今期の覇権デッキの予定でした
よしだめです。今期も前半戦でレート杯の出場権を獲得できたので構築記事を書くことにしました。今回は僕がレート期間に使い込んでいた回復Bがtier外のデッキだったので、全文無料のチラシの裏クオリティです。
3コスジャンヌ:ミニジャンヌ
7コスジャンヌ:デカジャンヌ
・回復Bのデッキ性質
回復Bは再現性に重きを置いたコントロールデッキです。噴水や噴水サーチ、学園カードや学園サーチを駆使して、ほしいカードを安定して手札にそろえ、サーチカード群のパワーの低さをデカジャンヌのパワーと圧倒的蓋性能で補いコントロールします。そのデッキ性質上進化ネメシス対面とスペルマナリアウィッチ対面とバハムートドラゴン対面は不利が付きますが、その他のデッキには五分~微有利以上あると思っています。特に対ゴーストネクロの相性はひどく、低く見積もっても7割は勝てるかなりの有利マッチだと考えています。
ゴースト対面:70-30
結晶対面:55-45
復讐対面:60-40
ウヌエル対面:65-35
進化ネメシス対面:30-70 (!!!)
スペルマナリア対面:45-55
・採用カード
・プリズムプリースト
このデッキにおける最強カードである清浄の噴水をサーチできるカード。デカジャンヌ横でプレーする2コスフォロワーのかさましとしても偉い。3枚で回している期間も長かったです。
・オーキッドの試験場
個人的にかなり評価の低いカード。回復ビショップの本質が<<盤面にフォロワーを出しながら回復をしてアドバンテージに変換する>>ことであり、盤面にフォロワーを出さずに回復する行為はエルヴィーラ前しか強くないです。また、デカジャンヌ横の2コスフォロワーの数が重要なデッキなのでかなり採用するべきでないと考えています。
・メタトロン
かなり評価の高いカード。ジャンヌの蓋性能が高いこの環境において後6にデカジャンヌをプレーできる可能性は魅力的で後4のランプ札は手厚く取りたいところです。また、このデッキは実は2コスの即時回復フォロワーが少なく、ベルディリアが引けていないだけでルウ・花少女が起動しないということはよくあります。また1/4守護が中盤の守備力が高すぎることも相まって、3枚採用は必須であると考えています。
・アンリエット
かなり評価の高いカードその2。回復ビショはエルヴィーラのプレーターンの横面処理が課題であり、序盤の攻防においてポイントを稼げるカードは比較的評価が高いです。アンリエットは相手の後3ルシウスやメタトロンに対する回答でありつつppブーストもできるのでかなり3枚採用したいです。
・オリヴィエ&シルヴィア・バイブガハギミック
前期まではおそらく標準採用だったギミックです。今期はジャンヌの登場により盤面処理が安定した上、噴水の登場によりリソースも安定するようになったのでこのギミックに依存する必要がなくなりました。オリシルとバイブガハがそれぞれ単体だと弱いことに加えて、ジャンヌとのアンチシナジーがかなりデッキのバランスを壊してしまうので採用するべきでないと考えています。
・ミニジャンヌ
序盤の暇つぶしとして優秀かつ中盤の最低保証カード。デカジャンヌがないだけで盤面を処理しきれずに負けてしまう事故が一定数あるので、数枚は採用したほうがいい気がしています。以前はネメシスネクロマンサーに処理として機能するルシウスを採用していましたが、進化権を使わないと盤面処理をできないことや、リソースとしての評価等からミニジャンヌのほうが強いと考えています。
・浄化の令嬢
強いと見せかけて弱いと見せかけて強いカード。序盤のテンポを支えつつ終盤のOTKパーツになったりハーフロックの回答になったりととても優秀です。デカジャンヌに横処理を依存している以上、デカジャンヌケアのハーフロックに対するデッキ内の回答札はある程度用意すべきなので数枚は採用するべきと考えています。
・マッチアップごとの大局観
・ゴーストネクロ対面
踏んだらにんまりのガン有利対面です。大局観さえ把握しておけば先攻は必勝、後攻もだいたい勝てると思います、
基本的にはデカジャンヌの返しのゴーストバニッシュで死ななければ勝ちなので、序中盤の攻防で極力ライフを守りたいマッチアップ。デカジャンヌ脇の諜報員に対してゴーストネクロ側がまともに対処できないので、エルヴィーラに進化を切らなくても勝ちやすく、マリガンでエルヴィーラ関連カードをキープすることはありません。
序盤の盤面を壊されないことは特に大事なので、キープしたベルディリアは基本的に序盤に長久の導きで相手の盤面を処理するために使います。先4の2コスフォロワー+ベルディリア突進付与で盤面処理→先5でエルヴィーラ進化+長久の導きで相手のルシウスに対してエルヴィーラが相打ちせずに済む形を作り、相手の後5に顔進化をさせないパターンは頻出形です。また、序盤の諜報員は適当にプレーして盤面を支えることが多いです。諜報員+令嬢で相手のルシウスを処理するのは頻出形なので、わざと2パスして3tに諜報員を置く分岐は見逃さないようにしましょう。
また、後攻の際はライフを重視してランプせずに盤面全処理択を選ぶか、多少盤面を放置してランプするかの判断が難しいです。相手の先8までの打点を受けるには清浄の噴水の回復とドロー予約がないとライフ・リソースがともに足りないがちなので、噴水の設置の有無は指針の一つにしたいです。また、ランプしない場合はデカジャンヌなしで相手の盤面を処理しないといけないがちで、相手のマスカレード盤面に対する回答は限られている(&回復量が読まれやすく返しのゴーストバニッシュにケアきかないがち)ので、基本はランプをメインプランに据えつつ臨機応変に対応しましょう。
・結晶対面
今期屈指の難解対面です。基本的にコンシードを狙います。シビアな盤面読みを求められますが、正着を踏めた場合はスカルフェインなしには大きく有利、5tまでに達成されても五分くらいの試合ができると考えています。
序盤は盤面にフォロワーを並べてエルヴィーラに進化を切った際横面が強くなる展開を狙います。エルヴィーラ進化の返しにダイヤモンドマスターは必ず要求したいので、神域の狼やスカルフェインに強い盤面づくりは意識したいところです。一方で、いざダイヤモンドマスターを食らったはいいもののその盤面を処理できないと当然一瞬で負けてしまうので、盤面に吐くリソースと受けるリソースのバランスはかなり気をつけたいところです。一方で、相手が4tトップでスカルフェインを引いたような展開ではかなり無理してリソースを吐いてでも盤面を押し付けて、相手のスカルフェイン達成を妨害したいです。
中盤以降は毎ターン押し付けて相手の処理札がなくなるのを待ちます。この際、相手のダイヤモンドマスターが顔に来れるか守護にあたらされるかでこちらのライフ維持難易度が大きく変わるので、守護は極力毎ターン設置することを心がけたく、キーラとメタトロンの扱いには慎重になりたいです。また、相手のサファイアダイマスの返しに諜報員進化でダイマスだけ処理してハーフロック(進化した諜報員が上ふみして脇の進化していない諜報員と次ターンにプレーするデカジャンヌでリーサルを狙う)するのもよくある進行なので見逃さないようにしましょう。
終盤はだいたいデカジャンヌメンコになります。相手の盤面のバリア付きフォロワーのアタックが4,5がちなので、こちらの進化したフォロワーが二回回復するときれいに上ふみで返せることが多いです。その際に使うカードとして清浄の噴水が強すぎるので、このマッチの清浄の噴水は手札の充実度合いと相談しつつ温存も積極的に検討するようにしましょう。筆者の体感では1枚目はプレー、2枚目は温存によることが多い気がします。また、デカジャンヌメンコの際横でプレーするフォロワーの回復効率はとても大事で、その際一番強いカードが諜報員なことは念頭に置きましょう。このマッチでは基本的にデカジャンヌ脇でプレーします。
・進化ネメ対面
今期一のガン不利対面です。後攻の際はできることも多いですが先攻の際は相手の欠損を祈るしかない、かなりつらいマッチです。普段後攻が多い方にはお勧めのマッチアップかもしれません。
基本的にはOTKを狙います。
後攻の際は相手のシンの返しにOTKをすれば普通に勝てるのでライフ維持を優先した進行を選びたいです。盤面ロックで進化を遅らせる展開はこちらのライフが足りずアリスグリムでいかれがちなので、素直に進行するが吉です。一方で、後4エルヴィーラ進化後5諜報員諜報員だけはエクストラウィンがちなのでマリガンでのエルヴィーラはキープ推奨です。
先攻の場合は相手のシン達成ターンが6なのに対してこちらのキルターンが8で、相手のシン後の手札と戦うか相手の進化回数を遅らせるかを選択しなければならずかなり苦しいです。キリエがない場合にアリスの当たり先がないとあまり進化を稼げない/盤面が開いていないと進化回数が稼げない等の相手の手札とのかみ合いを祈り、先攻は先5諜報員進化で無理やりハーフロックからの先6アイテールエルヴィーラ進化ルウでデカい盤面を押し付けて相手の処理漏れを祈る筋があることは念頭に置きたいです。
・スペルマナリア対面
ガン不利と見せかけて意外と頑張れる対面です。基本的に後攻ゲーですが、先攻でも諜報員がGodなので意外と捲れます。
後攻の際は素直に進行しましょう。こちらの後手6ジャンヌキーラ盤面に対して相手が進化なしでリーサルをとることが難しいので、相手の先5アングレアに対してはかなり進化権を要求したいです。ですので序盤のカードの温存しすぎは怒られがちです。
一方で先攻の際は相手のアングレアに進化を切らせるのに一苦労な上、相手のリーサルターンに進化権がだいたい残っているので少しゲームが難しいです。普通に相手の盤面を処理してジャンヌに対してリーサルをとれないのを祈ることもあれば、諜報員を伏せてとられないことを祈る展開もあり、臨機応変に対応するしかないかなと思っています。
・最後に
ここまで読んでいただきありがとうございます。今回は無料コンテンツということで多くの人に読んでいただくことを第一目標に、情報量を絞って極力簡潔にまとめたつもりです。いいね等反応をいただけると今後の励みになります!回復Bでよきシャドウバースライフを!!