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ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』を読む。

1年前のFacebookより。
メモ。ミシェル・ド・セルトー

「このように形もさまざまで、断片的なもろもろの操作は、細部にかかわり、機会に応じて変化しながら、自分が使いこなすさまざまな装置のなかにしのびこみ、姿を隠していて、固有のイデオロギーも制度もそなえているわけではないが、なんらかの規則にしたがっているのではないかと考えられる。(略) これは、古くから存在する問題、技芸(アール)とはなにか、あるいは「もののやりかた」(マニエール・ド・フエール)とはなにか、という問題にさかのぼることである。」ミシェル・ド・セルトー『日常的実践のポイエティーク』ちくま学芸文庫、2021年。

この後にセルトーは「民衆文化」について言及している。これはculture populaireの翻訳であり英訳もpopular cultureである。翻訳では民衆となっているが、注7で参照されているliterature populaire はラルース世界文学事典だと大衆小説とも訳せるので大衆文化として考えられるだろう。セルトーは消費という生産について述べているので、ここでは大衆が問題にされていると考えられる。

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