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新書執筆日記20240309
現在執筆中の新書で、新しい資料などから再び取り上げます。
日本のフォークソング運動の興味深いところは、アメリカ文化のローカル化におけるカウンター・カルチャー的な受容が、日本のコンテクストにおいて変容していったところがあるということ。そこに市民運動が関係していたというところは、いくつか出版しました。新書では、文化の内容と実践された活動にも焦点をあてています。
“彼らはボブ・ディランの翻訳、あるいは日本におけるポエトリーリーディング運動をとおして、アメリカの文化(カウンター・カルチャー)が「多文化」へのまなざしを内包しながら、開かれた「公共圏」へつながることを「日本」というフィールドにおいて実践していたと考えることが出来るのではないかと思われる。“
限界芸術論からのメディア文化史 : 鶴見俊輔, フォーク音楽, ローカル文化 | CiNii Research
メディア・コミュニケーション
慶應義塾大学メディア・コミュニケーション研究所紀要