを,作品の中に落とし込むことがキーのテーマになっていたという.
ちなみに,3歳の落合少年は,ご近所の画家の先生に絵を習っており,5歳ぐらいに裸婦像に興味を抱き,描いてたらしい.
なので,必然的な文脈なのである.
作品が作品だけに撮影NGですが,個展「裸性と身体性」の空気感と,落合さん本人に聞かないと語られないことを,少しご紹介したいと思います.
余談ですが,今回の個展も毎度恒例となっている,ギリギリまで粘ばってますツイートが…
「抱えすぎ」「やめよ」「寝よう」というフォロワーの声もありすが…
そういうお方なんですwww
会場の雰囲気
ステートメント
モデル
今回の個展のキーイメージにもなっている楢崎くるみさん.
楢崎さんもアーティストで,自身の作品と共に撮影は行われた.
まるで自身の作品が身体の一部のようで,身体と精神で結びついているようである.
秋山さん.
美しい縄.身体と傷,縛りの質量感がすごかった.
椿れいさん.
藁人形とコンサータ錠…独特の空気感.
ちなみに,モデルとして私の友人も撮影に参加したのだが,
「撮影現場到着したら落合さんしかいなかった」
「全て落合さん自身でやっていた」
「なおさら緊張したが,祝祭性を感じた」
という.
スポットライトを浴びながら,非日常的空間で,落合さんと1対1で作っていく世界観は,特にそうだろう.
プラチナプリント
作品は全てプラチナプリント.
プラチナプリントは湿度に左右される.
作品のコントラストやムラなど,実際に納得いく作品は,作業に慣れた落合さんでも一枚で仕上がることはナイらしい…
なので直前まで,自身のアトリエで,時間をかけてプリント作業を行なっているのである.
そして,もっと深刻な問題!
プラチナプリントの原料:パラジウムの高騰である.
歯科の治療に使われる銀歯などの素材にも使われるパラジウムはここ数年価格が上がっている.
そして,ウクライナ侵攻を受けたロシアへの経済制裁などに伴い,とんでもない高騰に…
ということで,この個展はプラチナプリントの仕上がりにも着目しながら鑑賞するのがオススメ!
さいごに
いかがでしたでしょうか?
ほんとに,落合陽一さんはガチです.
まじヤバいwww
寝てないけど,朝は元気です!特に水曜8時からは!!
(水曜8時 オンラインサロン落合陽一塾「おはおち」のお時間)
さいごまで読んでいただきありがとうございました❣️🙇♂️