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米国ではプチバブルの匂いが続く

(本稿はFacebookグループ「よーよーの資産形成塾」からの転載です)

「S&P500最高値更新、どうします?」
「円安149円、どうします?」
「141円で買いそびれたあなた、今どうします?」
「8月初旬の急落時に買わなかったあなた、今どうします?」
など、個別相談や各種プログラムでは、皆さまの疑問とご相談にお答えしております😊

○先週の相場

           終値     前週比
S&P500      5,864.67   49.64
日経平均     38,981.75   -624.05
ドル円        149.53     0.39
米10年国債利回り     4.082     -0.023

○振り返りと今週の注目

前回、前々回と、米株は多少割高でも上昇が続くバブルの匂いがあると述べてきましたが、その後も米国株式相場は上向きの地合いが続いています。S&P500は6週連続の上昇で、最高値更新を継続中です。

バリュエーション上は割高となってきており、S&P500のPER(株価収益率)は21.9倍まで上昇しています。ただし、相場にはプチバブルの雰囲気があり、高バリュエーションが許容されそうな感じがあることから、多少相場について行く気持ちがあった方が上手くいきそうです。

実際、米国経済は今のところ予想以上に強い状態が続いており、これが株価の支えとなっています。経済の強さを受けて米国債利回りが再び4%乗せとなっており、金利上昇だけ見ると下げ材料ではあるのですが、景気の強さと物色されるセクターの広がりや、米大統領選後の株高というアノマリーを先に取りに行く動きが押し上げ要因となっております。また、世論調査でトランプ前大統領がリードしている点を指摘する声もあります。

一方、日本株については、取引時間中に4万円台を回復する局面がありましたが、全体としては3万8〜9千円台で上下する展開となっています。過去6週間は上昇4週、下落2週で、海外での悪材料に引っ張られる一方、好材料に対しては戻りが弱いとか、4万円の節目で上値が重くなったりしており、円安にもかかわらず株高の勢いにやや乏しい状況です。

27日の衆院選で自公が過半数割れになるのではないかとの見方も出てきており、これが株の鈍さにつながっている感じもあります。

以前に述べた通り、金融市場にとってネガティブなのは、
− 自民党が惨敗して政権交代が起こる
− 自民党が大勝して石破首相の力が強まり課税強化を口にし始める
場合かなと思います。

全体としては、日米ともコアの投資姿勢を継続しつつ、今の勢いが続く可能性から余裕資金の一部をアップサイドに投じ、相場が急落した際に買える余力も多少残しておくというのが良さそうです。

前回も申し上げましたが、大きなショックがなく、相場環境が崩れなければ、いくつかの調整があっても結果的には買いが機能するということになりそうな雰囲気があります。

当面は株価動向に注意を払いつつ、米国の経済・政治の動向を受けて金利や為替も動きそうですので、今から年末にかけては、相場が上下に振れる中でリスクを取りに行くことを検討していきたいと思います。

日本は10月27日の衆院選、米国は11月5日の大統領選挙と7日のFOMC(連邦公開市場委員会)の政策決定に注目です。

引き続き楽しく増やす資産形成をしていきましょう😊

(*本稿の画像:日本経済新聞より)

私が代表を務める「ワイズ・アセット・デザイン」のウェブサイト

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日経ビジネスに私の記事が掲載されておりますのでご覧ください
役職定年を割り切れず、学び直してメガバンクの肩書を捨てた:日経ビジネス電子版 (nikkei.com)


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