【入社前準備】地方のドラッグストアの正社員になる方へ。
早いことに新しい年が始まり、もう半月が過ぎてしまいましたね…!
これから入社を控えた学生さん達は、卒業研究の追い込みに入っていたり、離れ離れになる前に友達に会ったり、趣味の時間やアルバイト等に充てたりしているのではないかと思います。
早くから内定者研修・事前課題等を行う会社もある様ですし、中には内定獲得後に「インターンシップ」をして実力を蓄えている「強者」もいる様です…。
私は同じ時期にどうだったかというと、アルバイトや卒業研究の追い込みに加えて、卒業旅行に行ったり、会いたい人たちに会いに行ったりと、予定がたくさん入っていてバタバタしていた気がします。
ドラッグストア業界は「休みが不定期&2連休の取得が限度」と聞いていたので、予定をたくさん入れていました。
実際の所、その通りなのですが…。
それでは本題に入ります。
今回は、私が実際に行った「入社前準備」と「やっておけば良かったな…と思った事」をお伝えします。
※あくまでも私の個人的見解になります。その点はご了承ください。
【脱・ペーパードライバー!】
地方のドラッグストアで働くには、「自動車運転免許」が必須です。
私の職場では、パートさん・アルバイトさん(学生さんも含む)も、ほとんどの方が車通勤です。
基本的に不便な場所に立地しているので、車通勤(1時間圏内目安)が当たり前なのです。
また、研修や講習会・オープニングセールの手伝い・他店舗の応援(正社員不在や資格者不在の時)・店舗間での商品の移動等で、様々な場所に行く必要があります。
研修やオープニングセールの手伝いの際には、「高速道路」を利用して遠方へ行くこと(高速道路利用で2~3時間くらいの場所)もあります。
私の職場では、オープニングセールの手伝いや他店舗の応援は、入社3ヶ月目くらい(?)から始まりました。
私もペーパードライバーだった為、内定を貰ってから、父と一緒に必死に練習しました。(教習の段階から運転が苦手で、かなり時間を要しました…。)
また同期の中に、卒業式間際に運転免許取得&車の購入をして、入社にギリギリ間に合わせたという子もいました。間際だった為、あまり練習の機会が無かったそうです…。
人それぞれ得意・不得意があったり、卒業までに色々な予定があったりするとは思いますが、できるだけ早いうちに運転に慣れておいた方が無難でしょう。
もし余裕があれば、高速道路の運転も一度経験しておくと良いと思います。
(私は高速道路の運転ができないので、いつも知り合いにお願いしていますが…。)
仕事が始まってから、いきなり勘で運転するのは大変ですからね…。
【近隣店舗でのアルバイト】
これは、本当にやっておいて良かったと思っています。
理由は、新入社員研修では店舗業務(レジや接客等)の講義時間はごくわずか(ごっこ遊びレベル)で終わってしまったからです。
そんな状態で「明日から店舗でレジや接客をやって下さいね。」はさすがに無理がありますよね…。
大学時代のアルバイトが飲食店だった事もあり、レジ操作・品出し・期限チェック等に慣れる為に、近隣店舗でアルバイト(入社前の2ヶ月間)をしました。
繁忙期を過ぎた年明けに飲食店を退職したので、短期間のアルバイトとなりました。
やはり飲食店とは業務内容が異なるので、「動きに慣れる」までに時間がかかりました。
個人経営のお店とチェーン店では色々と勝手が違うので、それも影響していたと思います。
また、業務ひとつひとつに「ルールやマニュアル」があり、短期間でそれらを覚えるだけでも大変でした。
特に苦戦したのは、レジ業務の習得です。
最近では「支払い方法の多様化」によって、レジ操作が複雑になっています。
今の世の中には、現金・カード・電子マネー・スマホ決済・金券・ポイント支払い・クーポン券利用(紙or電子)…といった様々な支払い方法がありますよね。
(ディスカウント系のお店だと「現金のみ」のシンプルな支払い方法になっている事が多いです。)
それに加えて、「会社独自・地域独自のマネー」を取り扱う所や、「一部店舗限定・地域独自のサービス」を提供する所、「公共料金や通販の支払い」を受け付けている所もあります。
お客様にとっては便利な反面、取り扱う側に立っている私たちは大変なのです。
コンビニでのアルバイトを経験された方ならそこまで苦戦しないと思いますが、未経験だと「完全に習得する」までに、ある程度の時間を要するでしょう。
「確実かつスピーディーに」となると、更なる時間を要します。最低1ヶ月~2ヶ月が目安で、場合によってはそれ以上かかります。
入社後にゆっくり覚えても良いのですが、入社前にアルバイトをすることには、「メリット」が色々とあります。
会社としても、早期に業務習得をしてもらいたいでしょうし、人手不足解消にもなるので、入社前のアルバイトは歓迎される可能性は高いと思います。
(時給が割増になっていたら、なおさらラッキーですよね!)
たった2ヶ月でも学びが多かったくらいなので、3ヶ月以上ガッツリ働くとさらに色々な経験ができると思います。
「勉強したい・業務習得したい」という内定者の意欲的な申し出を断る事は、よっぽどないと思います。
興味のある方はぜひ採用担当者さんに相談してみてはいかがでしょうか?
【小売業や医薬品の知識の習得】
これは「やっておけば良かったな…」と後悔している事です。
不採用続きになった事もあって、当初はドラッグストア業界で働く事にあまり乗り気ではなかったのです。
入社前にアルバイトこそしていたものの、小売業や医薬品に関する知識の習得には消極的でした。
私の周りにも、希望していた職業に就けなかった、公務員試験に落ちてしまった、不採用続きで卒業式あたりで内定を貰ったという理由で、知識の習得にあまり乗り気ではない子が多くいましたね…。
(私が働いてる会社だけがそういう風なのか、ドラッグストア業界全体がそういう風なのか…?)
しかしながら、そうしてしまった事で、後の仕事や資格試験に支障が出てしまいました。
新入社員研修では、小売業や医薬品に関する話はほんのわずかで、社会人としての心構え(ワークショップ込み)・会社の歴史やビジョン等の話が中心でした。研修の時間も限られているので仕方がないのですが…。
その様な状態で現場に出た為、店長たちが使う「用語」が全く分からなかったり、お客様に質問をされても答えられなかったりした訳です。
登録販売者の試験勉強に関しても、4月半ばくらいから短期間で新しい知識を詰め込んで、7月・8月の登録販売者試験にギリギリ間に合わせた感じです。
「付け焼き刃」な知識となってしまったので、後から学び直すのが大変でした。
入社前にアルバイトをしている段階から、本を読んだりして少しでも勉強しておけば、もう少し楽だったんだろうな…と思います。
【最後に…】
第一志望でドラッグストアに入社される方も、入社にあまり乗り気ではない方も、これからの仕事を楽しんでいきましょう!
ドラッグストア業界を踏み台にして本当にやりたい仕事に就くか、この業界で何十年も働くかどうか、そこは自分次第だと思います。
(社内に「異業種から転職してくる人」と「異業種へと転職する人」、どちらもそれなりにいますからね~。)
小売業界は競争が激化していて大変な事も多いのですが、自分で発注した商品やオススメした商品が売れていく様子を見るのはとても面白いですよ。
これが「小売業の醍醐味」だと私は思います。
それに、これから出会う先輩社員が、「社会人としてのお手本(ロールモデル)」や「後の人生に影響を与えてくれる人」になるかも知れませんよ!
「キャリアは偶然の出会いによって決まる」とも言われているくらいですからね!(^-^)
ではまた~!(^o^)
#私の仕事 #仕事の話 #仕事 #働く #地方で働く #地方で暮らす #小売業 #チェーンストア #ドラッグストア #登録販売者 #正社員 #エッセンシャルワーカー #業務習得 #社員教育 #入社前準備 #入社前にすべきこと #内定後 #内定者アルバイト #入社後活躍 #新入社員 #ピカピカの1年生 #就職活動 #就活 #新卒入社 #転職活動 #中途入社 #計画的偶発性理論 #現場のリアル #現場の声 #知ってほしいこと #新社会人に伝えたいこと
★「求職者の方にオススメの記事」をマガジンにまとめています。★
主な内容は、仕事を通して考えた事や、課題だと思った事などです。(私の個人的見解です。その点はご了承ください。)
よろしければ、入社前準備としてご覧ください。↓