【#ラーメン店に行こう】東京23区の絶品塩ラーメン屋さん 28選
落合陽一さんが主宰する「落合陽一塾」では、最新の出来事や学術論文、エンターテイメント、報道などを多角的に探求し、議論を展開します。この一連のプロセスは知的探究心を刺激し、未知の知識や新たな視点に触れる機会に出会えます。
「落合陽一塾」には部活動があり、私は「グルメ部」に参加しています。この部活では、普段行く機会の少ない絶品レストランを訪れたり、美意識や文化的教養を高める活動を行っています。
今、街のラーメン屋さんが大変なことになっています!
東京商工リサーチの調査によれば、2023年1~8月の倒産ペースが続けば、ラーメン店の倒産は2013年の最多記録を超える可能性が高いです。特に小規模店舗が危機に瀕しており、その内訳は資本金1000万円未満の店舗が約9割です。ラーメン店は、高い客回転率と少ない開業資金で運営されていますが、競争力が乏しく価格転嫁が難しい状況です。さらに、ロシアのウクライナ侵攻による小麦価格上昇、原油価格の高騰、人手不足による人件費の増加など、多方面からのコストアップにより、特に街のラーメン屋さんはますます厳しい状況に置かれています。
ラーメンは学生時代の懐かしい味として、心に残っている人も多いです。その味に突然会いたくなる瞬間がある人も少なくないはず。大切なお店が突然消えてしまう寂しさを防ぐため、今こそラーメン屋さんを思い出してほしいです。
私はそんな後悔がないようラーメンの食べ歩きをしています。今回、東京23区で絶品の塩ラーメンを提供していた28軒のお店をご紹介します。前回の煮干しラーメン、また味噌ラーメン同様、この記事が少しでも何かのキッカケになれば幸いです。
東京23区塩ラーメン巡り:絶品28店舗食べ歩き!
塩は、醤油や味噌のような発酵調味料と異なり、独自の旨味成分を持っていないため、塩だけで美味しさを十分に引き出すのは一筋縄ではいきません。そのため、多くの料理人はミネラル分が豊富な塩を使用したり、異なる特性を持つ複数の塩をブレンドしたりしています。さらに、昆布や貝などの食材から抽出した旨味を加えた特製の塩ダレを作ることで、スープの味わいをより豊かにしています。
塩が本来持っていない旨味が、逆にスープの素材の風味がダイレクトに感じられ、塩ラーメンは他の種類のラーメンに比べてごまかしが効かない一面があります。この特性を理解し、塩を主役に据えたラーメンを提供する店は実は少ないのです。
これは、スープに自信があるからこそ成せる一杯を提供されているとも言えます。
SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店
東京・新宿御苑前の「SOBA HOUSE 金色不如帰 新宿御苑本店」。
蛤スープの先駆者。
人気と実力を兼ね備えた、ミシュラン一つ星の名に恥じない、独特な香りとスープの深みが特徴の一杯を提供しています。
Ramen Break Beats
東京・目黒にある、今注目の人気店「Ramen Break Beats」。
新時代の風格が感じられる極上の逸品。
福岡、東京でイタリアンやフレンチに従事した後、カナダのトロントで約8年間創作和食に携わり、独学でラーメンを追求。
店主の世界観が凝縮した一杯がいただけます。
神名備
東京・千駄木の「神名備」。
薬膳やエスニックな香りが心地よく広がり、まさに唯一無二の個性豊かな一杯。
外見からはジャンク系ラーメンと思われがちですが、一口すすればその予想は裏切られ、とても上品で重厚なスープと秀逸なチャーシューが待っています。
Homemade Ramen Muginae 麦苗
東京・大森の「Homemade Ramen 麦苗」。
単なる言葉では表せないほど深く、次元を超えた、言葉で表すとチープになりそうで申し訳ないほどの逸品。
一杯の中に詰まった多層的な美味しさと、素材と技術へのこだわりが体感できます。
饗 くろ㐂
東京・秋葉原の「饗 くろ喜」。
店主の黒木さんは料亭、イタリアンを経てラーメンの業界へ。
「上質・本物」をコンセプトに一杯のらーめんに取り組まれています。
本当に素晴らしい、和食の上品さを感じさせる究極の麺料理を体験できました。
らぁ麺や 嶋
東京・西新宿五丁目の「らぁ麺や 嶋」。
平日日中のみの営業という限られた時間にもかかわらずその名声にふさわしく、いつも行列が絶えないお店。
スープ、麺、それぞれのトッピング一つ一つが高次元で、丁寧に仕上げられています。
宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀 東京本店
東京・蒲田の「宍道湖しじみ中華蕎麦 琥珀 東京本店」。
一杯一杯に店主の情熱と技術が詰まっていることを感じる、濃厚なしじみ汁の旨味と、それを支える具材たちのハーモニーに、心からの感動を覚えました。
入鹿TOKYO 六本木
東京・六本木にある「入鹿TOKYO 六本木」。
ラーメンの新たな可能性を感じさせる、ミシュランビブグルマン獲得のお店。
店主の小川和弘さんは、AFURI、凪、一燈といった極めて有名なラーメン店で研鑽を積み、その経験を独自のスタイルで確立していました。
中華そば べんてん
東京・成増にある名店「中華そば べんてん」。
1995年に高田馬場で創業。
2016年9月に今の場所に移転してからも名店としてその地位を保つ『べんてん』。
その名声に違わぬ、絶品の一杯がここにはあります。
Japanese Ramen 五感
東京・東池袋の隠れた名店「Japanese Ramen 五感」。
店内に入ると、和モダンなおしゃれな空間が広がり、心地よい時間の始まりを感じさせてくれます。
そして、ラーメンに対する新たな理解と感動を与えてくれました。
ラーメン屋 トイ・ボックス
東京・東日暮里の「ラーメン屋 トイ・ボックス」。
今年の12月15日で開店10周年。
ミシュラン東京のラーメン部門が初めてノミネートされた2015年からビブグルマンに掲載されるなど、その実力は確かなものがあります。
ラーメン 巌哲
東京・早稲田の「ラーメン 巌哲」。
一口いただくと関西の風情が蘇る絶品の世界が広がります。
驚かされるのが、深みと洗練が共存するスープの味わい。
深いこだわりと独自の美味しさを感じることができる一杯でした。
創作麺工房 鳴龍
東京・南大塚の名店「創作麺工房 鳴龍」。
その実力は、2017年から6年連続でミシュラン1つ星の獲得という形で証明されています。
この実力が最大限に発揮された一杯は、上品で華麗で秀逸な一杯で、ラーメンを楽しむという体験そのものを新たな次元へと高めてくれました。
麺屋 一燈
東京・新小岩の名店「麺屋一燈」。
まず目を引くのは、その黄金色に輝くスープ。
通常の3倍の鶏ガラを使用して炊き上げられたスープは、澄んだ中にも突き抜ける旨みと深みを秘めています。
その味わいは、従来のあっさりとしたラーメンの概念を一新する、まさに優雅な世界へと誘ってくれます。
麺処 ほん田 秋葉原本店
東京・秋葉原の「麺処 ほん田 秋葉原本店」。
21歳で革命的なラーメンを作り上げ、若き天才と称された本田店主が手掛けるこの一杯。
期待を超える驚きと感動を提供してくれ、単なる一杯のラーメンを超えた、極上のガストロノミー体験でした。
麺屋 Hulu-lu
東京・池袋の「麺屋 Hulu-lu」。
ハワイ好きの店主が提供するこのラーメンは、他では味わうことのできない特別な一杯。
心地よいそよ風を感じるような、明るい笑顔と暖かい接客が、このラーメン体験を一層際立たせています。
一杯一杯に込められた愛情は、心にも温かく響くものがありました。
麺や 金時
東京・江古田の「麺や金時」。
2015年から2019年まで5年連続で『ミシュランガイド東京』のビブグルマンに選ばれるほど、その価値が認められています。
これこそが、高いコストパフォーマンスと品質を両立させた究極の一杯でした。
牛骨らぁ麺 マタドール 本店
東京・北千住の「牛骨らぁ麺マタドール」。
牛骨、牛アキレス、牛筋を組み合わせ、香味野菜、魚介乾物、山菜乾物と共に30品目以上の食材で出汁を取る、独創的な一杯。
これほどの工夫と技が注ぎ込まれたラーメンは稀有で、一度食べれば忘れられません。
らーめん 改
東京・蔵前の「らーめん改」。
海の恵みが一杯に凝縮された至福の時を与えてくれます。
店主の木場幸治さんは、東京・青梅市の名店「いつ樹」出身。
ただ美味しいだけでなく、食材一つ一つへの敬意と繊細な調理法が感じられる、まさに極上の一杯でした。
らぁめん ご恩
東京・野方の「らぁめん ご恩」。
2022年3月6日にオープン。
毎日400羽分の手羽先の骨を手作業でカットし、その上で7時間も煮込むという、手間暇を惜しまない情熱が詰まっています。
一口すすると、その努力と情熱が口いっぱいに広がり、心まで満たされる瞬間でした。
らあめん 元
東京・蓮根の「らあめん元」。
14年連続である雑誌の賞レースに輝いているのも納得の一杯。
上品な香りが食欲をそそり、一口すすれば鶏油による深いコクが舌の上を滑ります。
中華そば 満鶏軒
東京・錦糸町の「中華そば 満鶏軒」。
鴨にとことんこだわった逸品。
鴨の魅力を存分に感じられる一杯で、その細部に至るまでのこだわりが伝わってきます。
一度食べれば、その独特の風味と深みに心奪われることでしょう。
麺処 しろくろ
東京・八幡山の「麺処しろくろ」。
独自の世界観の一杯は、味わい深く繊細な魅力が詰まっています。
貝出汁の旨味を極限まで引き立てたこのラーメンは、まるで海を旅しているかのような感覚に浸れます。
淡麗でありながらもその奥深い味わいに大満足です。
MENSHO
東京・護国寺の「MENSHO」。
日本の海や畑で採れた国産食材だけを使用しており、その調理には職人たちの仕事への敬意が感じられます。
美味しさはもちろんのこと、無駄なく、愛情を込めた一杯が提供されています。
成城青果
東京・芦花公園の「成城青果」。
店主は、一般の会社員からラーメンの世界へと変わり、多くの先輩ラーメン店大将たちからのアドバイスで夢のラーメン店を開業。
シンプルながらもその奥に深い味わいと情熱を秘めています。
桜上水 船越
東京・桜上水の「桜上水 船越」。
店主は、『渡なべスタイル』の渡辺樹庵氏の下で修業を積んだ実力派。
その技術がふんだんに詰まったラーメンは、多くのラーメンファンを惹きつけ、人気店となりました。
豊富な食材を活かしたこのワンタンメンは、食べ応えが充分。
その豊かな味わいは一度食べたら忘れられないものとなります。
カネキッチン ヌードル
東京・南長崎の「Kanekitchen Noodles」。
名店「六厘舎」で修業を積んだ店主。
高級地鶏。丹波黒どりと上州せせらぎポークを贅沢に仕様し、旨味の濃さをが加わった至福の一杯をいただけます。
真鯛らーめん 麺魚 本店
東京・錦糸町にある「真鯛らーめん 麺魚 本店」。
まさに海の恵みが凝縮された一杯。
スープは愛媛県宇和島産の真鯛の中骨を使い、鯛本来の旨みと風味を最大限に引き出しています。
ただ美味しいだけでなく、食材へのリスペクトと調理法への熟練が感じられました。
まとめ
今週末、あなたが大切に思うお店に足を運んでみてはいかがでしょうか。この記事がそのキッカケになれば嬉しいです。
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