ここで差がつくディスカドラ
初めまして。よしだめといいます。iDealに所属しています。
ロキサス一強相方不明でメタゲームが停滞しているこの環境で、ロキサスの相方に困っている人をたくさん見かけるので、自分の好きなディスカードドラゴンをお勧めしたく思い人生初のブログを書いてみました。このブログは投げ銭方式となっていて全文無料で読めますので、気軽に読み進めていただけたらと思います。
(長文を読むのが面倒な方は4 ディスカドラの回し方の基本から読むのをお勧めします。)
1 ディスカドラの環境的立ち位置
ディスカドラは良くも悪くも相性の平たいデッキです。ドラゴン対面を理解している清浄対面にはかなり不利ですが、それ以外の対面には基本的にやれると思っています。一方でこのデッキは選択肢がかなり多いうえに大局観を求められ、お試しで触って勝てるデッキではないので、バアルV等に比べコスパが悪いデッキかもしれません。このブログが練習の一助となれば幸いです。
(アディショナル直後から私が使用していたディスカドラのレート戦績も参考までに添付しておきます。練度のない状態で使い始めたため低めの勝率になっていますが、相性のイメージはつかめると思います。)
2 ディスカドラの型について
ディスカドラには主に3つのタイプの構築があります。
・万華の鳳凰採用型
・エターナルホエール採用型
・万華の鳳凰・エターナルホエール不採用型
ディスカードドラゴンの型を選ぶにあたり、まず万華の鳳凰とエターナルホエールのカード性質を把握する必要があります。
・万華の鳳凰
進化権を切ることでお互いの引いてくるカードのコストが半減するカードです。
万華の鳳凰進化→コール→プレシオという進行を選ぶことで、通常のディスカドラよりも動き出しが遅れがちな分捲る速度が早いのが特徴です。また、通常のディスカードドラゴンに万華の鳳凰を組み込む兼ね合いで、レジー・パキケファロサウルス・竜人の吐息といったデッキ内の潤滑油や盤面処理の補強、打点補助等のテックカードが採用しづらいデメリットを持っています。
今回万華の鳳凰の採用の有無は迷いましたが、環境トップのロキサスエルフに対してライフを維持したワンランププレシオ(5t目のプレシオ着地)が一番勝率が高いので動き出しが遅い点が評価しづらいこと・ヴァンプやエルフ等ドロー能力の高いデッキが多く、鳳凰の庭園で得られるアドバンテージが互角から向こう有利になりがちなこと、清浄ビショップが環境にいる兼ね合いでアミュレットを割るカードの採用率が上がっていることを考え、採用を見送りました。
・エターナルホエール(以下鯨と表記します)
鯨はデッキ内に1コストの鯨を大量に加えるカードです。これだけ見るととても強いですが、その分デメリットも大きく、ドラゴニックコールによるプレシオサウルスのサーチが確定しないこと、デッキ内に非ドローカードが増えディスカードの安定性が大幅に下がることがあげられます。
そのため、エターナルホエールで形成した盤面で勝ち切れる環境であることが求められますが、環境トップのロキサスエルフがボードを処理しながら強いボードを作れるデッキであることが環境的に向かい風です。また、バアルヴァンパイア等ボードを処理しながらライフを詰める能力が高いデッキに対しても耐性が低く、採用を見送りました。
これらの認識をふまえ、私のディスカドラの構築は以下の40枚になっています。
3 ディスカドラの採用カード・不採用カード
ディスカドラのデッキ内のカードはディスカード札・ランプ札・その他に分類されます。
このデッキは6tのプレシオ着地は間に合っていないことが多く、ppブーストをして5tにプレシオを着地することを目指したいです。そのため、進化権を必要としないランプ札6枚とプレシオ着地後に使うディスカード札18枚、プレシオをサーチするドラゴニックコール3枚は確定カードと考えています。
一方でその他のカードに関してはそれぞれ一長一短があり、リストを合計40枚にまとめるのが難しいです。
上のカード群がディスカドラで採用されうるカード群だと思います。ディスカドラはドローを大量に回すので、2枚採用や1枚採用のカードでも他デッキに比べて高い確率で引くことができます。これを踏まえたうえで、上の採用候補カード群の私の認識は以下の通りです。
・竜炎の設計士
ディスカドラの打点補助札兼助言の捨て先となるカード。アディショナルでゲオルギウスという盤面を支える能力を持った打点カードが加わり、ゲオルギウスより汎用性に劣る竜炎の設計士の打点補助は不必要と判断しました。
・武力炎翔
環境初期に採用がみられましたが、手札が減るデメリットに見合わない弱弱しいテキストなので不必要と判断しました。
・パキケファロサウルス
パキケファロサウルスは、無料進化で実質的に水呼びの竜使いと同じだけの処理をする盤面処理札でありながら、捨てる行為がメリットになる自然カードとしての側面があります。環境トップのロキサスはボード形成能力が高いので安定した盤面処理を求められます。また、ロキサス対面やバアル対面はお互いにライフを激しく削りあうゲームを選択するので、自然カードを捨てることによる回復や打点補助の価値が高いです。また、環境的に強くディスカドラにも効果的なラミエルに対する数少ない回答でもあります。そのため環境的にこのカードの評価が高く、ほかのカードとバランスをとり一枚採用としました。
・オーシャンアングラー
リソースカード。竜の助言の追加で以前よりリソースに苦しむ頻度が減ったこと、ドローにppを割く余裕のないタイトなゲームが多いことが理由で採用を見送りました。
・ダークジェイルドラゴン
打点カード。ディスカドラはプレシオのリーダー付与効果だけでは打点が足りないので採用が必須だと考えています。烈覇のアルチザン・レジ―と散らすアプローチも試しましたが、進化権なしで打点になる点が偉く、3枚採用するべきという結論に落ち着きました。
・日輪のドラゴン
リソースカード。竜の助言の追加で以前よりリソースに苦しむ頻度が減り、覚醒状態になるまでドローできない点で竜人の吐息に劣るこのカードは不必要と判断しました。
・烈覇のアルチザン・レジ―
打点カード兼ppブーストカード。進化権を必要とするものの瞬間の打点効率はダークジェイルドラゴンを上回ります。清浄対面はレジ―とダークジェイルドラゴン2枚と憤怒の碧竜をそろえるOTKプランでしか勝てず、このカードの採用の有無で勝率が大きく変わります。またボードを形成しながらppブーストできる点がプレシオ着地後の中盤に優秀なカードで、ppブーストしながら攻めることのできる貴重なカードです。
ここまで書くととても優秀なカードですが、このデッキはプレシオサウルスに進化を切ることが確定している上ゲオルギウスという優秀な進化フォロワーがいて、進化権に余裕がありません。そのためレジ―を複数枚使用する試合展開が珍しく、また進化しないときのレジ―は弱いので、パキケファロサウルスを採用するために一枚採用としました。
・竜人の吐息
リソースカード。0コストワンドローという破格の潤滑油ですが、ちらほら採用枚数を落としているリストを見かけます。しかし、このデッキの回転はほとんど蛇竜の契りと竜の助言に頼っている上、これらのカードは必要なカードを探しに行くためにしばしば覚醒状態前にプレーされるので、リソースカードは本来手厚く採用するべきです。デッキ内にはすでにドラゴニックコールというリソースカードが存在しますが、ドラゴニックコールは引いてくるカードに即時性がない上、そもそもドローにppを使うことが許されないタイトな対面が増えているので、このカードは必ず3枚採用するべきと考えています。
・治癒のドラグ―ン
回復カード。ディスカドラ自体序盤の相手の攻めを受けてプレシオ着地後に一気に捲るデッキな上、ロキサス対面やバアル対面の激しいライフの削りあいにおいて回復の価値が高いので、0コストで回復できるこのカードは必ず3枚採用するべきと考えています。
・ゲオルギウス
アディショナルで追加された盤面処理札兼打点札。こう書くと凄いカードですが、進化権がないときのボード処理能力が高くないこと、中盤ランプカードとのくっつきが悪いこと、10ppに到達しないと打点としての性能も低いこと等があり一概に最強カードと言えるわけではありません。こうした不器用さや、ドラゴニックコールで治癒のドラグーンを引く価値の高さ等を考え、2枚採用に落ち着きました。
4 ディスカドラの回し方の基本
① ノーランププレシオは勝率30%以下
ディスカドラはノーランプだと勝つのがかなり大変です。攻め始めが7tになるので相手のビッグターンをやり過ごしながらライフを詰める必要があり、勝率は30%以下だと思っています。そのため、マリガンや序盤はppブースト札2種を探しに行くプレーをするべきです。
例えば、このデッキの契りはランプ札が見えていない時は覚醒状態になる前に打ちます。また、ランプ札が見えていない状態で2コストフォロワーと竜の助言の両方がハンドにある場合、竜の助言をプレーしてランプカードを探しに行くのがセオリーです。
② プレシオ着地後のランプの重要性
ディスカドラは基本的に勝つ能力が高いデッキではありません。ディスカードして出せる打点は1ターンに3〜4点しかなく、ダークジェイルドラゴンやゲオルギウスでライフを詰めないといけません。しかし、ダークジェイルドラゴンにはpp最大値をマイナス1するデメリットがあり、10pp到達以前は投げづらいカードです。また、ゲオルギウスは10ppに到達しないと打点としての役割を果たしづらいです。さらに、このデッキにおいて進化権はAOEや打点になりとても重要なので、10pp到達時のプレシオ無料進化の価値はとても高いです。そのため今季のディスカードドラゴンは10ppに最速で辿り着くことがとても重要です。
また、ランプは単純に次ターン以降の動きの幅が広がります。このため、ボード処理だけを考えるのではなくボードを放置したランプ行為も常に検討するようにしましょう。
③ 負けない択より勝つ択を
ディスカドラは継戦能力が高いデッキではありません。処理札が有限な上、盤面を処理しながら押し付けるほどppをズルできるカードが悲哀の赤竜しかありません。そのため、処理をして1ターン繋いでも次ターン相手は自由に行動することができ、ビッグムーブの準備や2ターンかけてのリーサルを構えてきます。ゆえに、勝つターンを遅らせる盤面処理は基本的にディスカード側に不利になります。なので、劣勢な時は特に負けない択より勝つ択を選ぶようにしましょう。
例えばこの局面。どう見てもディスカ側劣勢の局面です。このターンどう動くでしょうか。
とりあえず竜の助言で治癒のドラグーンの2枚目を引いてライフを14まで回復したくなります。しかし、ライフを14まで回復できたとして、竜の助言スタートだと次ターンこちらがリーサルを取ることは厳しいです。そうすると、2ターンでヴァンパイア相手にライフ14での耐久を求められ、かなり分が悪いゲームをさせられます。さらに、治癒のドラグーンと治癒のドラグーンを捨てるカードを引くこと自体要求値がかなり高いです。なので、盤面は全処理できませんが、竜の助言で竜人の吐息を捨てる可能性に賭けてこのターンはレジー水呼び(治癒のドラグーン捨て)助言とプレーし、次ターンの勝つ可能性を追うべき、と考えています。
④ 自分の山札の中身を把握する
ディスカードドラゴンはデッキの中身を把握しながらプレーすることが欠かせません。邪竜の契り・水呼びがたくさん山札に眠っていたら継戦能力がある程度ありますが、そういったカードが少ないときは継戦能力が低いです。ディスカドラはこういった山札の中身に基づいた判断が求められるデッキなので、相手のターンのうちに山札の中身を把握しておきましょう。また、全部把握するのが大変な人でも最低限ドラゴニックコールで引いてくるカードは把握しておくようにしましょう。ドラゴニックコールのサーチ先はプレーに大きく影響します。
⑤ 疾走が走るターンを工夫する
ディスカドラは疾走に打点を頼っていますが、守護を超えて疾走を走らせる能力が実は低いです。魔道装甲車が付与されたフォロワーやアイシイレンドリング等は水呼びの竜使い・ゲオルギウスでの突破が難しいですし、ダークジェイルドラゴン3枚を一度に打点に変換しようとするとこれらの盤面処理カードすら一緒にプレーできません。そのため、ダークジェイルドラゴンは走れるタイミングで一体走らせておくのが大事です。また、進化権とダークジェイル2枚を構える形は、ダークジェイルドラゴン×2+ゲオルギウスというパターンで守護への耐性を上げることができるので頻出です。
更に、プレシオ着地前にボードから打点を出しておくと後半の要求値が大きく変わります。アンキロサウルスが削った4点がリーサルターンを1~2t早めるので、序盤のボードからの打点を軽視し過ぎないようにしましょう。
⑥ 考えすぎ・考えなさすぎ厳禁
ディスカドラは手数の多いデッキです。1ターンに2,3回、多いときは4回ディスカすることもあります。これだけ手札を入れ替えていると、1ターンに10枚以上のカード情報を把握してプレーを決めることが求められますが、1回目や2回目のディスカで思考時間を使いすぎると後半のディスカで捨てるカードやプレーするカードを吟味する時間がなくなってしまいます。そのため、捨てるカードを選ぶのには思考時間を使いすぎないようにしましょう。私は前のターンのうちに動き出しは必ず決めるようにしています。
一方で、プレシオ着地前は択はあるもののどれも手数は基本的に少ないです。なので手札の全ての選択肢を吟味するようにしましょう。一見ありえなさそうな選択肢でも正着となることがあります。このデッキで一番勝率が変わるのは、プレシオ着地前に正しい選択肢を選ぶことができるかどうかです。
5 ディスカドラの対面ごとのあれこれ
① ロキサス対面
環境トップのロキサス対面は基本的には先行有利の五分マッチです。
相手のロキサスの展開前にプレシオサウルスをプレーすることが必要不可欠なので、先攻の時はワンランププレシオ全力のマリガン・プレーをしたいです。一方で、後攻の際は相手の先5ロキサスがこちらのワンランププレシオよりも先行するため苦しいです。ボードロックを駆使して相手の先5ロキサスをケアする手もありますが、ボードロックは相手の弱い手札に対してもライフが足りずに負けることが多いです。そのため、後攻の時は相手の序盤のボードからの打点を最小限に抑え、先5ロキサスが来た際にも相手の面を放置してプレシオを無理やり着地する権利をもらうことが一番勝率が高いと考えています。プレシオ着地後はランプの重要性を念頭に、ボードや打点とのバランスをとった択を選びましょう。相手の進化権を奪うことは相手のリーサルが遠くなるので価値が高いです。
【マリガン】
共通 託宣・レイジ
先攻 竜の助言
後攻 アンキロサウルス
この対面は2/2/2が2ターン目に出てきづらくアンキロサウルスがドローに変換されるターンが遅いこと・先攻の時はライフを守ることが容易なこと等から先攻のアンキロサウルスは返した方がいいと思っています。
また、同様の理由で、キープすることでマリガンで返すより一枚多くカードを引くことができる竜の助言は単キープするべきです。(ランプにたどり着く確率が上がる)
一方で、後攻の時はライフを守ることが相手のロキサス展開を放置しながら無理やりプレシオサウルスを着地する唯一の方法なので、後攻の時はアンキロサウルスはキープしたいです。竜の助言は人によって意見が分かれると思いますが、ライフの維持・序盤の削りの価値が高い・ドラゴニックコールを打てるターンが先行よりシビア等の理由で私は後攻の際は返すようにしています。ロキサスにはラミエルを複数枚採用しているプレイヤーが多いので水呼びの竜使いは後攻でも返すようにしています。
また、ノーランププレシオはワンランププレシオ遅刻よりゲームできない・ランプできている試合はドローにppを払いやすくプレシオにアクセスしやすい等の理由で先後とわずプレシオやドラゴニックコールは返すようにしています。
【大逆のドラゴサモナーの扱い】
ロキサス対面はヘルス4の守護の価値が高いので基本的に悲哀の赤竜を回収します。
【考慮する回復・守護札】
・回復
休息・コッコロ・シャムのいたずら
・守護
ロキサス・ラミエル
② 連携ネメシス対面
連携ネメ対面は序盤の攻めが強いですがボード以外から打点を出せるカードがレディアントアーティファクト、ヴォイドリアライズ、ガブリエルしかありません。そのため、ドラゴンの序盤受けてプレシオ着地後一気にまくる戦い方は連携ネメに相性がよく、有利マッチと言えます。
プレシオの着地が遅れるのが一番の負け筋なので、序盤は相手の強い盤面に怯えずにパーツを探しに行く意識を強く持ちましょう。
プレシオをプレーする前のターンにダークジェイルドラゴンを潜伏しておくとゴブリンクイーンへの耐性が上がりますが、潜伏に対して料理人進化アメスという回答を連携ネメが持っていること、連携ネメシスは回復能力がそれなりに高く後半意外と打点に余裕がないこと等が理由で、ライフや盤面処理に余裕があるときはダークジェイルドラゴンを潜伏しないでライフで受ける選択肢も検討しましょう。
【マリガン】
共通 託宣・レイジ・竜の助言
後攻 水呼びの竜使い
(ランプ脇は水呼びやゲオルギウスといった盤面処理札もキープします)
連携ネメシスの2コストフォロワーはドールズオーナー・鋼刃の暗器使いの二種類がよく出てきますが、ストリングマイスターへの進化権なしでの回答がディスカ側に乏しい兼ね合いで、前者が出てきたときは盤面にフォロワーを並べたくなく、逆に後者が出てきたときは処理したいです。私は3tのマイスターは連携が速すぎて厳しいと思っていますが4tのマイスターは耐えられると思っているので、主にドールズオーナーを意識したマリガンになっています。
そのため、先行のアンキロサウルスはプレーしていいかわからないので基本的に返し、2tにやることがない理由で竜の助言を単キープしています。
また、後攻の水呼びの竜使いはプレーするターンを後ろにずらしても強く汎用性が高いので、ドールズオーナーが出てきたら水呼びの竜使いを2tにプレーしない覚悟でキープするようにしています。
また、よくゲオルギウスを単キープしないのか聞かれますが、ノーランプでゲオルギウスを着地してからプレシオを着地する進行は、ボードは支えられますが相手のアイシイレンドリングやゼルガネイアと早いターンから向き合わなければならず勝ちづらいと思っていること、ゲオルギウスは水呼びの竜使いやパキケファロサウルスで代用が効くと思っていること等が理由で後攻であってもマリガンで単キープはしないようにしています。
【大逆のドラゴサモナー】
連携ネメシスはフェイランを3枚採用していて毎ターンボードを強くしてくるので、盤面処理が足りずに負けることのないように必ず悲哀の赤竜を回収します。
【考慮する回復・守護札】
・回復
料理人・ゼルガネイア
・守護
料理人・ゴブリンクイーン・アイシイレンドリング
基本的にはゼルガネイアとアイシイレンドリングを意識してプレーしましょう。これらのカードは他のカードとの両立が難しいので、比較的ケアが容易です。
③ バアル対面
五分〜微有利のマッチですお互いライフを激しく削りあう試合展開になりやすく、ヴァンパイアは瞬間の打点効率、ディスカは回復力を主張に削り合います。ヴァンパイア対面は序盤にボードから打点を出すことができると削り切るのが容易(疾走2枚で削り切れる展開に持ち込みやすい)な一方で、相手に序盤のボードから打点を稼がれると相手の6枚バアル1枚で負ける展開になりやすいので、他対面に比べて序盤のボードを重視したプレーを意識しましょう。3tにレイジを打つより3tにフォロワーをプレーして4tにレイジを打つ方がいい展開がよくあります。また、この対面は最終的に疾走を2枚持っているかどうかでゲームが決まることが多いので、レジーやダークジェイルドラゴンを極力捨てないようにしましょう。10ppに到達できない試合展開が多いので、ゲオルギウスは捨てていいことが比較的多いです。
【マリガン】
共通 託宣・レイジ・アンキロサウルス
先攻 竜の助言
後攻 水呼びの竜使い
先述の通り、バアル対面は序盤のボードが重要なこと、対面からほぼ確実に2/2/2が飛んできてアンキロサウルスをドローに変換できること等からアンキロサウルスは先後問わず単キープします。また、竜の助言を返して必ず託宣かアンキロサウルスを引けるとは限らないので、先攻のみ妥協で竜の助言をキープしています。そして、後攻は必ず水呼びの竜使いが有効牌になるので単キープします。
【大逆のドラゴサモナー】
疾走の枚数も大事なマッチなので、ハンドに蛇竜の契りや竜の助言が複数見えているときは憤怒の碧竜をとることがあります。ハンドを見て自分と相手の勝つターンから逆算して必要な方を回収しましょう。
【考慮する回復・守護札】
・回復
イオ・禍々しき侵食
・守護
(復讐時のみ)歪みし蝙蝠
バアルは回復や守護に乏しいデッキですが、イオはディスカ対面で1tリーサルから逃れる能力がとても高いです。打点効率の観点でも損していますし、イオで1ターンゲームを伸ばされるのがディスカにとって不利になることが多いので、水呼びの竜使いはあまりエンハンスで切らない方がいいと思っています。
一方で、ワルツの採用枚数が減少傾向にある影響で、相手のリーサルは守護一枚で止まることがそこそこあります。
こちらが1tリーサルから逃れたらイオがきても勝てそうなときは大逆のドラゴサモナーや悲哀の赤竜を立てるといいでしょう。
④ ロイヤル対面
今季一番の有利マッチです。ロイヤルは回復をアンリエットとゼルガネイアに頼っていますが、ゼルガネイアはロイヤル側の進化権を稼ぐ動きと両立しないこと・アンリエットは進化権を5回稼がないと回復しないこと等からディスカ側が削り切るのが簡単です。
相手に進化を早期に稼がれて早いターンにアンリエットが出てくるのが負け筋なのでカゲミツケアが非常に有効です。盤面を放置するとライフを10〜15削られることもありますが、ロイヤルは盤面以外から打点を出せるカードがペインレスサムライと猛虎しかないので、相手のボード処理よりカゲミツケアを優先した方がいいことが多いです。
【マリガン】
共通 託宣・レイジ・竜の助言
ディスカドラは盤面に生き物を出さずに自分の手札を整えることが容易なクラスなので、マリガンでは盤面に生き物を出さずに自分の手札を整えることができるカードを探しにいきましょう。
【大逆のドラゴサモナー】
今季はゲオルギウスの追加で打点に余裕が生まれたこと・ロイヤルがボード処理と回復を同時にできないこと等の理由で必ず悲哀の赤竜を回収します。
【考慮する回復・守護札】
・回復
ゼルガネイア・アンリエット・ラインハルト
・守護
アンリエット・シールドフォーメーション・ラミエル
・その他
ペインレスサムライ
ゼルガネイアやアンリエットは強い除去と両立しづらいカードなため、フォロワーを盤面に展開することが有効なケアとなるので一斉に展開することを意識しましょう。
また、守護カードを放置すると次ターンのラインハルトを取れなくなってしばしば敗着となるので、守護カードはプレシオ着地後は放置しないようにしましょう。
基本的には有利対面なので試合中は上記のカードのケアを怠らないようにしましょう。
⑤ コントロールネメシス対面
アディショナル追加後あまり見なくなったデッキなので正確な相性ではないかもしれませんが、五分〜微有利のマッチだと思っています。
だいたいプレシオ着地から3tしか猶予がもらえないので、疾走をプレシオ着地2t後には投げ始めないと間に合わないことを意識しましょう。また、この対面はレジーが強い対面なので絶対に捨てないようにしましょう。また、レジーでリーサルをとることが多いので進化権は極力1つ温存するようにしましょう。一方で、過剰なボード放置はラブソングシンガーが敗着になりかねない上ゲーム自体さほど長くないので、進化権の我慢しすぎにも気を付けましょう。
【マリガン】
共通 託宣・レイジ・竜の助言
ランプ効率がいいことが一番打点効率がいいので、序盤はランプを全力で探すマリガンがいいと思います。
【大逆のドラゴサモナー】
青を真っ先に取りたくなりますが、この対面はいかに効率よく山を掘り進められるかが重要で、竜の助言を気分よくプレーしたいので一枚目は基本的に悲哀の赤竜を回収します。2枚目以降は憤怒の碧竜を回収することが多いです。
【考慮する回復・守護札】
・回復
コンセントレイト・カプセルホムンクルス・ゼルガネイア
・守護
ラミエル
・その他
ディメンションドミネーター
コンネメに全部持たれていたら勝つのは大変ですが、コンネメは毎回全部持っているデッキではありません。時には9ppでの相手のリーサルを割り切ったプレーを選択することも重要です。
また、相手のディメンションドミネーターが遅刻しているときは、相手が無理やりディメンションドミネーターを置きに来るので、ディメンションドミネーターを置かれたら返しでリーサルが取れるような盤面づくりや手札の使い方を意識するといいでしょう。
⑥清浄ビショップ対面
相性が平たいディスカドラにおいて珍しいかなりの不利マッチです。対面がディスカドラを熟知している場合まず勝てませんが、そうでない場合は意外と勝てます。私もレート期間は初見殺しで清浄ビショップに大幅に勝ち越していました。あきらめずに試合をしていいプレーで勝ちをつかみ取りましょう。
清浄対面は基本的にレジー+ダークジェイルドラゴン+ダークジェイルドラゴン+憤怒の碧竜での20点リーサルを目指します。相手はこれを選択不可守護でかわそうとしてくるのでこちらのリーサルターンまでは相手に継続して回復リソースを吐かせることを意識したいです。そのため、プレーは基本的にパーツを集めるためのドロー効率をよくするためにランプを最優先しつつ、水呼びの竜使いやプレシオサウルス等の大型一面に対して回復リソースを吐かせることを目指します。また、OTKには進化権が必須なので、最後の進化権は必ず温存しましょう。
【マリガン】
共通 託宣・レイジ・竜の助言
マリガンやプレシオ着地前はランプを最優先します。
【大逆のドラゴサモナー】
青を真っ先に取りたくなりますが、この対面はいかに効率よく山を掘り進められるかが重要で、竜の助言を気分よくプレーしたいので一枚目は基本的に悲哀の赤竜を回収します。2枚目で憤怒の碧竜を回収します。
6 最後に
ブログを書いていたらイルガンノのナーフが発表されました…。
メタが動くことが予想されるので、記事の内容も今後更新できたらと思っています。
(iDealは今期公募はしない予定ですが、自薦は常に受け付けていますので興味のある方は気軽にチームアカウントにご連絡ください!)
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