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ハトクラ参考書〜プリンセス編〜

どうも、「わゐゑす」です。
『ハートオブクラウン』のプリンセスについて解説します。

なお、ここでご紹介するのは、オンライン版を基準にしているため、ボードゲーム版(第二版)に準拠し、基本セットのみ(追加セットのプリンセスは除外)です。ご了承ください。

第一皇女 ルルナサイカ

さて、1人目のプリンセス、ルルナサイカ
第一皇女、つまり前皇帝の第一子。

・能力

『継承点6点を得る。』
第一皇位継承権者ということもあり、継承点6点を自前で持っています。
プリンセスを擁立→戴冠式(継承点20)を目指すこのゲームにおいて、最もシンプルに勝利条件と直結した能力です。

・戦略

能力を最大限発揮できるよう、擁立する際に農村(継承点-2)が直轄地にならないように意識したいです。
農村擁立に気をつけながら、序盤〜中盤の擁立に向いており、6点分のリードを活かしてゲームを進めることで、自ずと勝利に近づくでしょう。
擁立後は、戴冠式に向けて足りない継承点を集めていきます。
都市や大都市を集めながら、公爵(継承点6)3枚を獲得し、セットできれば、合計継承点24に到達、戴冠式となります。この場合、仮に延長戦に突入しても、公爵1枚で継承点30、即位が可能です。
また、皇帝の冠(継承点14)であれば、自身の継承点6と合わせて、ちょうど継承点20で戴冠式を迎えられます。

第二皇女 ラオリリ

2人目のプリンセス、ラオリリ
前皇帝の第二子で、ルルナサイカとは異母姉妹の関係。

・能力

『擁立時、マーケットから宮廷侍女を5枚まで獲得する。』
まだ幼いが、母が貴族出身であり、貴族間の支持が強く、多くの貴族が子女をラオリリの侍女として付けています。
ルルナサイカのような、直接継承点を得る能力ではないものの、宮廷侍女(継承点2)×5、計10点分の継承点がデッキに加わるため、なかなか侮れない能力です。

・戦略

デッキに加わった5枚の宮廷侍女を、1ターンに1枚ずつしか引けない状況が続くと、明らかにペースダウンになります。
なるべく、2〜3枚を揃えて継承権セットできるように、ドロー系行動カードの充実したデッキ作りが望ましいです。
また、追放系行動カードを活用しながら、デッキ枚数が増えすぎないような意識もしていきたいところ。
序盤はデッキ内のドロー系行動カードや、総数といったことを意識しながら、中盤あたりでしっかり擁立できると良いです。

大方博雅の姫 ベルガモット

3人目のプリンセス、ベルガモット
前皇帝の血縁関係にある家の一人娘で、錬金術を得意とする才女。

・能力

『各ターン1回、手札の呪い以外のカード1枚を捨て、捨て札の行動カード1枚を手札に加える。』
手札1枚を捨て札の行動カードに変換する、まさに錬金術と言える能力。
実質、手札の不要札1枚が有効札になるようなもので、状況に応じて、ドローや妨害などに変換できます。

・戦略

何はともあれ、行動カード前提の能力。マーケット時代ではあるが、序盤のうちに有効な行動カードを集められると良いですね。
錬金術師のような、強力な行動カードを獲得できていれば、恩恵は大きいです。
行動カードを集めつつ、中盤の頃合いを見て擁立したいです。擁立は他プレイヤーに先を越されたくなければ、多少の農村が直轄地に行くのはやむを得ないと割り切っていいですが、直轄地のキープを活用することもあるので、少なくとも都市1枚くらいを絡めて擁立できれば◎です。
山札を引ききって、捨て札のリフレッシュを挟むと、能力が死んでしまう点には注意しましょう。

南海の市姫 クラムクラム

4人目のプリンセス、クラムクラム
帝国最大の力を持つ商家の娘で、彼女自身いくつもの商店を任される辣腕の商人。

・能力

『自身の購入コストは-1される。(0以下にはならない)』
商人らしい、購入コストに関連した能力です。
商人としての人脈か、はたまた、値切っているのか…

・戦略

クラムクラムの能力は、擁立が早ければ早いほど効果的です。基本的に、最序盤はクラムクラムの擁立競走になりがちです。
最速で擁立できるなら、直轄地に何枚農村が入ってでも、最序盤での擁立が理想。
擁立後は、購入コスト軽減でリードしながら、逃げ切りを狙ってみると良いです。
購入コストが軽減されることで、一部カードの優先順位が変わったりします。
例えば、4コイン発生の時、本来5コインの議員(継承点3)を購入できますが、実は、2コインになった宮廷侍女(継承点2)を2枚買った方がお得だったりします。
ただ、後出しでラオリリを擁立された場合、一気に宮廷侍女5枚を取られるので、逃げ切り難しいと判断したら、ミットレンジに作戦変更しましょう。

姫将軍 フラマリア

5人目のプリンセス、フラマリア
前皇帝の姪であり、若くして一軍を率いる将軍。

・能力

『擁立時、マーケットからコスト5以下のカードを2枚まで獲得する。』
最大10コイン分の軍備補充になるので、お得感のある能力ですね。
何を選ぶかは、マーケットとプレイヤー次第。

・戦略

擁立時に獲得するカードは、その時のマーケットやゲーム展開にもよるので、いわゆる定石と呼べるような戦略は思いつきませんが…
能力で獲得したカードは山札の上に置かれるため、確定で次の手札に加わるのがミソです。
固定のマーケットから議員(継承点3)2枚を獲得すれば、1ターン分のロスはあるものの、実質ルルナサイカのような運用になったりします。
個人的には、運良く錬金術師2枚が出ているような状況であれば、クラムクラムよりも最優先で擁立します。その後のドロー供給が宇宙になるので、運良く機会に恵まれたら、ぜひお試しください。

双子の姫 レイン&シオン

最後に紹介するのは、レイン&シオン
魔術を得意とする双子のプリンセス。

・能力

『擁立時、カード総数が22~24なら2個、25以上なら3個の双子カウンターを得る。
双子カウンターを消費して、追加ターンを得る。』

双子カウンターを消費することで2回行動をするというもの。

・戦略

追加ターンを得るため双子カウンターの条件がデッキの総数であるため、必然的に擁立は遅めになりがちです。
はじめからレイン&シオン狙いをすると言うよりは、序〜中盤の擁立で出遅れたプレイヤーが、追加ターンで追い上げを図るためにレイン&シオンを擁立するパターンがほとんどだと思います。
デッキが多いぶん、目当てのカードを引きにくくなりがちなので、早馬や斥候のような、軽量のドロー系行動カードでかさ増ししておけるとよいです。
擁立は、マイナス継承点がつかないように、また、直轄地キープを活用して、追加ターンの爆発力を上げることも視野に入れ、複数枚の都市から擁立を目指しましょう。
ただし、擁立遅れ気味なプレイヤーが、自分の他にもいる場合に、先にレイン&シオンを擁立されるとかなり厳しくなるので、場合によっては25枚(双子カウンター3個)にならずとも、擁立してしまう選択肢も考えましょう。

おわりに

今回は、ハートオブクラウンのプリンセスについて解説してみましたが、いかがでしたか?
個性豊かなプリンセスたち、自分のプレイングに合うプリンセスや、推せるプリンセスは見つかりましたか?
各プリンセスの特徴や、得意とするゲーム展開など、今後ハトクラをプレイする際に参考になれば幸いです。

まだまだうまく言語化できずに、書き足りないところもあるので、整理できたら随時更新してみたいと思います。

また、好評でしたら、別の解説も書いてみたいと思っています。
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