【遊戯王】既存魔轟神のおさらいと役割/魔轟神歴12年の筆者による考察記事Part2
はじめましての方、はじめまして
わいえすと申します
ほかの記事をご覧になっていただいている方、いつもありがとうございます
今回の記事ですが、10月31日発売のBLAZING VORTEX(以下BLVO)にて待望の新カードが登場する魔轟神について取り上げています
前回のPart1では新規魔轟神5種について解説・考察していますので、まだご覧になられていない方は、Part1からご覧になられることをおすすめします
今回Part2では、既存の魔轟神について、テーマとしての解説や、主要カードの役割について触れていこうと思います
魔轟神について
そもそも魔轟神というテーマは、デュエルターミナル(以下DT)における「魔轟神復活!!」にてカテゴリしたカード郡です
光属性・悪魔族の「魔轟神」ならびに光属性・獣族の「魔轟神獣」が該当します
DT世界のストーリーにおいては、地上界と混沌の門を介して繋がる「魔轟神界」に存在する神々であり、悪戯に無差別攻撃を繰り返し、終いにはジュラックを滅ぼすに至りました
その後、ネオフレムベルやトリシューラにより殲滅されましたが、まさに悪魔らしい活躍と爪痕を残したと言えるでしょう
OCGにおける魔轟神は、「手札から捨てられた時に発動する効果」「手札を捨てて発動する効果」を持つカードが多く存在し、手札を捨てながらボードアドバンテージを稼ぎ、消費した手札を補充する戦術を得意とします
また、展開力を活かし、連続シンクロなどといった芸当もお手のものです
盤面の管理をしながらのビートダウンや、爆発的展開力からのワンショットキル、先行クェーサーなどなど、構築やプレイングの両面で自由度がかなり高く、10人いれば10人が違った構築、プレイングになると言っても過言ではないでしょう
その自由度の高さゆえ、相手や状況に応じたプレイングを要求されますが、使いがいのあるテーマです
既存「魔轟神」モンスターについて
既存の「魔轟神」モンスターの中でも、よく使われるものをピックアップしていきます
1:魔轟神グリムロ
場に「魔轟神」が存在する場合、自信を手札から墓地へ送り、デッキから同名以外の「魔轟神」モンスターを1枚サーチする効果を持つ、レベル4魔轟神モンスターです
あらゆる「魔轟神」モンスターにアクセスできる上に名称ターン1の制限もなく、手札も減らないため、魔轟神デッキにおいて潤滑剤の役割を担う必須カードです
少し手間ですが、このカードからマルコシアをサーチすることで、「魔轟神」魔法罠にもアクセスできますし、逆に、マルコシアから魔轟神界の階をサーチし、魔轟神界の階発動時の効果でグリムロを墓地へ送り、魔轟神界の階②効果で回収することもできます
2:魔轟神クシャノ
自身が墓地に存在する場合、手札の魔轟神を捨てて自身を回収する効果(「手札を捨てて発動する効果」)を持つ、レベル3魔轟神チューナーです
手札にある「捨てられた場合に発動する効果」を持つ魔轟神の効果を発動させるトリガーになるため、最優先で墓地に送りたい魔轟神です
こちらも名称ターン1の制限はなく、1ターンのうちに手札と墓地を何往復もする働き者です
墓地に送る手段がかなり増えているため、特殊な構築でない限り、1枚あれば十分です
(別途記事作成予定のレヴュアタンループの場合は2枚必須になります)
3:魔轟神クルス
手札から捨てられた時、墓地から自身以外のレベル4以下「魔轟神」モンスターを蘇生する効果(「手札から捨てられた時に発動する効果」)を持った、レベル2魔轟神モンスターです
事前に墓地に魔轟神モンスターが送られている必要がありますが、大抵の場合、クルスをサーチしてきたグリムロが墓地にいることが多いので心配はいりません
墓地が肥えてくると、蘇生対象の選択肢が広がり、展開を大いにサポートしてくれます
4:魔轟神獣ケルベラル
手札から捨てられた時に、自身を特殊召喚する効果(「手札から捨てられた時に発動する効果」)を持つ、レベル2魔轟神獣チューナーです
グリムロの効果発動条件の関係上、展開が容易な魔轟神であることそのものが利点になります
また、魔轟神のシンクロ体はすべて魔轟神チューナーを要求されますので、展開が容易なケルベラルの存在が重宝します
後述のガナシアとレベル5シンクロ、レベル6モンスターとレベル8シンクロ、レベル8モンスターとレベル10シンクロ…と、活躍の場が多いです
もちろん、自身ともう1体のモンスターでハリファイバーに繋げられるのも大きな利点のひとつです
初動からあらゆる場面においても活躍してけれます
5:魔轟神獣ガナシア
ケルベラル同様、手札から捨てられた時に、自身を特殊召喚する効果(「手札から捨てられた時に発動する効果」)を持つ、レベル3魔轟神獣モンスターです
ケルベラルとは異なり、捨てられて特殊召喚した場合、場から離れると除外されます
展開が容易のため、シンクロやリンク素材として重宝します
6:魔轟神獣チャワ
魔轟神獣チャワは、手札の「魔轟神」モンスターを1体捨てて、自身を手札から特殊召喚する効果(「手札を捨てて発動する効果」)を持つ、レベル1魔轟神獣チューナーです
初動にこのカードと前述のケルベラルかガナシアがあれば、ハリファイバーに繋げられます
7:魔轟神ソルキウス
手札のカードを2枚墓地へ送り、墓地から自身を特殊召喚できる、レベル6魔轟神モンスターです
コストが“墓地へ送る”のため、捨てられた時に発動する効果を持つ魔轟神は、効果を発動出来ないので注意が必要です
事前に、クシャノで手札の捨てられた時に発動する効果を持つ「魔轟神」モンスターの効果を使い、手札に加えたクシャノをコストにするのが主な使い方になります
以前は、ソルキウス+レベルスティーラー+クシャノでトリシューラを出したり、盤面打点を増やしてリーサルへ持ち込むなど、活躍の場がありましたが、ハンドコストの重さ故か、最近ではあまり見られなくなりました
もたついた手札を減らせる点や、数少ないレベル6の魔轟神ですので、レベル4チューナーである魔轟神獣ルビィラーダと、レヴュアタンをシンクロ召喚できる点で評価できます
8:魔轟神獣キャシー
手札から捨てられた時、場の表側カードを1枚破壊する効果(「手札から捨てられた時に発動する効果」)を持つ、レベル1魔轟神獣チューナーです
破壊効果は強制なので注意が必要ですが、盤面に直接干渉できる効果を持った数少ない魔轟神です
相手の邪魔なカードを退かせられるのはもちろん、レヴュアタンループでは自分のレヴュアタンを能動的に破壊するなど、様々な役割を担います
9:魔轟神レイヴン
メインフェイズに手札を任意の枚数捨て、レベルと攻撃力を上昇する効果を持ちます
コストではなく効果によって捨てるため、「暗黒界」モンスターの効果も発動でき、暗黒界と魔轟神の混合デッキを作る際には覚えておきたい1枚です
10:魔轟神獣ユニコール
魔轟神獣のシンクロ体
相手と手札枚数が同じ場合、相手の発動した効果を無効にし破壊する効果を持ちます
サンダーブレイクなどの手札コストを要す罠や、無謀な欲張りなどの手札を増やせる罠を多数採用し、常に相手と手札枚数を揃えることでロックするデッキも存在します
11:魔轟神レイジオン
魔轟神のシンクロ体
シンクロ召喚時、手札が2枚になるまでドローする効果を持ちます
TGハイパーライブラリアンと合わせて、手札0枚→3枚や、増えた手札を使って2体目以降のレイジオンのシンクロ召喚へと繋げる戦術(通称「レイジオンぐるぐる」)が強力です
複数体並べやすいレベル5シンクロモンスターということもあり、フォーミュラシンクロンと合わせて、先行1ターン目から、シューティングクェーサードラゴンやコズミックブレイザードラゴンのシンクロ召喚により制圧するデッキタイプもあります
12:魔轟神ヴァルキュルス
魔轟神のシンクロ体
手札の悪魔族を捨て、1ドローする効果を持ちます
魔轟神の効果を発動するために墓地から回収したクシャノを捨ててドローするのが基本的な使い方になります
手札交換以外の効果を持たないため、優秀な効果を備えた他の汎用レベル8シンクロモンスターに枠を取られがちです
EX枠が余っていれば、1枚くらい採用してもいいかと思います
13:魔轟神レヴュアタン
魔轟神のシンクロ体
レベル10の親玉です
しかし効果は親玉らしからぬ…
破壊され墓地へ送られた時、墓地から「魔轟神」モンスターを3体まで回収する効果を持ちます
地味…
ですが、この回収効果、使い方は様々ありますし、やられてしまってもその後の展開に繋げられる点を評価できます
新規の魔轟神罠である、「弑逆の魔轟神」にて蘇生でき、壁役としての打点、後続へ繋げるリソース回復役を担います
また、回収効果を利用したループ(通称レヴュループ)なども存在します
これで、既存魔轟神の主要なカードはある程度抑えられたかと思います
デッキを作る際など、少しでも参考になれば幸いです
それでは今回はこの辺りで失礼いたします
Part3以降も順次アップ予定ですので、よろしければお気に入り登録、フォロー、応援などなど、よろしくお願いいたします
次回
魔轟神の強み弱みとよくある構築/魔轟神歴12年の筆者による考察記事Part3
ぜってぇ見てくれよな