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【雑談】最近話題の体臭騒動について

女性フリーアナウンサーが「夏の男性のにおい、体臭が苦手だ」とつぶやいて炎上するということがありました。これで事務所を契約解除されるというのはさすがに可哀想だと思いますが、においについて思うことを書いてみます。


体臭ではなく服に付いた皮脂の臭い

私が初めて一人暮らしをした大学生の頃の話です。
バスタオルを洗濯し、干そうとした時にバスタオルが臭いことに気づきました。洗濯した直後なのになぜ臭いのか?当時母親のような存在だったゼミの先生に話したところ、「それはバスタオルに蓄積した皮脂が濡れて臭うの。熱湯に20分漬ければ取れるよ」と言われ、その通りやってみるとまるで新品のような無臭のバスタオルになり感動。大学で身に付けた知識で一番役立っています(あれ?)

「汗そのものは無臭である」というのは洗濯したてのバスタオルが臭うことからもわかります。夏はよく汗をかくから臭うのではなく、「汗で衣類が濡れやすいから臭いやすい」ということです。炎上した女性は「一日数回シャワー、制汗剤、汗拭きシートを使え」とつぶやいていましたが、衣類に皮脂汚れがついている限りそれを実践しても臭うわけです。逆に言えば衣類がちゃんと洗えていればそんな面倒くさいことはしなくても良いです。

出来るだけ早く乾かせ

衣類が臭いやすくなるもう一つの原因として「洗濯してから乾くまでの時間が長い」ということがあります。

倉庫でアルバイトをしていた時の話ですが、自分で自分の服が臭うと自覚しているバイト仲間がいました。熱湯漬けを教えたのですが、常に部屋干しで除湿機やサーキュレーターなど何も使っていないというので今すぐ家電屋に行けと言ったのですが、乾くまでの時間が短くなって臭いが気にならなくなったということもありました。

洗濯後の濡れている間に細菌が繁殖し、皮脂を食べて出した排泄物が臭う。いわゆる生乾き臭と呼ばれるものです。部屋干し用洗剤なるものもありますが、乾くまでの時間が長いと無意味です。部屋干しする際はエアコン、除湿乾燥機、サーキュレーターなど使えるものはすべて使い、5時間以内に乾かせば臭うことはありません。

皮脂が出やすい食生活を控える

炎上した女性はその後現場労働や建設業の方に謝罪したいと発言したそうですが、建設現場でバイトした私の経験からするとその業界の人たちはむしろ柔軟剤の香りをぷんぷんさせていました。私がいた現場で働く人は大半が妻帯者であり、妻が洗濯し、妻が柔軟剤にこだわり、黄ばんだら妻が漂白する。男性が臭いに関心がなくても妻が臭いを管理する。職人さん達の服が香るたびに「妻のパワー」を感じたのでした。

結局のところ職種は関係なく、洗濯の仕方を知っているかどうかが大事ということですが、においやすい原因としてもう一つ食生活があります。脂っこい食事や糖分の摂り過ぎで皮脂は多く出るといいますから、食生活を見直すというのも一応大切ではあります(私は洗濯の仕方の方が大きいと思っています)。

【皮脂汚れによる臭いの解消法まとめ】
熱湯(60℃くらい)に20分漬ける

出来るだけ早く乾かす
食生活を見直す

高価な洗剤は必要ありません。
臭うタオルや下着、パジャマなどがあればお試しください。

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