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生きて行く為に必要なリテラシーとは?!リテラシーを学ぶ!

今後の人生をどう生きて行くか?
この質問に答えられる人は少ないだろう。では、生きて行かない訳ではない今後の生き方をどう捉えているのか。必要な情報を必要な分だけ、自分に必要な形に変えてインプットする必要がある。そのままの情報量では多すぎて必要なもの、そうでないものの区別がつかないからである。

これからを生きて行く為に必要なリテラシーを学ぶ!


皆さんが一度は聞いたことがあるリテラシーには、種類があるのはご存知でしょうか?
リテラシーとは、作法、振る舞いといった物事に対しての解釈から思考、そして行動における一連の流れのことです。

・コミュニケーション・リテラシー
(異なる考えを持つ他者と交流しながら自分を成長させること)
・ロジカルシンキング・リテラシー
(常識や前例を疑いながら柔らかく複眼思考すること)
・シュミレーション・リテラシー
(頭の中でモデルを描き、試行錯誤しながら類推すること)
・ロールプレイ・リテラシー
(他者の立場になり、その考えや思いを想像すること)
・プレゼンテーション・リテラシー
(相手とアイデアを共有するために表現すること)
・ファイナンシャル・リテラシー
(お金を正しく理解し、使い、守り、殖やすこと)

藤原和博さんが考える5つのリテラシーの他にお金に対してのリテラシーを追加して学んで行きましょう。


「よのなか科シリーズ」(筑摩書房)や『坂の上の坂』(ポプラ社)、
『35歳の教科書』(幻冬舎)など、数多くのベストセラーを生み出し、
東京都の義務教育では初めて民間出身者として校長を務めたことで有名です。
藤原さんはこの本のなかで
「成熟社会で求められるのは情報編集力である」と、くり返し述べています。

リテラシーの総合力として、全てを併せ持った『情報リテラシー』という形で覚えておこう。


5つにプラスした『ファイナンシャル・リテラシー』


藤原先生がいつもお話してくださる5つのリテラシーを学ぶ中で、もう一つ大事なリテラシーをご紹介したい。
それは、先ほどもお伝えした「ファイナンシャル・リテラシー」です。
簡単に表すと「お金の知識」と表すことが出来ます。
6つを合わせたリテラシーが総合の『情報リテラシー』と私は呼んでいます。

「正解のない時代を切り拓く読書」本書の第4章を参考にそれぞれをご説明致します。


「コミュニケーション・リテラシー」


「異なる考えを持つ他者と交流しながら自分を成長させる技術」
これについては言葉の通りの意味合いです。
人の話をよく聴くこと。人の言葉と自分の思考を合わせることで進化し、相手との関係性を築くということ。
コミュニケーションは聴くことから始まります。勘違いしやすいのが、最初からお互いということから始まる場合です。コミュニケーションは自分から始めるという認識だと良好に進化していきます。

「ロジカルシンキング・リテラシー」


社会にはさまざまな価値観が共存しています。
そのなかで生きていくには、他人の納得解を理解しすること。
さまざまな事象をロジカルに分析する力が必要で、このロジカルシンキング力は、あるテーマに関する意見をまとめたり、理詰めで説明したりすることを重ねるといったことを通して理解する「納得解」と表せます。
すでに決まっている「正解」ではなく「納得解」という言葉がポイントです。

「シュミレーション・リテラシー」


ある事象を理解するとき、自分のアタマのなかでモデルをつくって、試行錯誤しながら、類推し、確かめていく能力といえます。教科で言えば理科に相当します。
シュミレートの基本は想像。想像し思考する工程で先をどれだけ読むことが出来るかが必要な能力と言えます。
本書では「理科」と表しています。これはそのままの言葉で納得すると頭に入りやすいのではないでしょうか。

「ロールプレイ・リテラシー」


子どもが母親の役割を演じることでその立場を理解し、家族のなかでの自分の位置を確認します。
ロールプレイングとはその立場になって演じることという意味です。
これは相手の立場にたって物事を考えることで、「情報社会」という複雑な世界を整理して考えることに役立つと考えられます。

「プレゼンテーション・リテラシー」


自分の考えを他人にもわかるように表現する技術。
さまざまな考え方が共存する社会においては必須のリテラシーです。
相手をイメージすることが必須です。さらに十人十色の世界観を持っている相手のことを理解していなければなりません。理解することで自分が出来るプレゼンに価値が生まれます。
自分本位のプレゼンでは相手を動かすことは出来ないでしょう。

以上が5つのリテラシーの概要です。


この先の人生に必要なリテラシーということが分かってきたと思います。
何かが得意で何かが苦手ということももちろんあると思いますが、総合的に情報をどう捉えてどう相手に伝えるのかが重要になって来ます。


最後にファイナンシャル・リテラシー


日本人が必要な5つのリテラシーの他に常に考えなければならないリテラシーの一つです。
日本人はお金の知識や活用能力が極端に低いと言われています。
なぜかお分かりでしょうか?
親から箸の使い方は教わりますが、お金の使い方は教えてもらっていません。海外では食卓でお金の教育がなされているのです。


小学校から高校という大事な頭を作る期間に、国語や社会は勉強しますが、金融や資産形成に関する実践的な方法を学ぶ授業がないのが現状です。
文法や歴史がお金の使い方に役立つのでしょうか?答えはNOですね。

一番身近で、一番人を悩ませるものの勉強をさせてもらえないのが今の学校という場所ではないでしょうか。
日本人はお金の話をすると嫌な顔をされる場合が多いと思われます。
私たちがファイナンシャルリテラシーを鍛えるチャンスはなかなかないのです。

先進国の多くはお金に関する教育を徹底しています。日本が先進国と言われているにも関わらず、遅れをとっているのはこの差が原因です。海外では、ファイナンスについて小さいころから学び、複数の収入源をもつという概念を身に付けています。1つの収入に依存しない生き方を知っているのです。

日本は依存の国といえるでしょう。
この先、この考えをもった人はどんどん遅れをとっていくのは間違いありません。ですが、学んでいないことを実践することは不可能です。

学ぶのは遅れてからではなく、遅れを取らないように学ぶのです。
それが「今」なのかもしれません。


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大山 裕介@noteの心理カウンセラー
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