整体教室での学び(1)
整体教室には様々な人が訪れます。初めて参加する人に参加理由を尋ねると、「自身の肩こりがひどいので改善したくて」とセルフケアを中心に学びたい人もいれば、整体のプロを目指して、もしくは他の療術をすでに仕事として行っている人がスキルアップのために参加している場合もあります。
教室には初級、中級といったレベル分けはなく、セルフケアを身につけて心身の問題を解決したい人も、プロを目指して技術を身につけたい人も一緒に同じ技術を学びます。整体教室にはその月に何度でも参加できる月謝制がありますが、月謝制を利用している生徒さんのほとんどは習い事として整体を学んでいる人たちです。整体のプロを目指すわけではないのに、テーマに関わらず週1回、2回と参加して、時に高度な技術も練習し、お互いアドバイスしては、今のは良かったですよと称え合う。整体教室が「セルフケアと人の体の調整技術を学ぶだけの場」だったとしたら、趣味で習っている人たちがここまで熱心に通うでしょうか?整体教室に一度参加してわかることは、その日のテーマに応じてこんなセルフケアがあります、こんな調整技術がありますということが知れるだけで、もちろんそれだけでも価値はありますが、稽古を重ねて技術を深めること、学ぶことになると思っていなかった学びや気づきが次々に現れることが本当の魅力なのです。
趣味で習いに来る人も、プロを目指して習いに来る人も、同じ練習をしていても気づくこと、思うことはそれぞれ異なります。職場でぞんざいな扱いを受けて怒りが溜まっていたなとか、相手に合わせ過ぎる癖があるなとか、胸を固めて生活していたなとか、今までの触れ方が雑だったと感じたり。プロアマ関係なく様々な気づきがある場であることが大切ですが、その気づきはどんな失敗でも許される雰囲気、相手に媚びへつらわなくても良い温かい雰囲気の中でしか生まれません。とくに気づきがなくても、ペアになった人に調整してもらって気持ちが良かったという日があっても良い。学ばねば、習得せねばと焦っても良いことはありません。
皆、時間とお金を使って教室に来ています。相手の生命力を奪うようなネガティブな言葉をぶつける、アドバイスを装ったマウンティングなどはあってはならないことです。集まった人それぞれに気づきがあり、年齢、稽古歴に関わらず相手の良いところを積極的に見つけることができる、それを言葉にすることができる人であってほしいと思っています。生命力を高め合おう、自分だけでなくペアになった人と共に上達しようという気持ちを常に持っている人であってほしいと思っています。
芳田整体は生徒さんに恵まれています。初めて参加する人が居ても丁寧に挨拶し、疎外感を感じないよう気遣いしてくれる人ばかりです。
可能性を広げたいと感じている人はお気軽に参加してみてはいかがでしょうか。可能性を広げたいと思っていた自身が、自身だけでなく他人の可能性を広げることもあるかもしれません。
芳田整体を見つけたきっかけ、通うようになった動機、教室の印象など、実際に通っている生徒さんの生の声をホームページで読むことができます。→芳田整体HP「生徒さんの声」